活動の記録

【県ベスト8確定!】 令和4年度 新人戦 県大会1日目

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十年に一度と言われる大寒波が幸いにも緩み、暖かな日差しの中、新人戦県大会が開催されました。
一回戦は吉原工業との工業高校対決となりました。


1回戦 vs 吉原工業 2-0 

25-14、25-15

 

ー 第1セット ー

相手は長身のエースアタッカーを少しでも長く前衛で攻撃させるためS4ローテ(浜工サーブで試合開始のため)スタート。

試合開始直後はエースアタッカーが後衛のため、ここで相手ローテを止めて一気に走りたいところでしたが、クイックが合わず1-1。相手ローテが回り、S3ローテになります。

 

試合序盤からブロックの上から打たれる場面がそこそこありましたが、ディガーがしっかりとコースに入り、相手エースに得点を取らせません。しかし、相手のつなぎが良いこともあってなかなか浜工もエンジンがかからず

 

相手エースがBクイックに入りますがトス合わず、それがそのままこちらのコートに落ちてしまう等、精彩に欠けるプレーが続いたものの、エース・八木(1年・庄内中)のアタック等で得点を重ね、14-9とリードが広がったところで相手がタイムアウト。

その後も流れに乗り切れないラリーが続いたものの、オポジット・田辺(2年・桜が丘中)のサーブが走り、最後はサービスエースで浜工がセットを先取しました。

 

ー 第2セット ー
第2セットは中道(1年・与進中)に代わり、MBの林(1年・南陽中)が先発で起用されました。
相手は予想通りS3ローテでスタートし、浜工はS4ローテでスタート。マッチアップを動かします。

 

先ほどのセットの反省を生かし、序盤から畳みかける浜工。ャプテン桔川(2年・庄内中)のクイックでサイドアウトに成功すると、竹原(1年・曳馬中)のサービスエース、八木のブロックアウト。そして今セットから出場の林のクイックが決まり、一気に盛り上がります。セッター山坂(1年・高台中)のサービスエースも出て、7-2と一気に点差を広げます。

その後も竹原の美しいインナーへのアタックや、トランジションアタックで桔川がクイックを叩きつけて得点し、12-5とリードを保ったまま中盤戦へ。

 

このまま一気に走り切りたい浜工でしたが、セッター山坂がファーストタッチを触る展開が続くと次第にミスが出始めます。

終盤、立て続けにピンチサーバーを投入。青島(2年・湖東中)は惜しくもサーブミスで終わったものの、山下(2年・湖東中)がストレートコースギリギリにサーブを打ち、サービスエース。山下は入学時はフローターサーブでしたが、コツコツとジャンプフローターを練習し、見事本番で成果を発揮。その流れのまま浜工が2回戦進出を決めました。

 


2回戦 vs 島田樟誠(中部地区2位) 2-0 

25-20、25-17

 

ー 第1セット ー

下級生が多いチームのため、相手のアップの雰囲気などに呑まれていないか不安もありましたが、序盤、桔川のキルブロックや、地区予選で活躍を見せた田辺のライト並行など、2年生の活躍もありスタートダッシュに成功。6-1でリードしてタイムアウトを取らせる最高の出だしとなります。

 

タイムアウト明けも、桔川が相手クイックをキルブロックし、山坂のツーアタックで8-2と点差を詰めさせず、ハイレベルなラリーの応酬に負けじと応戦し、リードを保ちます。

中盤戦もお互いの攻撃をブロックのワンタッチにかけ、ブロックが抜けても丁寧にディグをして切り返す県大会に相応しいラリーが続きます。ここで、竹原が近くなってしまったトスを利き手と逆の左手で強打してコート中央に押し込むファインプレーを見せ、18-12でたまらず相手が2度目のタイムアウト。

 

ここから相手の4連続ポイントで今度は逆に浜工がタイムアウト取らされるも、竹原がXプレーを叩き込み流れを完全には渡しません。

セットポイントを握ってから点差を詰められ20点に乗せられますが、最後はセッター山坂がここまで無得点の中道のクイックを選択する強心臓ぶりを見せ25-20でセットを先取しました。

 

ー2セット目ー

ベスト8に王手をかけた第2セットも、長いタフなラリーの連続となりました。

八木・竹原・桔川らが得点を重ね、リベロの大槻・酒見もコートを献身的に走り回ってチームを盛り合げ、9-7と一歩リードする展開。どんな状況になっても、お互いのコートと控え選手の指示の声や声援が飛び交う素晴らしい雰囲気の中、試合は進みます。

 

中盤、ラリー中に珍しくMBの中道がトスを上げる場面が続き、やや短めのトス上がったところを竹原があり得ない角度でインナーに打ち込み、13-10。またしても竹原のファインプレーが相手にタイムアウトを取らせます。

 

試合も終盤に差し掛かる中、相手ブロックがサイドへの意識が強くなりリリースしてきたところに、桔川がノーブロックでクイックを打ち込み、ベンチ含め大歓声。相手が流れを変えるべく取った最後のタイムアウト明けも、桔川が相手クイックをキルブロックし、キャプテンの文句なしのプレーで一気にチームに火が付きます。

 

続いて、桔川の攻撃で中央に意識が寄ったところを今度は田辺のライト並行で得点し、そのまま後衛でサービスエースピンチサーバー宮野(2年・湖東中)がコート上を盛り上げ勢いに乗りに乗った浜工が点数を次々と重ねていき、最後まで全力を尽くす相手を振り切り準々決勝へ駒を進めました。


プレーもさることながら、非常に良いメンタリティで試合に臨むチームと対戦することができ、生徒達にとって素晴らしい経験となりました。

 

明日、東海大会出場をかけ、東部の名門・御殿場南高校と対戦します。

本年度の集大成として、全力で挑みます。応援よろしくお願い致します。