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【建築科】新時代を拓く高校教育推進事業 プロフェッショナルへの道 全国工務店協会様の見学

今年度も、建築科では高度熟練技術者や専門分野の技術者の企業から講師を招聘し、技能・知識両面のスキルアップを目指す事業である、「プロフェッショナルへの道」を実施しています。

地元で活躍されている村木 幹直 様(有限会社 村木建築工房)と、大瀧健太 様(大瀧建築)から、手工具の取り扱い、木材加工の技術を指導して頂いています。

 

この取り組みを一般社団法人JBN・全国工務店協会様に見学をしていただくことになりました。

大工職育成の観点から、この事業の取り組みを見学したいと希望され、全国の大工さんが50名程度来校されました。

 

大工職は、住宅や社寺建築の建設や修繕の担い手です。

しかしながら、過去20年でその数は半減しています。

 

大工不足は今後さらに深刻化すると指摘されており、このままでは職人不足で住宅が建てられない、修繕ができない可能性もあります。

 

本校では、技術を直接大工さんから教わると共に、ものづくりのやりがいや楽しさを実践的に経験しています。

 

今年度は3年生が手刻みによる茶室の制作、2年生は鉋(かんな)の仕込みと椅子制作、1年生は鑿(のみ)研ぎと3級技能検定課題制作を主に取り組んでいます。

 

 3年生の茶室制作(文化祭でもお披露目しました)

 

 

大工さんからは、

「企業と学校との連携をどのように確立したのか」

「生徒が楽しそうに鑿砥している姿に感動した」

「教員や大工が指示しなくても、生徒たちだけで建方を実践していることに驚いた」

と質問や感想をいただきました。

 

また、当日の様子を静岡新聞社様に取材をしていただきました。

以下のリンクをご覧ください。

https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1355566.html