活動の記録

 男子バレーボール部

【準優勝】インターハイ 西部地区予選 

「新人戦の県大会ベスト4は地域予選を免除」というルールが適用された為、西部地区では浜松修学舎・聖隷クリストファー・浜松日体の3チームが県大会からの出場となりました。よって、今大会はそれ以外のチームで西部4位の座を争う大会となり、浜工は優勝のみを目指し2日間戦いました。

 

大会結果はこちら←


1回戦 シード


2回戦 vs常葉菊川 2-0 

25-9、25-14

 

ー第1セットー

いつものメンバーに加えてOPの位置に大槻(Ei科3年・三ケ日中)、MBとして林(P科3年・南陽中)が出場しました。リベロには松尾(M科2年・高台中)・田中(E科1年・庄内中)と、早くも1年生が登録されました。

試合は終始浜工のペースで進み、大量リードを保ったまま1セット目を先取しました。

 

ー第2セットー

第2セットはOPの位置に清水(P科3年・曳馬中)、OHとして坂上(Ei科3年・東陽中)が出場しました。

清水はレセプションでチームに貢献し、坂上はバックアタックを決定するなどの活躍を見せ、無事ストレートで初戦を突破しました。

 

 


3回戦 vs掛川西 2-0 

25-13、25-19

 

ー第1セットー

OPで吉田(M科2年・高台中)が出場。

両レフトエースがシンプルながらしっかりと打ち込んでくる相手チームに対して、どれだけ抑え込めるかが勝負でしたが、相手エースの不調もあり、難なく1セット目を先取しました。

 

ー第2セットー

 第1セットと同じように流れを掴み、ストレートでの勝利を収めました。

  


準決勝 vs掛川東 2-0 

25-16、25-15

 

ー第1セットー

序盤リードを広げたものの、中盤の連続ブレイクで一気に追いつかれタイムアウトを取らさせる嫌な展開となりましたが、守備から八木(M科3年・庄内中)・竹原(M科3年・曳馬中)が得点を重ねるいつも通りのパターンで点差を広げ、第1セットを先取しました。

 

ー第2セットー

第1セットと同じように流れを掴み、ストレートでの勝利を収めました。

  


決勝 vs浜松市立 0-2 

20-25、23-25

 

ー第1セットー

決勝はここ数年、勝ったり負けたりを繰り返すライバル同士の1戦となりました。

アップから気合十分の浜松市立に対して、良くも悪くも平常運転の浜工。浜松市立のパワーと勢い溢れるプレー勢いに押されることなく、しっかりといなすことができるかどうかが試合の焦点となりました。また、強力なOPとMBのBクイックの組み合わせに対するブロックの位置取りも非常に重要で、こちらのMBが相手のBクイックに安易にフロントしてしまうと、相手OPが簡単に一枚ブロックとなってしまうため、しっかりとバンチ・シフトで構えてから臨機応変に対応していく必要があります。

 

迎えた第1セット、序盤こそサイドアウトの応酬で競り合ったものの、浜松市立のジャンプサーブをレセプション陣がコントロールすることができず、徐々に押されてリードを広げられる苦しい展開。相手の強力な左利きのOPに対しては前衛で八木がマッチアップするも、バックアタックをなかなか捕まえることができず、コート中央の守備のつなぎ目をうまく狙われて得点を重ねられてしまいます。

いつもなら繋がるボールが繋がらない、いつもならミスをしない場面でミスをする、浜工らしくない散漫なプレーが出たことが原因でなかなか流れに乗ることができず、後半なんとか追いすがるも逃げきられ、セットを先取されました。

 

ー第2セットー

第2セットも浜松市立の勢いは止まらず、序盤からジャンプサーブを思いきり打ち込まれ、レセプションがDパスになってしまったところをダイレクトに叩かれる場面が目立ち、一気に5点のリードを許してしまいます。

また、浜松市立はこの先浜工の守備が整うことを予測して、セット開始からセッターを1年生に交代し、このセットでなんとしても逃げ切るための勝負に出ました。

 

中盤以降、八木(M科3年・庄内中)・竹原(M科3年・曳馬中)・吉田(M科2年・高台中)のサイド陣が踏ん張り、セッターの山坂(M科3年・高台中)もボールを追ってベンチに突っ込む気迫あるプレーでなんとか繋いで23-24まで追いすがり、タイムアウトを取らせて運命の1ラリー。タイムアウト明け、八木がジャンプサーブを打ち込み、レセプションを崩したものの相手のアタックを止めることができず、ストレート負けを喫しました。

 

 


新人戦では聖隷クリストファーとの大接戦を演じるなど、今後の躍進を感じさせる戦いをすることができました。しかし、今大会はライバルチームに雪辱を果たされ、西部5位扱いで県大会に出場という悔しい結果に終わりました。

 

酒見(M科3年・湖東中)・野田(M科2年・与進中)がピンチサーバーとして得点を奪い、下級生で成長著しいMBの佐野(A科2年・湖西岡崎中)、Liの田中も重要な試合を任される等、今後に繋がる活躍もありました。

しかし、中央からの得点シーンが少なく、特にMB陣の一層の活躍がなければ、県上位チームには非常に苦しい戦いとなることが予想されます。

逆に言えば、この問題さえ解決すれば、強みである時間差攻撃やサイド攻撃がより一層際立ってくるはずです。県大会ではチームとしての集大成を見せることができるよう、精一杯努力していきます。

 

保護者の皆様におかれましては、父母会実施前の大会となり難しい部分をあったかと思いますが、多大なご支援を頂きありがとうございました。

引き続き、県大会も宜しくお願い致します。

 

県大会は18日(土)に掛川工業高校にて開催されます。応援、よろしくお願いします。
 

新入部員16名!

 

新たに16名の生徒が男子バレーボールへの入部が決定しました。

(プレーヤー15名、マネージャー1名)

 

 

(学科順)

段野 大翔(システム化学科・高台中)

桔川 加帆(デザイン科・庄内中)

安達 健人(建築科・袋井中)

大塚 一輝(建築科・東部中)

桑子  航(土木科・湖東中)

山本 朋輝(土木科・東陽中)

髙橋 昴希(機械科・南陽中)

三宅 琉惺(機械科・南陽中)

米澤抄太朗(機械科・与進中)

石田  旭(電気科・庄内中)

田中  至(電気科・庄内中)

松下 大成(電気科・湖西岡崎中)

山本 凰稀(電気科・湖東中)

望月 健翔(情報技術科・鷲津中)

河内 功太(理数工学科・蜆塚中)

桜井  暖(理数工学科・北浜東部中)

 

今年は例年よりも多くの新入部員を迎えることになりました。

実習と部活動との両立など、実業高校ならではの苦しいこともあるかと思いますが、そこを乗り越えてこその浜工生

中学校で学んだことを大切にしながら切磋琢磨し、高校でも成長を続けて欲しいと思います。

 

また、今年度は例年よりも一足早く、今週末にインターハイ地区予選が開催されます。

現状に満足することなく、成長した姿をたくさんの方に見て頂けるよう、チーム一丸となって努力を積み重ねていきます。

祝・卒業

 

今年は男子バレーボール部から10名の生徒が巣立っていきました。卒業、おめでとうございます。

ここ数年の卒業生は、コロナ禍の影響を大きく受けてしまい、非常に悔しい思いをしてきました。

フルメンバーでの出場が叶わなかったり、大会自体が中止されたりと練習の成果を発揮する場を奪われ続けていましたが、この世代からはなんとか日常を取り戻すことができました。久方ぶりに体育館に響き渡る大きな声援と、それに応えるプレーをしている生徒達を見た時は、以前からあったはずの「当たり前」はこんなにも素晴らしいものだったんだなと皆が感じたことだと思います。

 

2セッター制で戦う御殿場南高校との接戦に敗れ、東海大会まであと一歩足りなかった新人戦。

フルメンバーでの出場が叶わず、リベンジに燃える島田樟誠高校の勢いを止められなかったインターハイ。

練習試合で切磋琢磨した浜松日体高校にストレートで屈した春高予選。

 

 

  

 

 

結果としては、惜しくも県ベスト4・東海出場には届きませんでしたが、苦しい時代が続いていた浜工男子バレーボール部の歴史を大きく切り開いた世代でもありました。

 

下級生がスターティングメンバーの多くを占めることになっても、主将・副主将はコートに立ち続け、それ以外のメンバーもピンチサーバーや応援、大会運営等で大きくチームに貢献してくれました。是非、下級生からも慕われるその人間性を、社会に出てからも持ち続けて欲しいと思います。

3年間、お疲れさまでした。保護者の方におかれましても、大会が開催されるごとに応援に駆けつけてくださり、多大なご支援を頂きました。誠にありがとうございました。

 

卒業生が築いたものを受け継ぎながら、コートの中でも、外でも活躍ができる人間の育成を目指して、努力を積み重ねていきます。

 

【県ベスト8】新人戦 県大会

昨年度はあと一歩で東海大会出場を逃した本大会。

西部地区準優勝校としてリベンジを果たすべく、県大会に臨みました。

 

スターティングメンバーは地区予選と変更なく、

S:山坂(M科2年・高台中)

OH:竹原(M科2年・曳馬中)、八木(M科2年・庄内中)

MB:中道(E科2年・与進中)、佐野(A科1年・湖西岡崎中)

OP:吉田(M科1年・高台中)

Li:松尾(M科1年・高台中)

という布陣に加え、吉田の高さを補う杉村(M科1年・高台中)

また、ピンチサーバーとして酒見(M科2年・湖東中)、大槻(Ei科2年・三ケ日中)、坂上(Ei科2年・東陽中)が起用されました。

 

大会結果はこちら 1日目← 2日目←


1回戦 vs日大三島 2-0 

25-23、25-14

 攻撃力のあるチームでしたが、ストレートでの勝利を収めました。


2回戦 vs御殿場南 2-0 

25-23、25-15

 昨年度の準々決勝と同じカードとなった一戦。

 昨年度はツーセッター制で常にネット9mの幅を存分に使う攻撃に対応しきれませんでしたが、今年はストレートで勝利。

 昨年のリベンジを果たすことができました。


準々決勝 vs静清 0-2 

16-25、16-25

  県内屈指の強豪校との一戦。10点前後までは食らいつくものの、その後は離される苦しい展開。

  こちらの攻撃にしっかりと対応できる静清と、オポジットがなかなか止められない浜工という図式を覆すことができず、ストレートでの敗戦となりました。


昨年度と同じベスト8という悔しい結果に終わり、またしても東海大会には一歩届きませんでした。

この経験を糧に更に練習に励んでいきたいと思います。

 

保護者の方におかれましても、多大なご支援、誠にありがとうございました。

あと一歩先の世界をチーム全員で見られるよう、そこで戦う姿を見せて恩返しができるよう邁進していきます。

 

まだシーズンは始まったばかりです

これからも浜工男子バレーボール部への変わらぬ声援を、是非宜しくお願い致します。

【西部準優勝】令和5年度 新人戦 地区予選

 

先日行われた春の高校バレーにおいて、静岡県の男子代表(浜松修学舎)と女子代表(富士見)が揃ってベスト8まで進出するという快挙を成し遂げた中、今年も新人戦が行われました。昨年度は1年生主体のチームで3位入賞し、県大会では東海大会目前のベスト8で涙を呑んだ本大会。昨年以上の結果を残すべく、まずは西部地区予選を戦いました。

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春高予選まではS1スタートが多かった浜工ですが、今大会はS3スタートがメイン。

スターティングメンバーは

S:山坂(M科2年・高台中)

OH:竹原(M科2年・曳馬中)、八木(M科2年・庄内中)

MB:中道(E科2年・与進中)、佐野(A科1年・湖西岡崎中)

OP:吉田(M科1年・高台中)

Li:松尾(M科1年・高台中)

をベースにして戦い、流れを作る交代要員としてピンチサーバーで酒見(M科2年・湖東中)、ブロック時に吉田の高さを補う杉村(M科1年・高台中)が起用されました。

 


1回戦 シード


2回戦 vs磐田南 2-0 

25-10、25-8

 

その日の流れを決める開幕戦は、MBに林(P科2年・南陽中)、田中(M科2年・庄内中)が起用され、ストレートでの快勝となりました。


準々決勝 vs浜松城北工業 2-0 

25-13、25-23

 

今年度、公式戦だけで3回目の対戦となる浜松城北工業戦。前回はサイドアタッカーが思うように得点できずあわや敗戦というところまで追い詰められましたが、今回は無事ストレートでの勝利を飾ることができました。


準決勝 vs浜松市立 2-1 

22-25、25-17、25-17

 

昨年度より何度も死闘を繰り広げてきた浜松市立との一戦。今回もフルセットにまでもつれ込みましたが、逆転勝ちで決勝に駒を進めました。


決勝 vs聖隷クリストファー 1-2 

25-21、25-27、24-26

 

静岡県屈指の名門校である聖隷クリストファー高校。前回の対戦では完膚なきまでに叩きのめされましたが、今回は1点を争う大会屈指の好ゲームとなりました。

2セット目、24-22でマッチポイントを握り、あと1点で優勝というところまで追い詰めましたが、惜しくも逆転を許し、敗戦となりました。しかし、3セット目も気持ちを切らすことなくデュースまでもつれ込む集中力を見せ、県内屈指の強豪校とも戦えることを示すことができました。

 


春高出場校の浜松修学舎が県大会からの出場となるため、準優勝ですが3位扱いでの県大会進出となります。

中部地区1位と当たる厳しいブロックですが、公立高校として・工業高校としてのプライドを胸に、必ずや昨年度の雪辱を果たしたいと思います。

 

保護者の皆様におかれましても、2日間に渡る多大なご声援とご支援、誠にありがとうございました。

激しい運動の後は一時的に免疫機能が低下してしまいます。次の戦いに向けて、ご家庭での健康面での変わらぬご指導・ご支援の程、宜しくお願い致します。

 

県大会は2週間後の1月27・28日です。浜工男子バレー部への応援、よろしくお願いします。


西部選抜に2名が選出されました

今年はトレセンに本校より以下の4名が選出されていました。

 

アウトサイドヒッター

八木 暖太(2年・庄内中) ※西部選抜選出
竹原 伊真(2年・曳馬中)

セッター

山坂 一生(2年・高台中) ※西部選抜選出

リベロ

松尾 成治(1年・高台中)

 

この中から

八木 暖太、山坂 一生

の2名が西部選抜チームに選出されました。

静岡県において西部地区は強豪校の多い激戦区のため、西部選抜18名の中で肩を並べてプレーができることは非常に良い経験となります。

 

この後、各地区の選抜チームや中学生の選抜チームであるJOCと試合を試合を行っていきます。

是非そこでの経験をチームに還元して欲しいと思います。

 

 

【県ベスト16】春高バレー 静岡県予選大会 2日目

春の高校バレーに繋がる静岡県予選が行われました。負ければ3年生は引退、生き残りをかけて勝負の2日目です。

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3回戦 vs沼津西 2-0 

25-12、25-17

 

ー第1セットー

序盤から少しずつリードを広げ、12-6で相手TOにタイムアウトを取らせると、その後も竹原(2年・曳馬中)のアタックがこの日も冴え、ストレート側のブロックアウトとクロスへの強打でリードを広げます。3年生の田辺(3年・桜が丘中)の時間差も効果的に機能し、大差で第1セットをものにしました。

 

ー第2セットー

このセットも序盤から少しずつリードを広げ、11-5で相手にタイムアウトを取らせます。その後もリードを保ち、セッターの山坂(2年・高台中)のジャンプサーブによる連続サービスエースで相手はたまらず2度目のタイムアウト。

終盤、八木(2年・庄内中)→大槻(2年・三ケ日中)、中道(2年・与進中)→酒見(2年・湖東中)と選手交代を行い、最後は時間差攻撃で得点。3回戦を突破しました。

  


4回戦 vs浜松日体 0-2 

20-25、19-25

 

ー第1セットー

1試合目は、前衛が3枚で攻撃できる機会を確保できるS1ローテーションでスタートをしましたが、この試合はS3ローテーションでスタート。

今まで浜松日体との試合では、S1ローテーションのサイドアウトが取れずに連続失点を喫してしまう場面が多かったことを反省しての変更です。

前衛2枚で攻撃する場面が増えるので、前衛レフトからスタートする八木がどれだけ攻撃を支えられるかが試合の焦点となります。

 

開幕、いきなり相手のジャンプサーブがサイドライン際にノータッチで突き刺さり、サービスエースを取られます。しかし、呑まれることなくお互いのアタッカーが得点を重ね、サイドアウトの取り合いで試合が進んでいきます。これまでの浜工はラリーで粘って得点を取るスタイルでしたが、八木・竹原の両レフトが渾身のクロスへのスパイクに対して相手の守備はほとんど対応できず、短いラリーで得点を重ねていきます。

 

しかし、サーブミスが非常に多く、ブレイクポイントが奪えずに10-13とリードを許したところで1度目のタイムアウト。その後、ピンチサーバーで入った酒見がサービスエースを奪い、12-13と差を縮めます。夏まではロングサーブが持ち味でしたが、今回はエンドラインから壁までの距離があまりない会場だったため、スピードのあるサーブで得点を奪いました。

 

ここから一気に逆転をしたい浜工でしたが、兼ねてよりの弱点であったS1ローテーションが回らず、17-19となったところで2回目のタイムアウト。

その後もサイドアウトが取れずに苦しみ、最後はフェイントを落とされ20-25で第1セットを落としました。

 

ー第2セットー

後がなくなった浜工。ここにきて桔川(3年・庄内中)・中道の両ミドルのブロックが機能し始め、相手のアタックを何度も相手コートに跳ね返し、リバウンドからの攻撃を強いる展開となります。6-6の場面では相手エースのバックアタックをキルブロックして6-6と試合の主導権を握りにかかりますが、珍しく直接失点となるような山坂のトスミスが出てしまいタイムアウト。


その後もミドル陣とのトスが合わずクイックが機能しない、ここまで攻撃を支えてきたサイド陣にミスが出て10-14、2度目のタイムアウト。

終盤にかけてもリードを許していましたが、竹原のサービスエース、そして3年生の桔川のジャンプサーブから八木のダイレクトスパイクで17-21で相手もたまらずタイムアウト。ここにきてサーブでなんとか追いすがります。

タイムアウト後も必死に追いかける浜工。一球入魂とばかりに集中してから放った山坂の渾身のジャンプサーブでサービスエース。19-22と少しずつ詰め寄りましたが、最後は突き放され19-25。

県ベスト16という悔しい結果で本大会を終えました。

 

 

 

 

 


これで3年生は引退となります。結果としては、昂る気持ちが悪い方に流れてしまったのか、丁寧な試合運びが持ち味の浜工にとっては珍しくサーブミスの多さに泣いた最終戦となりましたが、最後までやり切った3年生の表情は清々しいものでした。

 

この代は、顧問が入れ替わりチームが過渡期を迎える中で入学をし、個性の強い下級生と共に練習を重ね、今日まで努力してきました。 

チームとしての「当たり前」が更新されていく中で、悩んだこともあったかと思いますが、バレーボールを通して学んだことを、是非これからの人生に活かしていって欲しいです。

保護者の皆様におかれましても、多大な声援ならびに御支援、誠にありがとうございました。

 

これからは新チームが本格的に始動していきます。

最後まで3年生が戦う姿や、練習に対する勤勉さ、実直さ… 3年生がチームに遺してくれたものを大切にしながら、また少しずつ積み上げていきたいと思います。

これからも浜工男子バレーボールをよろしくお願い致します。

 
 

トレセンに4名が選出されました

 

トレセンに選出された選手が今年も発表されました。昨年度は八木・山坂の2名でしたが、今年は4名が本校から選ばれました

 

アウトサイドヒッター

八木 暖太(2年・庄内中)
竹原 伊真(2年・曳馬中)

 

セッター

山坂 一生(2年・高台中)

 

リベロ

松尾 成治(1年・高台中)

 

高いレベルでのプレーを体感し、その経験を是非チームに還元して欲しいと思います。

 

【2回戦突破】春高バレー 静岡県予選大会 1日目

春高バレーの静岡県予選が28日(土)に開催されました。正真正銘、3年生にとっては最後の大会です。

今年は桔川(3年・庄内中)、田辺(3年・桜が丘中)の2名がチームに残り、今日まで練習を重ねてきました。

大会結果はこちら← 組み合わせはこちら←


1回戦 シード


2回戦 vs駿河総合 2-0 

25-10、25-5

 

ー第1セットー

迎えた初戦はいつも通りのメンバーで挑みました。インターハイではケガ人や体調不良者が出てしまい思うような戦いができませんでしたが、今大会は全員で大会に参加することができました。

序盤から竹原(2年・曳馬中)がアタックで得点を量産して常にリードする展開が続き、大差を付けての勝利となりました。

 

ー第2セットー

八木(2年・庄内中)→杉村(1年・高台中)、中道(2年・与進中)→河原﨑(1年・高台中)とメンバーを入れ替えて臨んだ第2セット。

セッターの山坂(2年・高台中)が田辺(3年・桜が丘中)にトスを集める組み立てをし、その期待に田辺が答えてアタックを次々と決定していきます。

また、今セットから出場の河原崎のクイックとブロックもしっかりと機能して、15-0まで一気にリードを広げて勝負あり。

無事、3回戦進出を決めました。

 

 

 


次回は11月4日に沼津西高校と3回戦を行い、それに勝てば伊豆伊東と浜松日体の勝者との試合となります。

浜松日体には公式戦では勝てていないので、リベンジを誓いながら勝負に挑みます。

 

保護者の方々におかれましても、遠方まで応援誠にありがとうございました。

 


 

【5位入賞】静岡県西部高等学校バレーボール選手権大会

大会結果はこちら← 

 

西部地区での順位を決定するための大会が、2日間に渡り開催されました。今大会は1・2年生のみが出場でき、県大会はありません。

最低限の目標は西部5位の座の死守。また、来月末の春高予選に向けて、チーム力の底上げが期待されます。


<1日目(シード)>

2回戦 vs浜松北 2-0 

25-13、25-13

 

ー第1セットー

両サイド、セッター・オポジットのいつも通りのメンバーに加え、ミドルはサーブ力に定評のある林(2年・南陽中)と、夏休みから出番を着々と増やしている佐野(1年・湖西岡崎中)が起用されました。リベロには大槻(2年・三ケ日中)・松尾(1年・高台中)が交替で入ります。

試合序盤、林のサーブが走って連続ブレイクを奪い、5-1とリードして早々にタイムアウトを取らせることに成功します。その勢いのまま、タイムアウト後も林がサービスエースで得点し攻勢を緩めません。その後もサーブで主導権を握り続け、17-3と大量リード

最後はボールコントロールに優れる吉田(1年・高台中)を高さのある杉村(1年・高台中)へ交代しブロックで仕留めにかかりますが、司令塔の山坂のジャンプサーブによるサービスエースが炸裂し、ラリーになる前に勝負あり。25-13と大差をつけてセットを先取しました。

 

ー第2セットー

両ミドルを中道(2年・与進中)・田中(2年・庄内中)に変更し、2セット目に挑みました。序盤から八木(2年・庄内中)にトスを集めて主導権を握り、後衛では八木を選手交代。工業高校大会でピンチサーバーとして存在感を示した酒見(2年・湖東中)を投入し、このセットもサーブで主導権を握りにかかります。


中盤はオポジットの吉田とミドルの中道が活躍吉田がネット際のボールをきっちりリバウンドを取り、切り返しでブロックアウトでブレイクポイントを奪う落ち着いたプレーを見せると、中道がブロックで相手の攻撃を何度も跳ね返し、攻撃の再展開を要求します。後衛に下がってからも、まだ発展途上ながらも威力のあるジャンプサーブでサービスエースをもぎ取り18-11

終盤、竹原(2年・曳馬中)→杉村、吉田→小林(1年・南陽中)と前衛の高さを出す起用をすると、杉村が見事それに応え、会場全体が湧くほどの文句なしのキルブロックが炸裂。最後は八木のサービスエースで締めくくり、サーブで攻めた浜工が25-13で2回戦を突破しました。

 

 

準々決勝 vs浜松日体 0-2 

21-25、22-25

 

ー第1セットー

練習試合を何度も重ねたライバル校との一戦。事前予想ではパワーのある相手エースの強力なレフト攻撃をどれだけ上げられるかが焦点となるかと思われましたが、やや意外な形で得点を重ねられるシーンが目立ったゲームとなりました。
この試合のミドルは第1試合で活躍を見せた中道、林の対角。序盤から両校への大きな声援が響く中、試合は進んでいきました。


先に流れに乗ったのは浜松日体。浜工がやや苦手とするS1ローテーションのサイドアウトに手こずり、5-9とリードを奪われタイムアウトを取らされます。

相手のスピードのあるフローターサーブに押されサービスエースを許す場面が目立ち、レセプションが全体的に安定しません。レセプションはネットに近づく場面が目立ち、逆にラリー中は短いことが多くなってしまっていましたが、そこは司令塔の山坂の腕の見せ所ワンハンドトスや、体勢を崩しながらもボールの下に潜り込み意地でもオーバーハンドでトスを供給し、竹原・八木の両サイドも踏ん張り12-16とリードを奪われながらもなんとか食らいつく展開。

山坂のサービスエースを反撃の狼煙としたかった浜工でしたが、終盤も全体的に相手サーブがあと一歩コントロールしきれず、相手サイドアタッカーも潰し切れず。終盤追いすがるも21-25で第1セットを落としました。
 

ー第2セットー

林に替え1年生の佐野が出場

お互いのエースにミスが出るじりじりとした立ち上がりの中、1年生オポジットの吉田がアタックで2得点を稼ぎ一気に波に乗りたい浜工でしたが、盤だけで3本のサービスエースを許してしまい、7-11でタイムアウト。


特に相手セッターのスピードのあるジャンプフローターに全く対応できず、続くラリーでもレセプションの要である竹原がサービスエースを許してしまいます。こうなってしまうと、劣勢となった時にチームを真に鼓舞できるような精神的な支柱がまだいない浜工。悪いムードを払拭できないまま繋ぎや反則で失点を重ねると、前衛の杉村と後衛レシーバーの間をサーブで狙われ、またしてもサービスエース。10-18と逆転は絶望的な点差まで広げられます。

ここで佐野に替えて林を投入し、加えて相手セッターのサーブ時には4枚レセプションにフォーメーションを変更し、無事サイドアウトを取ることに成功。

中道のジャンプサーブで相手レセプションを崩したところを山坂が相手エースをキルブロックする等、最後まで諦めずにプレーすると流れが傾き始め、気づけば18-22と浜松日体の背中が見え始めます。

終盤、ここにきて相手エースを立て続けにブロックでワンタッチにかけて封じ込め、本日2本目となる八木のサービスエースで22-24まで詰めるも反撃はここまで。最後の最後はエースに決められ、22-25で惜しくも敗戦となりました。

 

 

 


<2日目>

1回戦 vs浜松湖北 2-0 

25-15、25-15

 

工業高校大会の再戦。問題なくストレートでの勝利を飾ることができました。

 

5位決定戦 vs浜松城北工業 2-1 

20-25、25-23、25-22

 

この試合も工業高校大会の再戦となりました。

得点源の八木が思うようにプレーできずあわや敗戦というところまで追い詰められましたが、交替で入った杉村が気を吐きフルセットで勝ち切ることができました


浜松日体の壁を越えられず、最低限の目標は達成したものの悔しい大会となりました。浜松日体戦は点差だけ見れば接戦ですが、2セット合計で7~8本のサービスエースを許してしまう、あってはならない試合展開での敗戦。大味なバレーボールをして勝てるチームではないので、まだまだ、修正の余地があることが実感できました。

 

次の大会は、正真正銘3年生にとって最後の大会となる春高予選。インターハイのような大会にならないよう、日々努力を重ねていきたいと思います。

応援ありがとうございました。

 


 

3年生との交流戦

引退した3年生との交流戦を行いました。

競技として行う本気の勝負とは異なり、和気あいあいとプレーすることができました。

 

 

3年生はこれから就職試験や進学に向かって各々の道を歩んでいきます。

ここでの経験を活かし、それぞれの進路に向かってたくましく戦ってきて欲しいと思います。

 

保護者の方におかれましても、多大なサポートをありがとうございました。

【優勝(2年連続)】工業高校大会

 

工業高校大会が、県大会決勝が行われるこのはなアリーナを会場として開催されました。
台風で直前の練習が思うようにできない中ではありましたが、昨年度優勝校としての自覚をもって臨みました。


2回戦

vs 科学技術 2-0 

シードで2回戦からの出場です。

今大会はユニフォームを着たメンバーが全員が大会を経験する方針だったので、柴田(1年・入野中)・野田(1年・与進中)らをはじめとする1年生も多数出場。2セット目はメンバーをがらりと変えつつストレート勝利を飾りました。

1・2年生の大会であるため、3年生はベンチから声援を送りました。

 

 

準決勝

vs 浜松湖北 2-0 

2セッター制に対してなかなか的を絞れずにいましたが、体調不良から復帰した竹原(2年・曳馬中)の活躍もあり、ストレートで勝利することができました。

 

 

決勝戦

vs 浜松城北工業 2-0 

どちらのゲームもリードを許す苦しい展開となりましたが、オポジットで起用された酒見(2年・湖東中)のロングサーブで連続ブレイクを奪い、辛勝

なんとか2年連続の優勝を守ることができました。

 


写真からも分かる通り、非常に恵まれた環境の中でプレーすることができた反面、大きな体育館では感覚が変わりいつも通りのプレーできない脆さも露呈してしまった部分もありました。

ここからは本格的に選手権に向けての準備が始まります。インターハイでの悔しさを忘れず、3年生と共に戦い抜きたいと思います。

保護者の方におかれましても、沢山の声援をありがとうございました。

 

【ベスト4】浜松市スポーツ祭バレーボール大会 2日目

 

初日に引き続き猛烈な暑さの中の大会2日目。

ここからは3セットマッチのトーナメント方式になります。


 

決勝トーナメント1回戦

vs 浜松湖南 2-0 

 

昨日と同じオーダーで決勝トーナメントも挑んだ浜工。コート内6人中、最大で4人が1年生という布陣で挑みます。

初日はまだまだあらゆるプレーにぎこちなさがありましたが、今日はもはや浜工の伝統となりつつあるトランジション・フェイズでの粘り強さが少しずつ出てきました。

 

そうして繋いだボールのほとんど全てが杉村(1年・高台中) ・竹原(2年・曳馬中)の元へ供給され、チームのほとんどのアタックポイントを2人で稼ぎます。

途中、坂上(2年・東陽中)が大会初出場を果たし、ピンチサーバーとして投入された林(2年・南陽中)がサービスエースを奪う活躍を見せ、ストレート勝利となりました。

 

準決勝

vs 浜松市立 0-2 

 

大会のたびに熱戦を繰り広げる両校ですが、今回は圧倒的な力の差を見せつけられる結果となりました。

 

レフトだけでなくライト攻撃とクイックも打力があるので、サーブの狙いとディグでそこを押さえていきたいところでしたが、サウスポーのオポジットが全く止まらず、終始じりじりと得点差が開いていく苦しい展開。

 

アタックが拾えずブレイクが奪えないなら、せめてサイドアウトをきっちり取って競ってプレッシャーをかけたいところでしたが、レセプションもジャンプサーブとショートサーブに対応しきれずサービスエースも奪われほぼ手詰まり。

途中、ピンチサーバーの林が初戦に続き2本のサービスエースを奪う等、自分の持ち味を遺憾なく発揮しますが、得点力の差が大きくストレートでの敗戦となりました。

 


残念ながら決勝進出とはなりませんでしたが、今後に繋がる2日間を過ごすことができました。

ラリー中にサイドの選手含めた全員がサボらずにブロックに参加してワンタッチを取り、何度も攻撃を展開する場面が多く見られ、少しずつチームとして機能し始めた感があります。

しかしながら、上位のチームは既にそれが当たり前で、次の段階に進んでいたことも身をもって実感しました。

 

ディグの位置取りの甘さ、レフト以外の得点シーンの少なさ、試合以外での立ち振る舞い、どれを取ってもまだまだ未熟です。

ここから少しずつ積み重ねて成長していきたいと思います。

 

2日間、応援ありがとうございました。

【予選1位通過】浜松市スポーツ祭男子バレーボール大会 1日目

 

セミの鳴き声が響き渡る晴天の中、浜松市スポーツ祭男子バレーボール大会の初日が本校を会場に開催されました。

下級生の育成が趣旨の大会であるため、登録メンバーは1・2年生のみ、かつ予選の試合は全て1セットマッチで行われました。


 

第1試合 vs浜松啓陽  25-6 

 

アウトサイドヒッターに杉村(機械科・高台中)、ミドルブロッカーに佐野(建築科・湖西岡崎中)、オポジットに吉田夢(機械科・高台中)、リベロにも松尾(機械科・高台中)が起用される等、1年生が多くコートに立ちました

 

試合は竹原(2年・曳馬中)がライトバックにサーブを集め、相手セッターがレフト攻撃一本になったところをセッターの山坂(2年・高台中)がブロックで仕留め、セーフティリードを保つ展開。トランジションアタックでは、杉村がレフトサイドから確実に得点を重ね、大差をつけての勝利となりました。チーム全体としてブロックやレシーブの面でまだまだ粗さがあるものの、佐野、吉田夢も上がったトスは得点に結びつけ、まずまずのスタートを切ることができました。

 

 

第2試合 vs浜松北  25-13 

 

オポジットに小林(機械科・南陽中)、ミドルブロッカーは田中(2年・庄内中)、林(2年・南陽中)の2年生が務めました。

相手セッターがハイセットをアタッカーに供給しきれず、チャンスボールが多く返球される試合展開。不用意な失点は避けたいところですが、相手のレフト攻撃が打つところまで行けば得点を奪われてしまうディグの脆さが出てしまいました。

最後はピンチサーバーで投入された酒見がサービスエースを2本奪い、25-13で勝利しました。

 

 

第3試合 vs 浜松商業 25-17 

第4試合 vs 浜松東 25-20 

 

1試合目と同じオーダーで臨み、サイドの打ち合いを制し、勝利しました。

 

 

第5試合 vs浜松南  26-24 

 

序盤はシーソーゲームで進みましたが、中盤にアタッカーが全く得点できず、5点以上の得点差が開く非常に苦しいゲームとなりました。レシープの返球が低い場面が目立ち、セッターの山坂もカバーしきれず、アタッカーも酷暑でコンディションが落ちて決まらなくなる悪循環。終盤一気に追い上げ勝ちはしたものの、内容としては決して良いゲームではありませんでした。

 

第6試合 vs聖隷クリストファーB  28-26 

 

ここまで全勝同士の対決は、序盤から終盤まで3点以上の差が開かない引き締まったゲームとなりました。

レフト、ライトの両サイドからバランス良く得点する聖隷に対し、レフト攻撃一本で真っ向勝負を挑んだ浜工でしたが、先ほどの試合でコート中央にボールが多く落ちたのが脳裏によぎったのか、ディグのポジショニングが前のめりになったところをエンド方向でのブロックアウトで得点され続け、終盤まで常に追いかける展開。

 

しかし、両チームが20点に乗ったところからも竹原・杉村のアウトサイドヒッターが意地を見せ得点を重ねるとデュースで追いつき逆転に成功。最後は杉村が1枚で相手ライト攻撃を文句なしのキルブロック全勝で初日を終えることができました。

 

 

 


 

インターハイ予選に続き、エースの八木が欠場となりましたが、新戦力が臆することなく力を発揮し、なんとか1位で予選リーグを通過することができました。

保護者の皆様におかれましても酷暑の中の応援、誠にありがとうございました。

 

【県ベスト16】令和5年度 インターハイ静岡県大会

大会結果はこちら←

インターハイの県大会が開催され、浜松工業は西部地区4位として出場しました。 

 

残念ながらエースの八木(2年・庄内中)が負傷、リベロの大槻(2年・三ケ日中)が体調不良により欠場となりましたが、フルメンバーで挑めるかどうか・フルメンバーでなくても戦えるかどうかも含めてが勝負の世界。

万全ではない状態ですが、言い訳をせずにベストを尽くして戦いました。


1回戦 vs伊豆伊藤  2-1 

30-28、25-27、25-14

 

ー 第1セット ー

八木のポジションに主将の桔川(3年・庄内中)、桔川のポジションに中道(2年・与進中)、中道のポジションに田中(2年・庄内中)を配置するオーダーで臨んだ浜工。リベロも酒見(2年・湖東中)・松尾(1年・高台中)と、一年生も起用されました。

 

浜工のファーストポイントは桔川のハイセット。ゆったりとした高いトスを渾身の力で打ち込んでいきます。その後、田中のサービスエースでブレイクして5-3とまずまずの立ち上がりを見せますが、レセプションが乱れ6-9とリードを許します。

 

竹原のサービスエースで早くも2得点目のサーブポイントが生まれるものの、それ以上に相手のサーブが効いてしまい、中盤戦は相手ペース

田辺がサービスエースを奪われたところで給水を挟むものの、ミドルブロッカーに任せたくなるようなショートサーブにサービスエースを許し10-15でタイムアウトを取らされてしまいます。
持ち前のトランジションでの粘り強さがなく、リベロの酒見・松尾の懸命の守備も流れを変えるには至らず、そして本来攻撃を牽引するはずの竹原が相手ブロックに綺麗にワンタッチを取られ、逆に攻撃の起点にされてしまう苦しい展開。


ここで流れを変えたのは、地区大会に引き続きコートに立つ3年生でした。
田辺がライト平行を綺麗なコース打ちで決定すると、続くラリーで相手の時間差攻撃をキルブロックして14-17と点差を縮めると、桔川が上がってきたトスをすべて決める活躍を見せて20-19と逆転に成功します。
ピンチサーバーで入った宮野(3年・湖東中)も1ブレイクを奪い23-21。相手も意地を見せデュースに突入しますが、桔川が悉くハイセットを決めきる獅子奮迅の活躍を見せ、30-28で第1セットをものにしました。

 

ー 第2セット ー

2セット目も同じオーダーで臨んだ浜工でしたが、立ち上がりからサーブミスなどの細かいミスが多く、流れに乗り切れないところに頼みの綱の桔川がシャットされ、8-13とリードを許す展開で試合は進みます。

しかし、ここにきてようやくチームとしてのまとまりが出始め、中道のクイック等で得点を重ねて追いすがり、勝負どころの場面でピンチサーバーに西原(3年・細江中)

絶対にブレイクが欲しい場面で司令塔の山坂(2年・高台中)は田中のクイックを選択し、田中はこの試合初となるアタックによる得点でブレイクポイントを奪い、19-21迫ったところで相手にタイムアウトを取らせます。

このセットもデュースにまでもつれ込む熱戦となりましたが、最後は浜工にミスが出て25-27と決着はファイナルセットへと持ち越されました。

 

ー 第3セット ー

1・2セットとは対照的に、10-4と浜工が序盤からリードを奪う展開となりました。
久しぶりの出場となったピンチサーバーの中安(3年・北浜中)が大量ブレイクを奪う活躍を見せ、何度も続くデュースに疲労が出たのか、相手にもミスが出始めると流れは一気に浜工へ。
澤田(3年・細江中)・増田(3年・湖西岡崎中)も途中出場を果たし、25-14と総力戦で第3セットをものにして2回戦進出を決めました。

 


2回戦 vs島田樟誠  0-2 

20-25、13-25

 

ー 第1セット ー

前県大会2回戦と同じカードとなった一戦。相手はリベンジに燃える島田樟誠
大学でも競技を続け、リーグ戦で活躍する選手を多数輩出している非常に熱気のあるチームとの大一番となりました。

樟誠の攻撃の特徴は思い切りのいいジャンプサーブと、遅いAクイック
遅いクイックと聞くと、ブロックのマークが付きやすそうに思えますが、必ずしもそうとは限りません。ゆったりとしたトスを供給する分、アタッカーの打点高を損ないにくく、ラリー中でもクイックを使うことが容易になります。


また、ラリーが続くとブロックがスプレッドしてしまう場面が多々あるため、マイナステンポのクイックで合わないトスをフェイントで押し込むよりも、十分な助走からゆったりとしたトスを打ち込むクイックの方が、ディガーからすると十分脅威です。

このことから、中道・田中の両ミドルがリード・ブロックでどれだけ我慢できるか、サイドのブロッカーがどれだけ中央をケアしながらサイド攻撃に対応できるかが鍵となりました。

 

試合は序盤からアタックをブロックで跳ね返され、サーブでも攻められ7-2と一気に突き放される厳しいスタート。
このまま一気に突き放されるかと思いきや、桔川・竹原・田辺らサイド陣がなんとか踏ん張り、12-15と点差を詰めながら中盤戦に突入します。

14-19の場面でピンチサーバーとして青島(3年・湖東中)が入りますが、惜しくもサーブミスでブレイクならず。
それでもチームとして集中力を切らすことなく、相手の遅いクイックにはリードブロックからワンタッチを取り、チームからトスを託された桔川がブロックを吹っ飛ばして得点を重ねます

しかし、相手のサイドアタッカーの軟打に対応できず後手に回ってしまい、25-20で第1セットを先取されました。

 

ー 第2セット ー

立ち上がりのS1ローテ、攻守の負担が大きい田辺がサーブで狙われ、1-5とリードを奪われると、その後もチーム全体がセットミスやタッチネットなど精彩を欠くプレーが続き、4-11と苦しい展開が続きます。


6-15の場面で、サーブとその後のディグ力に定評のある山下(3年・湖東中)が相手レセプションを崩しますが、相手のライトから渾身のアタックで惜しくもブレイクならず。地区予選でブレイクを量産した桔川のジャンプサーブも相手を崩し切るには至らず、リードを許したまま後半戦へ。

13-21で鈴木(3年・北浜中)がピンチサーバーとして送り込まれますが、ここもレシーバー全員が反応できないアタックを打ち込まれ、最後は樟誠がクイックで得点を量産。25-13で第2セットを落とし、県ベスト16で浜工のインターハイは幕を閉じました。

 

  

 

 


 

試合後は3年生が別れの言葉を述べ、在校生からは代表して大槻が先輩に感謝の言葉を送りました。

3年生との別れに涙を流す下級生もおり、下級生から本当によく慕われた3年生でした。

 

 

また、保護者の方におかれましても、応援や送迎などの多大なサポートを頂き、誠にありがとうございました。

次は選手権に向けた新たなスタートが切られます。

引き続き、心身共に成長した姿を見せられるよう、一歩一歩積み重ねていきます。

 

 

【西部4位・県大会進出】令和5年度 インターハイ西部地区予選

大会結果はこちら←

 

雨がしとしとと降る中、インターハイ西部地区予選が行われました。

3年生にとっては最後となり得る位置づけの大会ということもあり、外の曇天模様に反して体育館の中は熱気に包まれた一日となりました。

本校は前大会の結果より、シード校としての出場です。


2回戦 vs常葉菊川  2-0 

25-11、25-7

 

ー 第1セット ー

コロナ禍で自粛となっていた応援が解禁され、ついに大勢の方に観戦して頂きながらのゲームとなりました。

 

序盤、アタックがなかなか決まらない展開ながらも、八木(2年・庄内中)田辺(3年・桜が丘中)のサーブで連続ブレイクを奪取し、8-2、13-4とリードを広げることに成功します。

 

中盤以降も田辺の機動力を生かした攻撃にトスを集めて得点を重ねリードを保つと、終盤、3年生の増田(3年・湖西岡崎中)をピンチサーバーとしてコートに送りますが、残念ながらブレイクポイントには至らず。最後は西原(3年・細江中)がピンチサーバーとして投入され、竹原(2年・曳馬中)のアタックで第1セットをものにしました。

 

ー 第2セット ー

序盤から主将の桔川(3年・庄内中)のジャンプサーブで2連続エースを奪い、このセットも主導権を握る浜工。今までビッグサーバーと呼べるような得点を直接奪えるサーブを打てるプレーヤーがいない状態でしたが、練習の成果がここにきて発揮される形となりました。

また、司令塔の山坂(2年・高台中)が1セット目とややトス配分を変え、中道(2年・与進中)らのクイックで連続で得点するなど、的を絞らせない試合運びで9-3とリードを保ちます。

 

その後、点差を広げながら試合は進み、最後はピンチサーバーに入った宮野(3年・湖東中)が相手レセプションを崩し、アタッカーのミスを誘発してゲームセット。このセットも大差での勝利となりました。

 

とはいえ、ノーブロックの場面でアタッカーがミスをしたり、同じシチュエーションでブロックを何度も吸い込んだり、昨年度に比べて甘いプレーが非常に多く、とても県上位を狙うチームの試合内容ではありませんでした。気を取り直して、次の浜松市立戦へ。

 

 


準々決勝 vs浜松市立  2-1 

15-25、26-24、25-18

 

ー 第1セット ー

昨年度の順位決定戦でも激戦となった両校の試合は、戦前の予想通り、非常に盛り上がりつつも難しい試合展開となりました。

加えて、雨天のため練習試合を切り上げた野球部が急遽応援に駆け付け、相手校の活気のある声出しと相まって会場の熱気はどんどんヒートアップ。序盤から両校に対して主審からベンチへ制止が入るほどの大応援が体育館中に響き渡る中、試合は進行していきました。

  

 

立ち上がりはサイドアウトの応酬が続く引き締まったゲーム展開で、お互いのアタッカーが得点を重ねます。しかし、8-9の場面で八木のアタックの切り替えしで浜松市立のクイックが決まりブレイクを奪われると、続く相手のジャンプサーブに竹原がエースを許し、流れは一気に相手に傾いてしまいます。エースの八木がキルブロックされ、タイムアウトを取るも、その後のショートサーブでまたしてもエースを奪われ、8-14までリードを広げられる苦しい展開。

 

その後もなかなかアタックが決めることができず、11-18のタイムアウト後も田辺のアタックが遅れてきたブロックに綺麗に跳ね返され、相手のブロックポイントに。その後も相手のブロックと粘り強いフロアディフェンスを突破できず、焦りからかサーブミスも目立ち、15-25という大差でセットを落としました。

 

ー 第2セット ー

このセットもこちらのブロックを利用してリバウンドを取り、何度も助走に開き攻撃を組み立ててくる浜市に対して、浜工も守備の綻びを見せまいと各プレーヤーがスプレッド・シフトにならないよう素早くブロックの定位置に戻り、それにフロアディフェンスも連動してポジショニング。両チーム豊富な運動量を保ったままラリーが行われます。

1セット目に大量リードを奪われたサーバーに対し、山坂はクイックを選択し、それに応えた主将の桔川のアタックで無事サイドアウト成功。

 

浜市も一気にこちらの心を折ろうと、今まで見せていなかった1人時間差、ブロード攻撃、オポジットのXプレーなど、攻撃のカードを一気に切り得点を重ねますが、浜工も負けじと八木のアタックや、今日大車輪の活躍を見せる桔川がクイックとジャンプサーブによるエースで追いすがり、このセットもなんとか僅差のまま中盤戦へ。

 

中盤以降もラリーが続く展開となりますが、得点源である八木・竹原の両サイドアタッカーへのマークが厳しく思うように得点ができない浜工に対し、ブロックアウトとフェイントでうまく的を絞らせない浜市がじりじりとリードを奪い、15-20と後がなくなったところで浜工のタイムアウト。リベロの大槻(2年・三ケ日中)も相手エースのアタックのコースにはポジショニングできるものの、パワー差で吹っ飛ばされてしまいます。


この敗色濃厚の流れ変えたのは、主将の桔川

後がない場面で強力なジャンプサーブを放ち続け、崩れてネット上に浮いたレセプションを中道が押し込む等、連続でブレイクを取り相手にタイムアウトを取らせることに成功します。タイムアウト後も桔川の勢いは全く止まらず、八木も相手レシーバーを吹き飛ばして得点を量産し21-21と最後の局面で追い上げるも、浜市もすぐさま八木をブロックで抑え込み、全く譲らず22-24と先にマッチポイントに到達され、絶体絶命のピンチ

 

ここまでサイド攻撃中心だった試合巧者の浜市がとどめとばかりにクイックを連続で選択するも、コミットブロック気味に跳んだ中道の手を意識したのか連続で失点。

それでもお構いなしにクイックを選択する浜市の強気のトスワークをまたも中道のブロックが跳ね返し、最後は田辺の時間差がコートに突き刺さり26-24と大逆転で第2セットを浜工がものにしました。

 

ー 第3セット ー

運命の第3セットは、流れを掴んだ浜工が一気に攻め立てる展開となりました。

序盤から各アタッカーが躍動し14-8と大量のリードを奪い、相手エースを田辺がキルブロック。その流れのままピンチサーバーの山下(3年・湖東中)が相手レフトのサイドライン側のコースを狙う攻めのプレー。サーブは惜しくもアウトとなりましたが、その後も八木が本来の活躍を見せて相手に連続得点を与えず、終始リードを保ったまま第3セットも勝利し、準決勝に駒を進めました。

  


準決勝 vs聖隷クリストファー  0-2 

8-25、13-25

 

3位決定戦 vs浜松修学舎 0-2 

15-25、14-25

 

大会2日目は、県内屈指の強豪校に完膚なきまでに叩きのめされる悔しい結果となりました。

 

結果:西部地区4位 県大会出場


 

やはりインターハイということで、どのチームも3年生の力が大きく影響した大会となり、本校においてもコートに立つ桔川・田辺の活躍にいつも以上にチームが鼓舞される場面が多々ありました。

加えて、理数工学科の増田は出場機会になかなか恵まれないながらも大会の日は公式記録員を自主的に務め続けてくれました。下級生にはそういった上級生の競技を愛する心を見習い、その想いを背負って戦える人間に成長して欲しいと感じます。

 

また、本校会場ということで、保護者の皆様におかれましては、悪天候の中で交通整備を行って頂き、誠にありがとうございました。

応援がついに解禁され、選手もさることながら保護者の方々の笑顔や活気も、非常に印象的な大会であったと感じます。

 

ここから県大会に向け、チームとしてどれだけ慢心を捨て去り謙虚に努力できるかが重要です。

今後とも浜工男子バレーボール部を、よろしくお願いします。

 

全国屈指の強豪校との合宿を通して

 

インターハイ予選が2週間後に迫る今日この頃。

土日の2日間、全国レベルのチームが集う合宿に参加させて頂きました。

 

対戦相手は駿台学園、昌平、洛南、日本航空、愛工大名電、岡谷工業、習志野、東海大相模など…

ここ数年のうちに全国制覇を経験している、もしくは上位進出経験のあるチームが一堂に会して行う試合は、プレー自体のレベルもさることながら、バレーボールに取り組む姿勢など、すべての面において学ぶべきことばかりでした。

 

 

練習を積み重ねて高めてきた技術、競技に向き合ってきて育まれた強い身体・メンタリティ。競技に真剣に向き合う人間が集まる体育館は、空気感そのものが異なります

 

サーブ一つとってみても、戦術的なショートサーブ、受けたことのない強度のジャンプサーブに対応しきれず、ゲームは常にリードされる苦しい展開ばかりでした。自分たちの弱いローテーションを自力で回せずに連続失点を喫し、相手のミスでやっとローテーションが回り安堵する場面が何度もありました。

 

こういった局面を跳ね返すには、他チームと比べて秀でた揺るぎない武器がなければなりません。全国屈指の強豪チームの相手に対しては、本校はまだ戦う土俵に上がることすらできていないということを痛感するばかりの2日間でした。

 

とは言え、相手の強さ・大きさに臆することなく、コートに立つメンバーが果敢にプレーができたこと、ホスト校として失礼のないよう一人一人が与えられた役割を果たそうとしたことは、今後に繋がる成長だと思います。

 

最後は出場機会に恵まれなかったメンバーでの紅白戦を行い2日間の日程を終えました。

 

大会までの時間は残り少ないですが、この2日間で得た糧を生かして少しでも良い形で練習を積み重ねていきます。

対戦して頂いた参加校の皆様、ありがとうございました。

12名の新入部員を迎えました!

 

本年度の350名の入学生の中から、新たに12名の生徒が男子バレーボールへの入部が決定しました。

(プレーヤー11名、マネージャー1名)

 

 

(学科順)

内山 凛香(システム化学科・冨塚中)

柴田 真理(システム化学科・入野中)

佐野 悠太(建築科・湖西岡崎中)

吉田 琉星(建築科・天竜中)

小林 和司(機械科・南陽中)

鈴木 佑(機械科・舞阪中)

野田 蒼人(機械科・与進中)

吉田 夢羽(機械科・高台中)

杉村 叡人(機械科・高台中)

松尾 成治(機械科・高台中)

桑子 翔(電気科・湖東中)

河原﨑 弘夢(理数工学科・高台中)

 

実習と部活動との両立など、実業高校ならではの苦しいこともあるかと思いますが、そこを乗り越えてこその浜工生

中学校で学んだことを大切にしながら切磋琢磨し、高校でも成長を続けて欲しいと思います。

 

インターハイ予選まで残り一か月弱。

心身が充実した状態で大会に臨み、成長した姿をたくさんの方に見て頂けるよう、チーム一丸となって努力を積み重ねていきます。

卒業式

 

卒業式が行われ、今年も3年生が巣立って行きました。

特にコロナの影響を受け、大会の開催もままならない非常に歯がゆい思いをした世代。

この悔しさを是非、これからの人生で昇華させていってほしいと思います。

3年間、お疲れさまでした。
卒業生の思いも背負って、これからも努力を重ねていきます。

トレセンに2名選出されました

 

来年度に行われる国体に向けて、本チームより以下の2名が1年生ながらトレセンに選出されました。

ここから更に選抜が行われ、最終的に国体に出場する12名が決定されます。

 

アウトサイドヒッター

八木 暖太(機械科1年・庄内中)

 

 

セッター

山坂 一生(機械科1年・高台中)

 

 

より一層の高みを目指し、努力していきます。

Vリーグ加盟チームのトレーナーさんに指導して頂きました

 

惜しくも県大会ベスト8で前回大会を終え、東海大会には一歩及ばなかった浜工でしたが、次なる戦いを見据え、練習に励んでいます。

特にフィジカル面に関しては、他の県上位のチームに比べると、まだまだ未熟な部分も多くありました。

 

そこで、地元浜松のVリーグ加盟チームである「ブレス浜松」にてトレーナーを務めていらっしゃる高木さんをお招きして、さっそく指導をして頂いています。

 

ブレス浜松は2012年に発足して以降着々と順位を伸ばしており、今シーズンもV.LEAGUE DIVISION1昇格をかけたプレーオフ圏内の4位につけています。

女子のチームながら、男子顔負けの運動量でラリー中何度もバックアタックの助走に入る、非常にアグレッシブな攻撃が特徴的なチームです。

 

浜工も試合の最後まで連続して瞬発力を発揮できるよう、様々なメニューに取り組みました。

本格的なトレーニングメニューに取り組むのは初めてのメンバーも多いため、基礎的な部分からじっくりと指導をして頂きました。

 

 

また、トレーニング後の補食や食事は非常に重要です。帰るまでが遠足、食べるまでがトレーニング

ご準備頂いた保護者の皆さま、ありがとうございました。

 

身体の正しい使い方を知ることや身体を鍛えることは、競技力の向上だけでなく、ケガの予防にも繋がります。

加えて、競技を終えた後の人生においても、健全な心身は大きな武器になります。

 

心身共に成長した姿で恩返しができるよう、地道に積み重ねていきます。

【東海出場届かず】令和4年度 新人戦 県大会2日目

大会結果はこちら←

 

ここ数年、県上位進出から遠ざかっていた浜工ですが、ベスト16の壁を乗り越え、強豪校ひしめく県大会準々決勝まで辿り付きました。

挑戦者として、準決勝進出東海大会出場権をかけ、東部の伝統校・御殿場南高校との大一番に臨みました。


準々決勝 vs 御殿場南(東部地区1位) 0-2 

26-28、22-25

 

相手はツーセッター制を採用し常に前衛の3人が攻撃が可能な布陣に対し、浜工はいつも通りのオーダーを選択。

ツーセッター制はコート上に2人、司令塔の役割を果たせる選手を配置することで、前衛での攻撃の枚数を増やせるメリットがありますが、その分セッターを2人育成し、アタッカーとのコンビネーションを合わせなければならないフォーメーションでもあります。

相手の強力なサイド陣の選手が常に両サイドから攻撃をしかけてくるため、MB陣のキャプテンの桔川(2年・庄内中)・中道(1年・与進中)らのブロックがそれにどこまで対応できるか、そしてブロックのマークが外されてもディグでどこまで拾って粘れるかが勝負のカギとなりました。

 

ー第1セットー

相手のサイド攻撃に対してオポジットの田辺(2年・桜が丘中)がブロックワンタッチを取り、そのまま中道のクイックにより浜工がファーストポイント。

幸先の良いスタートを切ったかに思えましたが、そこから相手サーブが的確に浜工の攻撃を封じ込めます

 

攻撃にアクセントを加えるはずの田辺が助走しにくくなるコースや、浜工の攻守の要である八木(1年・庄内中)と竹原(1年・曳馬中)を揺さぶるショートサーブを駆使して序盤から主導権を握られ、極めつけにジャンプサーブでノータッチエース。6-10でタイムアウトを取るも、タイムアウト明けも八木がサービスエースを奪われ、完全に相手ペースで中盤戦に入ります。

 

このチームの土台であるサイド陣がなかなか機能さえてもらえず、このまま大崩れする可能性も十分にありましたが、八木が何度もアタックを打ち切り、司令塔・山坂(1年・高台中)のサービスエースや中道のキルブロックなどの個人技でなんとか得点を重ね、12-15と追いすがる展開。

すると浜工の粘り強いプレーに試合の流れが傾き始めます。

桔川が相手の後衛の選手が前衛の攻撃に入るフェイクに引っかかることなく中に切り込む攻撃をワンタッチにかけ、そのまま自身のクイックで得点する活躍を見せ、18-18と同点まで迫りタイムアウトを取らせることに成功します。

 

そこから一進一退の攻防でお互いのアタッカーが得点を重ねる中、24-22とセットポイントを握った場面でピンチサーブで山下(2年・湖東中)

人の間を正確に狙いつつスピードのある非常に良いサーブを放ち、レセプションを崩すことに成功しますが、相手レフトが自身に打ち込んできたアタックに反応しきれず、残念ながらブレイクポイントとはならず。

その後デュースにもつれ込む展開になりますが、ここにきて相手のサーブがまたしても浜工のレセプション陣を苦しめ、最後は竹原の攻撃が相手ブロックに捕まりセットを先取されました。

 


ー第2セットー

序盤、3-0と連続で得点し、このままリードを保ちたいところでしたが、相手は年間通して攻守でチームを支えてきた竹原にサーブを集中的に集め、3-3と振り出しに戻ります。

加えて相手のネット9mの幅を存分に使った攻撃に対応できない場面が目立ち始め、相手オポジットが難なく得点を重ねて7-11。 

その後も、レフトからストレートコースへの強打や、ライトサイドで1対1を作ってクロス打ち込む等、相手チームは得点のパターンが確立できているのに対して、こちらのアタッカーはなかなか得点できない苦しい場面が続き、12-17とリードをされたまま終盤戦へ。

 

しかし、ここで闘志を失わない浜工の粘りが、徐々に試合の流れを変えていきます。

このセットも大きなリードを奪われつつも、田辺らサイドのブロッカーが粘り強くブロックでワンタッチにかけ、大槻(1年・三ケ日中)・酒見(1年・湖東中)らリベロがサボらずブロックフォローに入り、セッター山坂が走り回ってボールを繋いでいく。すると、サイドの打ち合いを竹原・八木らが制し始め、18-20と2点差まで詰め寄り相手がタイムアウト。

 

タイムアウト明けもベンチ含め浜工の勢いは全く衰えず、ここまで相手の攻撃を何度もワンタッチにかけていた田辺が、30秒にも及ぶ長いラリーに終止符を打つ渾身のキルブロック次のラリーも相手オポジットを八木がお手本のようなブロックで1対1で仕留め、20-20とどちらに転んでもおかしくない点数になり、コート上の熱量も最高潮に達します。

 

しかし、浜工の追い上げもここまで。

このままの流れでセットを奪いファイナルセットに持ち込みたい浜工でしたが、相手アタッカーがこの局面でも冷静にブロックアウトで得点を重ね、最後はまたしてもサーブで崩されブロックで仕留められる展開で、準々決勝敗退(県ベスト8)となりました。

 


 夏休みが始まった時点では、試合の中でクイックを全く使うことができず、サイド攻撃もなかなか決まらず、 対戦相手の攻撃をしのぐことで精いっぱいだったチームですが、一丸となって練習とトレーニングに励み、ここまで来ることができました。

 実習やレポートなどを言い訳にせず、生徒たちが日々努力を積み重ねることができた結果だと感じます。

 

また、保護者の皆様におかれましても、多大なご支援、誠にありがとうございました

本来であればこの重要な一戦を、生徒と同じ空間で一喜一憂できるはずであったことを考えると、感染症の拡大が一刻も早く収まることを願わずにはいられません。

 

これからチームは小休止を経て、次の戦いへの準備が始まります。

今大会、コースを綺麗に抜いてもレシーブされてしまう等、パワー不足が目立ちました。

ここから鍛錬を重ね、社会生活においても活躍のできるような心身の充実を目指すには、適切な栄養・睡眠と、ご家庭での暖かい支援が不可欠となります。

 

次こそは、強豪校に何度も打ち勝つ姿が見せられるよう、精いっぱい努力していきます。

今後とも浜工男子バレー部を、よろしくお願い致します。

 

 

【県ベスト8確定!】 令和4年度 新人戦 県大会1日目

大会結果はこちら←

 

十年に一度と言われる大寒波が幸いにも緩み、暖かな日差しの中、新人戦県大会が開催されました。
一回戦は吉原工業との工業高校対決となりました。


1回戦 vs 吉原工業 2-0 

25-14、25-15

 

ー 第1セット ー

相手は長身のエースアタッカーを少しでも長く前衛で攻撃させるためS4ローテ(浜工サーブで試合開始のため)スタート。

試合開始直後はエースアタッカーが後衛のため、ここで相手ローテを止めて一気に走りたいところでしたが、クイックが合わず1-1。相手ローテが回り、S3ローテになります。

 

試合序盤からブロックの上から打たれる場面がそこそこありましたが、ディガーがしっかりとコースに入り、相手エースに得点を取らせません。しかし、相手のつなぎが良いこともあってなかなか浜工もエンジンがかからず

 

相手エースがBクイックに入りますがトス合わず、それがそのままこちらのコートに落ちてしまう等、精彩に欠けるプレーが続いたものの、エース・八木(1年・庄内中)のアタック等で得点を重ね、14-9とリードが広がったところで相手がタイムアウト。

その後も流れに乗り切れないラリーが続いたものの、オポジット・田辺(2年・桜が丘中)のサーブが走り、最後はサービスエースで浜工がセットを先取しました。

 

ー 第2セット ー
第2セットは中道(1年・与進中)に代わり、MBの林(1年・南陽中)が先発で起用されました。
相手は予想通りS3ローテでスタートし、浜工はS4ローテでスタート。マッチアップを動かします。

 

先ほどのセットの反省を生かし、序盤から畳みかける浜工。ャプテン桔川(2年・庄内中)のクイックでサイドアウトに成功すると、竹原(1年・曳馬中)のサービスエース、八木のブロックアウト。そして今セットから出場の林のクイックが決まり、一気に盛り上がります。セッター山坂(1年・高台中)のサービスエースも出て、7-2と一気に点差を広げます。

その後も竹原の美しいインナーへのアタックや、トランジションアタックで桔川がクイックを叩きつけて得点し、12-5とリードを保ったまま中盤戦へ。

 

このまま一気に走り切りたい浜工でしたが、セッター山坂がファーストタッチを触る展開が続くと次第にミスが出始めます。

終盤、立て続けにピンチサーバーを投入。青島(2年・湖東中)は惜しくもサーブミスで終わったものの、山下(2年・湖東中)がストレートコースギリギリにサーブを打ち、サービスエース。山下は入学時はフローターサーブでしたが、コツコツとジャンプフローターを練習し、見事本番で成果を発揮。その流れのまま浜工が2回戦進出を決めました。

 


2回戦 vs 島田樟誠(中部地区2位) 2-0 

25-20、25-17

 

ー 第1セット ー

下級生が多いチームのため、相手のアップの雰囲気などに呑まれていないか不安もありましたが、序盤、桔川のキルブロックや、地区予選で活躍を見せた田辺のライト並行など、2年生の活躍もありスタートダッシュに成功。6-1でリードしてタイムアウトを取らせる最高の出だしとなります。

 

タイムアウト明けも、桔川が相手クイックをキルブロックし、山坂のツーアタックで8-2と点差を詰めさせず、ハイレベルなラリーの応酬に負けじと応戦し、リードを保ちます。

中盤戦もお互いの攻撃をブロックのワンタッチにかけ、ブロックが抜けても丁寧にディグをして切り返す県大会に相応しいラリーが続きます。ここで、竹原が近くなってしまったトスを利き手と逆の左手で強打してコート中央に押し込むファインプレーを見せ、18-12でたまらず相手が2度目のタイムアウト。

 

ここから相手の4連続ポイントで今度は逆に浜工がタイムアウト取らされるも、竹原がXプレーを叩き込み流れを完全には渡しません。

セットポイントを握ってから点差を詰められ20点に乗せられますが、最後はセッター山坂がここまで無得点の中道のクイックを選択する強心臓ぶりを見せ25-20でセットを先取しました。

 

ー2セット目ー

ベスト8に王手をかけた第2セットも、長いタフなラリーの連続となりました。

八木・竹原・桔川らが得点を重ね、リベロの大槻・酒見もコートを献身的に走り回ってチームを盛り合げ、9-7と一歩リードする展開。どんな状況になっても、お互いのコートと控え選手の指示の声や声援が飛び交う素晴らしい雰囲気の中、試合は進みます。

 

中盤、ラリー中に珍しくMBの中道がトスを上げる場面が続き、やや短めのトス上がったところを竹原があり得ない角度でインナーに打ち込み、13-10。またしても竹原のファインプレーが相手にタイムアウトを取らせます。

 

試合も終盤に差し掛かる中、相手ブロックがサイドへの意識が強くなりリリースしてきたところに、桔川がノーブロックでクイックを打ち込み、ベンチ含め大歓声。相手が流れを変えるべく取った最後のタイムアウト明けも、桔川が相手クイックをキルブロックし、キャプテンの文句なしのプレーで一気にチームに火が付きます。

 

続いて、桔川の攻撃で中央に意識が寄ったところを今度は田辺のライト並行で得点し、そのまま後衛でサービスエースピンチサーバー宮野(2年・湖東中)がコート上を盛り上げ勢いに乗りに乗った浜工が点数を次々と重ねていき、最後まで全力を尽くす相手を振り切り準々決勝へ駒を進めました。


プレーもさることながら、非常に良いメンタリティで試合に臨むチームと対戦することができ、生徒達にとって素晴らしい経験となりました。

 

明日、東海大会出場をかけ、東部の名門・御殿場南高校と対戦します。

本年度の集大成として、全力で挑みます。応援よろしくお願い致します。

 

【西部地区3位入賞】令和4年度 新人戦 西部地区予選2日目

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昨日県大会出場は確定させ、本日は上位グループの順位決定戦に臨みました。

 

準決勝 vs 浜松日体 0-2 

20-25、23-25

 

ー 第1セット ー

序盤、お互い譲らない展開の中、相手の強力なジャンピングサーブからの3枚ブロックでプレッシャーをかけられた竹原(1年・曳馬中)にミスが出て、5-7とリードを許す展開になります。一進一退の攻防が続くも、ジャンピングサーブでサービスエースを取られ、その後昨日活躍を見せた田辺(2年・桜が丘中)が1枚ブロックに捕まり、11-13でタイムアウト。

ここから盛り返したい浜工でしたが、随所に良いプレーは見られるものの、ラリー中のハイセットが安定せず14-19とリードを広げられ2回目のタイムアウト。

八木(1年・庄内中)の3枚ブロックを抜くコース打ちや中道(1年・与進中)、桔川(2年・庄内中)らMBのクイックなどで得点を重ねるものの、細かいミスも重なり、最後はまたしても強烈なジャンピングサーブでリベロ大槻(1年・三ケ日中)がエースを許し、セットを先取されました。

 

ー 第2セット ー

後がなくなった第二セット、こちらのサーブが機能し始め、相手のアタックミスを誘い8-5と一歩リード。中盤も司令塔・坂(1年・高台中)のサービスエースや、中道のキルブロックで14-9と有利にゲームを進めます。

しかし終盤、ここまで浜工の攻撃を何度も跳ね返してきた浜松日体のブロックのプレッシャーが、アタッカー陣にミスを誘発させます。最大5点差あった得点が一気に20-19まで詰め寄られた状態で終盤戦に突入。

八木がまたしても3枚ブロックを抜き、山坂のネット際ぎりぎりのレシーブをワンハンドで時間差攻撃に上げて田辺が打ち切り、桔川が相手エースをブロックで仕留めるなど互角の攻防を繰り広げるも、最後は相手のブロックに連続で捕まり試合終了。浜松日体のパワーサーブからの3枚ブロックというトップカテゴリ男子のような戦術の前にストレート負けを喫しました。

 


3位決定戦 vs 浜松市立 2-1 勝 西部地区3位

19-25、25-18、25-21

 

西部地区3位をかけ、お互い譲れない一戦は、苦しみながらの逆転勝利となりました。

 

ー 第1セット ー

序盤、八木と竹原の両レフトが得点を量産するも、それ以外のアタッカーが決まらない苦しい展開で9-13とリードを許します。

相手のレフトアタッカーをサーブで攻め立てますがあまり崩せず、逆にフェイントやブロックアウトでフロアディフェンスの穴をつかれて13-19とじわじわと点差が広がる一方。「何かが明確に悪い」というより「全体的にぼんやり良くない」という監督にとっても指示の出しにくい展開のまま終盤戦へ。

相手がセットポイントを握ったところで3連続得点など粘りを見せたが19-25で第1セットを落としました。

 

ー 第2セット ー

後がなくなった第2セット、1セット目とは打って変わり各アタッカーが躍動し、序盤で相手セッターを下げさせることに成功。このままの流れでいくと思いきや、相手のジャンプサーブとブロックポイントで8-9とひっくり返され、ゲームは振り出しに戻ります。

先ほどのセットと同様、中盤にかけて少しずつ点差を広げられる厳しい展開になりましたが、八木がコート後方から来る難しいハイセットをコート中央に叩き込み、一気にチームが勢いに乗り22-16と逆転。

相手も交代枠の5人をフルに使い状況の改善を試みますが、流れにのった浜工が押し切り25-18でセットを取り返し、運命のファイナルセットへ。

 

ー 第3セット ー

第3セットもお互い息の抜けない白熱した展開になりました。序盤から竹原が相手ブロックを3回連続で吹っ飛ばし6-3とまずまずの出だしを見せ、このまま一気にいきたいところでしたが、相手エースの渾身のクロスをリベロ酒見(1年・湖東中)がディグし切れずなかなか点差が開きません。

中盤、ここまで上げれなかった相手エースのクロスを酒見が連続で上げ、その後逃げてきたフェイントを山坂がフライングレシーブ。フロアディフェンスを修正し、ハイセットを八木が相手ブロックの上から何度も叩きつけ、じわじわとリードを広げます。

終盤、とどめとばかりに宮野(2年・湖東中)をピンチサーバーで投入しチームは盛り上がりますが、相手も鮮やかなブロード攻撃でしっかりとサイドアウト。

3点差という微妙な点差を保ったままお互い20点に乗せますが、最後は相手エースを桔川がキルブロック。総力戦を浜工が制し、西部地区3位の座を勝ち取りました。

 


再びコロナウィルス感染が広がる中で、大会が無事開催され、フルメンバーで戦うことができ、生徒の成長を感じられる2日間となりました。また、残念ながら無観客試合となってしまい、コートの中で活躍する姿を保護者の皆様にお見せできなかったことは大変心苦しく思います。有観客試合になった時に、より一層逞しくなった姿を見せられるよう、これからも努力していきますので、引き続きご支援のほど、よろしくお願い致します。

 

2週間後の県大会に向けて、チーム一丸となって再スタートです。

 

 

【県大会出場確定】令和4年度 新人戦 西部地区予選1日目

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西部地区予選が浜工を会場にして開催されました。浜工はシード権をもっての出場になります。

 

第1試合 vs 磐田南 2-0 

25-10、25-13

 

ー 第1セット ー

初戦、いつものメンバーに加えてMBの田中(1年・庄内中)を先発で起用

序盤はもたつく展開となりましたが、中盤、八木(1年・庄内中)のスパイクとブロックによる連続得点や桔川(2年・庄内中)のサービスエースで一気に19-8までリードを広げ、危なげなく第1セットを先取しました。

 

ー 第2セット ー

第2セットは田中に替えて、林(1年・南陽中)が先発で起用されました。

相手チームの独特の回転やリズムに若干対応しきれず、レシーブがやや不安定になる場面もありましたが、セッター山坂(1年・高台中)が走り回ってカバーし、5-0と序盤戦を制します

中盤から終盤にかけて、2年生の宮野(2年・湖東中)、西原(2年・細江中)が立て続けにピンチサーバーでコートに入りますが、残念ながらブレイクポイントには至りませんでした。しかし終盤、相手のディグ・フォーメーションに対応しきれずアタックでやや苦しんでいた竹原(1年・曳馬中)がサーブで緩急をつけ連続ブレイクに成功し、最後は途中出場の中道(1年・与進中)がクイックを決め、大差で第2セットも連取しました。

 


第2試合 vs 浜松湖北 2-0 

25-14、25-20

 

ー 第1セット ー

9月に行われた西部高等学校バレーボール選手権の再戦となった一戦。浜工は前回と同じく、強力な相手オポジットに八木をマッチアップさせるローテで挑みました。

序盤戦は相手オポジットを捕まえきれず、お互い譲らない展開が続きます。ここで流れを変えたのは2年生の田辺(2年・桜が丘中)。セッター山坂と息の合ったスピーディーなサイド攻撃で連続得点し、そのまま自身のサービスエースで一気にリードを12-6まで広げることに成功。ここから、流れを引き寄せた浜工が終盤までことごとく好ラリーをものにする展開となり、最後は竹原のコートをよく見たエンドラインへのプッシュで得点。大量リードを保ったまま第1セットを先取しました。

ー 第2セット ー

勝負の第2セットはここまで控えに甘んじた中道が先発出場。

中盤までは常に競る展開が続きますが、ここまでコンスタントに得点を量産していた八木にアタックミスが出て12-14とリードを許し、タイムアウトを取らされ、相手チームが活気づきます。
タイムアウト明け、サイドアウトをきっちり取って勝負を振り出しに戻し、迎えたゲーム後半戦。第1セット活躍を見せた田辺がサーブを攻めて主導権を握り返し、チーム全体がトランジションアタックでアグレッシブなプレーをして見事に立て直すことに成功。20-17とゲームをひっくり返します

ここからも手を緩めずに浜工が攻め続け、大槻の正確なレセプションから桔川がライト攻撃を派手にコート中央に突き刺し会場を沸かせます。その流れのままピンチサーバー青島(2年・湖東中)もサーブで攻めますが、際どいアウトの判定。

最後の大詰めの場面では、連続で相手オポジットを狙い通りにワンタッチにかけ、最後はレセプションアタックで山坂が田辺のXプレーを選択。今大会成長を見せた田辺が期待に応え、見事に勝ち切りました


明日は浜松日体と決勝進出をかけて試合です。今大会も残念ながら無観客試合となってしまいましたが、いい報告ができるよう、精一杯戦ってきます。

【県ベスト16】第75回全日本バレーボール選手権大会 静岡県予選大会

 

29日に開幕した春高予選の大会2日目です。

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大会結果←

 


3回戦 vs 日大三島 2-0 
25-15、25-21


4回戦 vs 静清 0-2 
17-25、19-25

 

 

静清高校にストレートで敗れ、県ベスト16で大会を終えました。


下級生主体のチームの中で最上級生の清水(3年・曳馬中)がフル出場を果たし、文字通り最後まで戦い抜きました

3年生が最後まで競技を続ける姿を見れること、そして同じコートに立てることは、下級生にとっても大きな財産となります。

サボらず、ひたむきな努力ができる選手でした。3年間、お疲れ様でした。

 

保護者の方におかれましても、会場で直接声援を送ることがなかなかできず、歯がゆい思いをする期間が続いている中、

活動へのご理解とご支援、誠にありがとうございました。

 

長くバレーボールを続けたいと思えるチーム、良いバトンが後輩に繋げるようなチームを目指してこれからも戦っていきます。

 

 

第75回全日本バレーボール選手権大会 静岡県予選大会(2日目進出)

 

10/29(土)に、1月に開催される春の高校バレーの静岡県予選が開幕しました。

3年生にとってはこれが最後の大会ということで、その想いも背負ってコートに立ちました。

 

今回の会場は日大三島高校ということで、非常に大きな体育館での試合となりました。

空間認識能力が問われるバレーボールという競技において、大きな体育館というのは普段のプレーをすることが非常に難しくなります。

そこに3年生ラストマッチという緊張感も合わさるので、いかに慣れて自分たちの流れに持っていけるかが重要でした。


第一試合 vs静岡市立 2-0 
25-22、25-23

迎えた初戦、ケガでスターティングメンバーを欠いた浜工は、前大会はリベロとして出場した大槻(1年・三ケ日中)をアタッカーとして起用しました。

大きな体育館ということもあり、セッターには特に負担のかかる序盤戦、1年生の司令塔・山坂(1年・高台中)はスタートから3年生MB清水(3年・曳馬中)のクイックを選択

期待に応えた清水が得点し、幸先の良いスタートを切ります。中盤、清水がサービスエースを取りチームに貢献しますが、相手も強力なジャンプサーブで

大槻からサービスエースを奪い、終盤まで一進一退の攻防が続きます。

お互い20点に乗せたところで、八木(1年・庄内中)が相手ブロックが1枚になった場面で確実に得点し、最後は竹原(1年・曳馬中)が時間差攻撃と丁寧なコース打ちで連続得点

サイド陣が勝負所で役割をしっかりと果たし、重要な第1セットを先取しました。

 

2セット目、序盤から僅差のシーソーゲームが続きます。

大槻の技ありの軟打が決まったかと思えば、次のラリーですぐさま相手ブロックが大槻を捕まえキルブロック。

相手もブロックポイントと長身のエースで得点を重ねてきます。

中盤、ネット際の攻防で連続で反則を取られ流れに乗り切れずにいたところ、鈴木(2年・北浜中)がピンチサーバーでコートに立ち、連続ブレイクに成功

第2セットも最後は竹原が得点し、無事初戦を突破しました。



第2試合 vs富士宮東 2-0 
25-18、25-14

序盤からリードを保つ展開で、中盤、坂のサーブで連続ブレイクして15-10とリードを広げます。

1試合目でピンチサーバーに入った鈴木が今セットも入り、そのラリーで主将・桔川(2年・庄内中)もブロックポイントを取り攻守で貢献

第1セット、第2セットともに点差をつけての勝利となりました。


次戦は11/5(土)、日大三島高校と対戦します。

引き続き、チーム一丸となって頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。

 

 

 

 

【西部地区5位入賞】令和4年度西部高等学校バレーボール選手権大会

大会結果はこちら

 

1日目

1回戦 vs浜松湖東 2-1 
22-25、25-22、25-12

新チーム初戦ということで緊張感があったのか、本来なら攻撃にアクセントを加えるはずの田辺(2年・桜が丘中)の攻撃がなかなか機能せず、1セット目は苦しい展開となりました。対照的に、シンプルな攻撃パターンながら高いトスを逃げずに強打し続ける相手チームのエースを止めることができず、セットを先取されました。

その後も流れに乗り切れないじりじりとした展開が続きましたが、2セット目終盤に竹原(1年・曳馬中)が重要な場面でしっかりと得点してセットを取り返し、その流れのまま3セット目を連続で奪取しました。


2回戦 vs浜松東 2-0 
25-13、25-15

序盤はお互いに点を取り合う展開の中、1試合目で活躍を見せた竹原がショートサーブを効果的に織り交ぜて相手レセプションを崩しつつディグでも貢献し、6-6から一気に13-6までリードを広げました。

1試合目では前に落ちるボールがレシーブできない場面もありましたが、この試合では誤魔化してくる相手アタッカーの軟打をチーム全体でしっかりと処理し、危なげない試合運びでストレートでの勝利を飾りました。


3回戦 vs聖隷クリストファー 0-2 
12-25、14-25

U18日本代表を擁する聖隷クリストファーとの試合は、終始高い攻撃力と堅い守備に圧倒される展開になりました。

2セット目はスタートローテーションを変更し状況の改善を試みましたが、ストレートでの敗戦となりました。しかし、臆することなく戦うことができた選手にとっては、非常に良い経験となりました。

 


2日目(5~8位決定トーナメント戦)

1回戦 vs浜松商業 2-1 
25-21、22-25、25-20

練習試合では勝ち越せなかった浜松商業との1戦は、高校生らしい白熱した試合となりました。まずは、1日目に力を発揮しきれなかった田辺が序盤から時間差とダイレクトスパイクで連続得点試合中盤では、ライン際を狙った精度の高いサーブで相手のチームキャプテンから連続でエースを取り、タイムアウトを取らせつつコートから下げさせることに成功。この試合の流れを大きく引き寄せます。加えて、1年生ながらこのチームの大きな得点源である八木(1年・庄内中)も連続サービスエースと自身のスパイクで得点を重ね、1セット目を浜工が先取しました。

2・3セット目もいずれも気の抜けないシーソーゲームが続きました。2セット目、終盤に山下(2年・湖東中)がピンチサーバーとしてコートに入り、連続ブレイクでチームに勢いをもたらしましたが、そのまま崩れるかと思われた浜松商業も意地を見せ、勝負はフルセットへともつれ込みました。

迎えた最終ゲーム、お互いのサイドアタッカーの打ち合いとなりました。中盤八木にもミスが出始めたものの、フェイントに逃げることなく勝負し続け得点を重ねます。最後は司令塔山坂(1年・高台中)のサービスエースと、ブロックで得点を量産したミドルブロッカー中道(1年・与進中)の文句なしのキルブロックで激戦を制しました。

 

5位決定戦 vs浜松湖北 2-0  西部地区5位
25-22、25-14

相手の強力なオポジットに対して八木をマッチアップさせるオーダーを選択した浜工。聖隷戦の反省を生かし、序盤から山坂が竹原の時間差、桔川(2年・庄内中)・中道の両ミドルによるクイック等、多彩な攻撃を操りローテーションを難なく回します。山坂自身もトスワークだけでなくツーアタックで攻撃に参加し、持ち前の負けん気の強さでチームを鼓舞し続けました。今大会、キャプテンの桔川はポジションをミドルブロッカーにコンバートしての出場となりましたが、粘り強いリードブロックで相手アタッカーのスパイクコースを防ぎ続けました。それが終盤の相手のミスに繋がり、重要な1セット目を先取

2セット目、序盤から八木が相手オポジットを一枚で仕留め、相手セッターに攻撃の選択肢を与えません。大槻(1年・三ケ日中)、酒見(1年・湖東中)の両リベロも相手アタックにしっかりと対応し、セカンドセッターとして、身体全体を使った丁寧なハイセットを2日間通してアタッカーに供給し続けました。最後はここまで攻守においてチームを支えてきた竹原のアタックで得点し、大差をつけてのストレート勝利となりました。



1年生主体のメンバーで臨んだ今大会でしたが、コートに立つメンバー以外の生徒も一丸となって戦うことができ、試合ごとにチームの成長を感じることができました。
残念ながら有観客での開催とはなりませんでしたが、保護者の方におかれましても、日ごろからの活動へのご理解とご協力、誠にありがとうございました。
今後もより良いチームを目指し、一丸となって成長していきます。応援、ありがとうございました。

 

令和4年度インターハイ西部地区大会(5/7・8)

1回戦 vs 磐田東

17-25、25-22、14-25

セットカウント 1-2 一回戦敗退 大会の結果はこちら


 

新戦力を迎え総力戦で挑んだインターハイでしたが、惜しくもフルセットの戦いの末、1回戦敗退となりました。

 

今大会をもって3年生は就活・進学準備に入ります。

今年の3年生は、入学時よりコロナウイルスの影響で思うような活動ができず、特に歯がゆい思いをした代ではないかと思います。

3年間、本当にお疲れ様でした。

 

保護者の皆様におかれましても、なかなか生徒たちが努力する姿を直接目にする機会に恵まれなかったことかと思います。

そのような状況下の中、練習試合・大会のサポートや、ご家庭での温かいご支援、誠にありがとうございました。

 

引退した先輩方の思いも背負って、より良いチームを目指して頑張っていきます。

応援ありがとうございました。

祝・卒業

先日、無事卒業式が挙行され、男子バレー部からは7名が巣立っていきました。

今年度から顧問が変わり戸惑いもあったかと思いますが、毎日ひたむきに練習に取り組む姿は、流石上級生でした。プレーの質も、特にディフェンス面が4月当初よりもずっと良くなりました。

残念なことに、コロナウイルスへの対応の憂き目に合い、一度もフルメンバーで公式戦に臨むことはかないませんでしたが、そのような状況下でもベストを尽くして県大会出場を勝ち取れたことは本当に素晴らしいことだと思います。

社会に出てからも、苦難に負けることなく、常に最善を尽くせる力がきっと備わっているのだと感じました。

 


またいつでも顔を見せに来てください。3年間、ありがとうございました!

 

 

令和3年度 西部地区大会

第1試合 vs 湖北

15-25、16-25

セットカウント0-2 負け


インターハイのシード権につながる大会でしたが、相手のかたいブロックとフロアディフェンスを崩すことができないまま、湖北高校に敗れました。今後とも、応援よろしくお願い致します。

令和3年度 全日本選手権 静岡県大会

1回戦 vs 浜松城北工業

21-25、23-25

セットカウント0-2 負け


接戦となることの多い城北工業との1戦。

惜敗という悔しい形で選手権大会を終えました。

 

就職活動と並行しながら、3年生が3名チームに合流し、ここまで戦ってきました。

両立は本当に大変だったと思います。よくここまで頑張ってくれました。

 

これでチームは完全に新チームとなります。

また1から頑張っていきます。応援ありがとうございました。

令和3年度インターハイ 静岡県大会

 

1回戦 vs 静清

22-25 12-25

セットカウント 0ー2 負け


今回もフルメンバーで戦うことができず、昨年度の準優勝チームに屈する形で大会を終えました。

アタックがなかなか決まらず苦しい展開が続きましたが、エース石塚が気を吐き、レセプションを7割返球しながら

アタック10、サーブ3得点の活躍をみせました。

 

今大会をもって3年生は就活と進学準備に入ります。3年間お疲れ様でした。

保護者の皆様におかれましても、練習試合・大会のサポートや、ご家庭での温かいご支援、誠にありがとうございました。

 

今後とも日々、良いチームを目指し努力していきます。

応援ありがとうございました。

 

(県大会出場!)令和3年度インターハイ西部大会 順位決定戦

 

第1試合 vs 磐田東

25-16、25-18

セットカウント2-0 勝ち

 

第2試合 vs 浜松湖南

25-15、25-16

セットカウント2-0 勝ち

 

第3試合 vs 浜松北

25-10、25-15

セットカウント2-0 勝ち

西部地区ベスト8 県大会出場!


フルメンバーで臨めない中での西部地区大会でしたが、3年生はもちろんのこと、下級生がしっかりとその穴を埋め、無事県大会出場を勝ち取ることができました。

 

今日は特にデフェンス面が良く、3試合ともに相手アタック決定率を20%前後に抑え込むことができたのが大きな勝因です。

山田・長井の両ミドルがクイックで高い決定率を残し、ブロックでも存在感を示しました。

アタック決定率がなかなか上がらないことがチームとしての課題でしたが、セッター伊藤が献身的に走り回りトスを上げ、

瀧本・内山らウイングスパイカー陣が見事それに応えてみせました。

 

共にコートに立った下級生にとっては緊張する大会ではあったと思いますが、牧田・田代は守備で貢献し、田中らピンチサーバーも随所で活躍をみせ、チームに勢いをもたらしました。

 

2日間応援、ありがとうございました。

チーム一丸となって県大会も戦い抜きます。

令和3年度インターハイ西部地区大会 トーナメント戦

 

1回戦 vs 常葉菊川

25-5、25-16

セットカウント 2-0 勝ち

 

2回戦 vs 浜松日体

9-25、12-25

セットカウント 0-2 負け


強豪校の強力なサーブに押され、トーナメント戦は2回戦敗退となりました。

県大会出場をかけ、明日の順位決定戦に臨みます。

引き続き、応援よろしくお願い致します。