活動の記録

タグ:研究発表

【SSH】Shizuoka Tankyu Collection にてポスター発表を行いました

 

1/21(日)にグランヒルズ静岡で開催されたShizuoka Tankyu Colletcion→公式サイト)。

高校生のための高校生による高校生のイベントということで、運営に多くの学生が関わり、各高校の特色を活かした様々な出し物(食品の販売やダンス・ファッションショー等)が行われました。

 

その中で行われた研究発表の部門で、本校のSSH海外研修班がポスター発表を行いました。今回は部活動の関係で2名での参加となりました。

 

 

 

開発中のアプリケーションをタブレットで例示する等、前回の静岡大学での発表よりも具体性をもって話をすることができました。

また、教員ではなく、一般の参加者の方からの質問に答える等、普段できない経験もでき良い勉強になりました。

 

世界最高のIT先進国・エストニアへの渡航まで残り2週間

質疑応答の時間で深まった知見をもとに、準備を進めていきます。

【授業紹介】研究発表会 課題研究(3年・必修)

自分でテーマを設定し、今まで学んできた知識や技術を総動員して探究活動を行っていく課題研究。

その総まとめの発表会を、3日間に渡って行いました。

 

情報技術科の課題研究は2年次からテーマ設定を行い、3年次から活動を開始。基本的に1人1テーマです。

スライドを用いて発表し、その後に生徒・教員からの質疑応答という流れで行いました。

 

 

また、2日目は2年生が見学をしました。2年生向けの発表会を務めた生徒のテーマを簡単に紹介します。

鈴木大地「複雑な図形の単純化」

  

 

読み込ませた図形の概形を認識して、それを簡略化したものを自動で生成するアルゴリズムを考え、プログラムを作成しました。

作成したプログラムを実際に動作させると様々な問題点が浮かび上がってきましたが、一つ一つ対策を考えてプログラムを修正することができました。

 

平川心菜「MASを用いた感染症拡大シミュレーションの実装」

  

 

Google Colaboratoryというサービス をローカル環境で正しく動作するように移植しました。

それを用いて感染症拡大のシミュレーションを行い、得られた結果から考察を行いました。

 

堀内 陽「画像生成AIを用いた画像修正」

  

 

Stable Diffusionという画像生成AIを用いて実際に画像を生成し、そこで出た課題点を修正できないか試行錯誤しました。

 

鈴木莉名「自立制御ロボットの製作」

  

 

複数人で協働して自立制御ロボットを制作し、高校生のロボット大会に出場しました。

残念ながら大会では負けてしまいましたが、失敗の要因を推測し、修正案を考えることができました。

 

松下竜之「食堂の空席表示」

  

 

どうしても給食の時に混雑してしまう食堂。

空席が一目で分かれば便利ではないかと考え、Raspberrypiという小型コンピュータとカメラを用いて人体の自動検出を試みました。

実用化には至りませんでしたが、光の強さなどの外的要因の影響を受けないシステムを構築することがいかに難しいか、体感することができました。

 

2年生に発表する緊張から解放された生徒達。立派な発表でした。

是非2年生も自分なりのテーマを見つけ、1年間向き合って欲しいと思います。

 

 

【SSH】海外研修 前エストニア日本国大使より講話を頂きました

 

世界最高のIT国家・エストニアへの渡航まで残り3週間。

その事前研修として、前エストニア日本国大使を務められた北岡元(はじめ)様より、ご講話を頂きました。

生徒たちが自分たちの研究についての発表を行った後、北岡様からの講話、質疑応答という流れで進めました。

  

 

 

外務省や大学での勤務経験のある北岡様の講話は非常に興味深いもので、1時間という時間があっという間に感じるほどでした。

講義は概ね

国の歴史は、地理的な要因の上に成り立つ(平坦なエストニア領土は他国から狙われやすく、他国から占領された過去がある。その爪痕が残る状態から国力を回復させるために国家のデジタル化を図った)

国家のデジタル化には、国民の信頼が必要不可欠である(エストニアはどのようにして国民の信頼を勝ち取ったか?)

エストニアのグローバル企業と政府、成功の要因は?(過去の教訓を活かした)

エストニア人の国民性(日本人に近い勤勉な気質をもっている)

 といった内容をお話し頂きました。

 

始めは少し緊張した様子の生徒達でしたが、質疑応答をする頃には終了時刻を超過するほどの熱量をもって質問ができるようになりました。

今回の講話によって、エストニアが単純にIT化を推し進めただけの国ではなく、国家としての再興を賭けてデジタル化を推し進め、苦難もありつつも着実に成果を上げていった背景を理解することができました。これにより、本研修がただのIT研修ではなく、その国に根付くフィロソフィー(哲学や理念)の部分も生徒達は感じることができるようになものになったと思います。特に 少ないリソースから最大限の成果を挙げるというエストニアの考え方は、少子化の進むこれからの日本にまさしく必要不可欠なものです。

 

北岡様、お忙しい中のご指導、誠にありがとうございました。

ならびに、北岡様との仲介を日本・エストニア友好協会(→公式サイト)の荒井様に御協力頂きました。ありがとうございました。

 

 

 

次の活動は、21日に静岡市で開催されるShizuoka Tankyu Collection→公式サイト)でのポスター発表です。

浜松工業高校の代表として海外研修に参加する自覚をもって自分たちの学びを深めるのはもちろんのこと、そこで得た学びをしっかりと校内外に還元していきたいと思います。

 

【SSH】静岡大学主催 探究・情報コンテストにてポスター発表を行いました

 

静岡大学浜松キャンパスで行われた「高校生探究・情報コンテスト」海外研修のメンバーが参加しました。

修学旅行の出発前日という日程でしたが、参加メンバーにとっては非常に実りのある1日となりました。

 

公式サイトはこちら←

 

参加者は高校生のみですが、静岡大学浜松キャンパスの「テクノフェスタ」が開催される中での実施となりましたので、一般の方をはじめ様々な方に発表を聞いていただくことができました

発表はポスター形式で行われ、自分たちの研究を見つめ直すきっかけとなったことはもちろんのこと、他校の生徒との交流もすることができ、良い刺激となりました。

 

 

発表を聞いた方のコメントとしては、

・訪問先であるエストニアのIT事情がここまで先進的だとは知らなかった

・データのみならず、アンケートやインタビューなどの裏付けがしっかりとできている

といったものを頂きました。

 

 

残念ながら賞を取ることはできませんでした(奨励賞まであと一歩でした)が、今回の発表を糧に、これから2月の渡航に向けて不足している部分を詰めていきます。

今年は計画段階での発表となりましたが、来年度は研修実施後の発表を行い、リベンジを果たしたいと思います。