機械科にようこそ

●産業の中心『機械工業』で貢献する機械科

 機械工業で生産される製品は、ほとんどすべての産業で使われています。つまり、産業を支える製品を生産・製造していることになります。その生産・製造に必要な機械加工の基礎や機械設計の方法を製図や実習によって学習します。

実習では、旋盤、溶接、手仕上げなどの基礎・基本となる技術から、レーザー加工機、NC(数値制御)工作機械、CADなどの先端技術も習得し、ものづくり競技大会(旋盤・フライス盤・溶接・CAD)や技能検定などの資格取得にも繋げ、成果を上げています。

 産業の中心の機械工業の担い手となる、未来のエンジニアへの第一歩を踏み出すために、必要な知識・技術の習得を共に目指しましょう。

 

●専門科目

 1年

 工業技術基礎、機械製図

 情報技術基礎、機械工作

 2年

 機械実習、機械製図

 機械工作、機械設計

 3年

 課題研究 機械実習

 機械製図、機械設計

 電子機械(選)、原動機(選)

 生産システム技術(選)、自動車工学(選)

 

●取得を目指す 資格・検定

技能検定(普通旋盤作業、フライス盤作業、機械系保全作業、機械製図CAD作業、機械検査作業)、ガス溶接技能講習、基礎製図検定、機械製図検定、計算技術検定、情報技術検定、危険物取扱者、二級ボイラー技士

 

●進路

◆就職:内定企業(過去3年間)
 アイシン・エィ・ダブリュ、アイシン精機、

 愛知製鋼、アイティーオー、朝日電装、

 ASTI、アスモ、阿南重工業、アマノ、

 イハラ製作所、うなぎパイ本舗、エコム、

 NSKワーナー、エヌエスティー、

 NTN磐田製作所、エフ・シー・シー、

 FDK湖西工場、エンケイオートモーティブ、

 エンケイエンジニアリング、遠州鉄道、

 カツヤマファインテック、神谷理研、

 カンセツ東海事業部浜松事業所、共和レザー、

 グルンドフォスポンプ、興和、

 コンチネンタル・オートモーティブ浜北工場、サクラ工業、

 新機械技研、新来島豊橋造船、スズキ、

 新日本特機、スタンレー電気浜松製作所、

 ソミック石川、第一工業、テイボー、

 大日精化工業東海製造事業所、デンソー、

 テクノエレベーター、THKリズム、

 東海交通機械、東海旅客鉄道静岡支社、

 DOWAメタル、トヨタ自動車、トヨタ紡織、

 日本車両製造、ハウス食品静岡工場、

 浜名湖電装、浜松ホトニクス、

 プライムアースEVエナジー、

 本田技研工業トランスミッション製造部、矢崎部品、

 ヤマザキ、ヤマハ発動機、ユタカ技研、

 ヤマハファインテック、ローランド、

 ローランドディー.ジー. 他

◆進学:合格学校(過去3年間)
 国公立大学

 静岡大、豊橋技術科学大

 私立大学

 愛知工業大、大阪体育大、関東学院大、

 神奈川工科大、岐阜聖徳学園大、工学院大、

 サイバー大、静岡産業大、静岡理工科大、

 千葉工大、東海大、東京電機大、東洋大、

 常葉大、日本大、名城大、他

 専門学校等

 静岡医療科学専門大学校、

 中日本航空、日本工学院、

 大原簿記情報医療、他

 

活動の記録

 機械科

令和5年度 機械科課題研究発表会

本日、機械科3年生の課題研究発表会が

行われました。

今年4月より『課題研究』の時間を中心に

放課後・夏休みに6~7名のチームで

取り組んできたことを発表しました。

来年度のために2年生も視聴しました。

 

今年度のテーマ

『カートの製作』

『立体・平面パズル』

『電気の流れを可視化』

『メダルゲーム』

『ねじっチャオ』

『ユニ バス』

『位置エネルギーを運動エネルギーに変換し、

 それを動かす仕組みを作る研究』

『自作エアホッケー』

『UFOキャッチャーの製作』

『スープリュームビジョン製作』

『エアーシリンダを用いた電子シューティング』

『イライラ棒』

以上12テーマです。

ほとんどの作品が10月28日の浜工祭で

展示・実演されました。

来年度のために2年生は積極的に質問します。

 

シーケンス制御

本校の機械科の実習は、

『ものづくり』を中心にカリキュラムを

設定していますが、制御の実習もやっています。

2年生と3年生で『シーケンス制御』を学びます。

生徒の反応は、「好き」と「嫌い」に

大きく分かれることが多いのですが、

以前、ものづくりの実習では、

不器用で必死にやっていた生徒が、

シーケンス制御の実習で適性が

表れたことがありました。

現在は機械を制御して物をつくる時代です。

 

来週、10月14日(土)は本校で

オープンスクールが実施されます。

午後は部活動見学ですが、

午前中は実際の授業を見学できます。

機械科は3年生が実習をやっています。

『旋盤』『エンジンの分解・組立』

『NC旋盤』『マシニングセンタ』

『流体実験またはレーザ加工』

そして、『シーケンス制御』を

予定しています。

また、機械科の2年生が製図室で

製図を書く予定です。

『シーケンス制御』と『製図室』は

南側の校舎2階で授業をします。

2年生の『シーケンス制御』

3年生の『シーケンス制御』

インターンシップ機械科8月

本校では夏季休業中に2年生の希望者が

インターンシップに行きます。

前半のグループは7月24日~28日に

実施してきました。

後半のグループは8月16日~22日の

中で数日間実施します。

この後半には機械科から5名が

4か所の企業で実習してきました。

7月や8月の上旬は部活の大会や

競技会も多く運動部や生産部の生徒は

この時期を選ぶことが多くなります。

 

 

 

インターンシップ機械科(7月)

本校では夏季休業中に2年生の希望者が

インターンシップに行きます。

前半のグループは7月24日~28日で、

数日間企業に行って実習をしてきました。

機械科からは13名が9か所の企業に

分かれて行いました。

企業側からは多くのお褒めのお言葉を

いただくことができたようです。

後半グループは8月16日からです。

立体図の書き方を指導していただきました。

このようなところがアルバイトとは違います。

作業服をお借りしましたので、

後ろ姿では担任でも本校の生徒とは

わかりませんでした。

 

溶接

今回紹介する実習は『溶接』

金属と金属をくっつけることですが、

本校機械科では「鉄と鉄をくっつけます」

1年生で『ガス溶接』

2年生で『ガス溶接』『アーク溶接』

『スポット溶接』を実習します。

2年間実施する実習は少ないですが、

この溶接は3年生の『課題研究』での製作に

よく使っています。

1年生のガス溶接課題

2年生でのガス溶接

2年生でのガス溶接課題(水漏れチェック中)

2年生でのアーク溶接

 

5年度 2年生 工場見学

機械科の2年生が、

本日a組、昨日b組が工場見学に行ってきました。

受け入れていただいたのは、

株式会社桜井製作所です。

本社は本校から自転車で10分弱の所にあり、

多くの生徒が建物を目にしていた企業でした。

今回見学させていただいたのは、

バスで20分ほどの所にある細江工場です。

自動車部品・産業機械部品の加工を中心に

その加工を行う多種多様なマシニングセンタを

見させていただきました。

またその機械の周辺には、3DCADや検査・測定を

している様子も見ることもできました。

この見学により、将来の自分達の働く姿が

想像できたのではないかと思います。

3年生は多くの企業から求人票をいただき、

最終決断の段階にきております。

私たち2年生も、あと1年でそれを迎えます。

今回の工場見学を今後の進路選択や学校生活に

役立ていきます。

材料試験

機械科の1年生では、『材料試験』というテーマで

鉄[炭素鋼]の性質を調べます。⬅実験です。

「焼入れ」「焼戻し」「焼ならし」「焼ままし」の

一般熱処理を行い、

「衝撃試験」と「かたさ試験」を行います。

《シャルピー衝撃試験》

時間に限りがあるので、何十回も繰り返しての測定できませんが、

データが揃わないとくやしがり、揃うと喜び合い、

班員の絆が深まる実習でもあります。

また、【機械科の実験の登竜門】とも言える

「引張試験」

あの音を耳にして、目をつぶる生徒が続出、

昨日の班員は全員が目をつぶってしまい

データを読み取ることができず、

やり直しになってしまいました。

 

 

鋳造

機械科の実習紹介、第2弾。

今回は『鋳造』「ちゅうぞう」と読みます。

本校では1年生で実施します。

鋳造で出来上がった製品を

『鋳物』「いもの」と言いますので、

同じ『鋳』の字を使っても読み方が違う、

こんなことも1年生が覚えていきます。

【溶かして固める】

食品ではプリンやゼリー、

日用品ではプラスチック製品、

そして鋳造は「金属を溶かして固める」。

工場ではダイカスト法が多く使われていますが、

本校の実習は砂型鋳造法を学びます。

砂(鋳物砂)で型を作り、

そこに溶けた金属を流し込みます。

生徒は砂場に入り、一生懸命作業しますが、

「砂いじり」は楽しそうです。

旋盤

本校機械科は多くの実習を学びます。

その実習を1つずつ紹介していきます。

まずは『旋盤』

【鉄を鉄で削る】

1年生では切削の練習後、

「引張試験片の製作」

(この作品で実際に引張試験を行います)

2年生では「センタポンチの製作」と

「ミニ文鎮の製作」

3年生では「旋盤技能検定3級の模擬課題の製作」

以上のように多くある実習の中で、

3年間行うのは旋盤だけです。

引張試験片の製作中

技能検定3級の模擬課題

機械科1年生オリエンテーション

先週入学式が行われ、機械科には82名が入学しました。

また、昨日・一昨日は、身体測定や自転車点検、

交通教室や機械科指導など1年生としての行事を

行い、今日から通常授業が始まりました。

この水曜日の1年生は、午前にa組、午後にb組に、

工業技術基礎[実習の基礎]の時間があり、

初日の今日は「オリエンテーション」の時間として、

3年間の実習[1年生は工業技術基礎]の取り組み方

の説明を受け、その後、作業服と作業帽が配布されました。

配布後すぐに着替えて、工場に整列。

各テーマの場所に行き、内容の説明を聞きました。

そして、この日の最後は「ノギス」を学びました。

来週からは6つの班に分かれて、作業開始です。

写真は溶接の説明を聞いているところです。

機械科の1年生は「ガス溶接」を学びます。