活動の記録

マレーシア修学旅行 2日目

 

本日はマレーシアでは珍しい朝からスコールが降りました。

朝にマレーシア王宮へ行き、記念写真を撮る予定だったのですが、これでは無理だろうと諦めかけていたのですが・・・

「雨こそ東南アジアの自然です!雨の中で写真を撮ってこそのマレーシア修学旅行です!」

との生徒たっての強い希望もあり、予定通りマレーシア王宮へ立ち寄ることにしてみました。

するとなんと、雨がこの一瞬だけ弱まり、奇跡的に集合写真を撮ることができました。

 

まるで彼らの熱意を天が聞いてくれたかのようでした。

 

 

その後、本日の目的地であるローランドマニュファクチュアリングマレーシアにて、工場見学を実施しました。

ローランド株式会社で働いている浜工OBも多く、他にも色々なご縁と繋がりがあり、今年もマレーシア工場見学を実施していただけることとなりました。

多くの方々のご協力をいただきまして、本当にありがたいことです。

そして、ローランドのスタッフの方の熱意が生徒たちにも伝わったようでした。

 

午前中は、マレーシアの方に英語で工場について見学しながら説明をしていただきました。

浜工のALTはイギリス出身であるため、アジア圏の英語を聞くのはほとんどの生徒にとって初めてのことです。

子音や母音の種類や発音が異なり、英単語の読み方も普段よく聞くイギリス英語とは異なり、戸惑いもあったことと思います。

ですが、何を話しているか自分から英語を聞きに行こうとする積極性を見せ、真剣に説明を聞いて、内容を理解することができていたようです。

 

昼食としてマレー料理をご馳走になった後、午後はマレーシア人スタッフとマレーシアに駐在している日本人スタッフの方を交えたディスカッションを行いました。

60分間と十分な時間があったように思えたのですが、制限時間になってもまだまだ話し合いが盛り上がっており、司会の方に中断していただく必要があった程でした。

 

最後に全体から代表質問がいくつかあった中には、「エンジニアとして自信作となる新製品を作り出した後に、さらに次の製品を生み出そうとする原動力は何ですか?」というものがありました。

企業秘密もあり、ここでその内容を書くことはなかなかできませんが、プロフェッショナルのエンジニアとして働く方々から、自分の仕事に対する矜持を見せていただくことができました。

おかげで、世界で活躍する人材になるために最も必要な心意義を教えていただくことができた研修となりました。

 

また、今回の研修を通じて、浜工の輪の広さと強さを実感することができました。

そして何より、ローランドマニュファクチュアリングマレーシアで働いている方々から、次の世代に対する深い愛情と、夢を託す気持ちを強く感じることができました。

頂戴したお言葉の中に「若さこそ財産」というものがありましたが、いずれ彼らも次の世代に「若さこそ財産」と伝える日が来ます。

その時に、今回受けたご恩や愛情、そして託された夢を、彼らもまた次の世代に託すことができるような大人に成長していることを願って止みません。

そのためにもまずは、浜工プライドを持って自分の仕事に取り組むことができる人物に成長してくれることを期待します。

 

明日は、プトラ大学での交流とB&Sプログラムを実施します。

アジアで勤勉に努力している若者との交流で得られる刺激があります。

明日も良い出会いが待っていることでしょう。