活動の記録

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【SSH】海外研修 前エストニア日本国大使より講話を頂きました

 

世界最高のIT国家・エストニアへの渡航まで残り3週間。

その事前研修として、前エストニア日本国大使を務められた北岡元(はじめ)様より、ご講話を頂きました。

生徒たちが自分たちの研究についての発表を行った後、北岡様からの講話、質疑応答という流れで進めました。

  

 

 

外務省や大学での勤務経験のある北岡様の講話は非常に興味深いもので、1時間という時間があっという間に感じるほどでした。

講義は概ね

国の歴史は、地理的な要因の上に成り立つ(平坦なエストニア領土は他国から狙われやすく、他国から占領された過去がある。その爪痕が残る状態から国力を回復させるために国家のデジタル化を図った)

国家のデジタル化には、国民の信頼が必要不可欠である(エストニアはどのようにして国民の信頼を勝ち取ったか?)

エストニアのグローバル企業と政府、成功の要因は?(過去の教訓を活かした)

エストニア人の国民性(日本人に近い勤勉な気質をもっている)

 といった内容をお話し頂きました。

 

始めは少し緊張した様子の生徒達でしたが、質疑応答をする頃には終了時刻を超過するほどの熱量をもって質問ができるようになりました。

今回の講話によって、エストニアが単純にIT化を推し進めただけの国ではなく、国家としての再興を賭けてデジタル化を推し進め、苦難もありつつも着実に成果を上げていった背景を理解することができました。これにより、本研修がただのIT研修ではなく、その国に根付くフィロソフィー(哲学や理念)の部分も生徒達は感じることができるようになものになったと思います。特に 少ないリソースから最大限の成果を挙げるというエストニアの考え方は、少子化の進むこれからの日本にまさしく必要不可欠なものです。

 

北岡様、お忙しい中のご指導、誠にありがとうございました。

ならびに、北岡様との仲介を日本・エストニア友好協会(→公式サイト)の荒井様に御協力頂きました。ありがとうございました。

 

 

 

次の活動は、21日に静岡市で開催されるShizuoka Tankyu Collection→公式サイト)でのポスター発表です。

浜松工業高校の代表として海外研修に参加する自覚をもって自分たちの学びを深めるのはもちろんのこと、そこで得た学びをしっかりと校内外に還元していきたいと思います。

 

【SSH】静岡大学主催 探究・情報コンテストにてポスター発表を行いました

 

静岡大学浜松キャンパスで行われた「高校生探究・情報コンテスト」海外研修のメンバーが参加しました。

修学旅行の出発前日という日程でしたが、参加メンバーにとっては非常に実りのある1日となりました。

 

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参加者は高校生のみですが、静岡大学浜松キャンパスの「テクノフェスタ」が開催される中での実施となりましたので、一般の方をはじめ様々な方に発表を聞いていただくことができました

発表はポスター形式で行われ、自分たちの研究を見つめ直すきっかけとなったことはもちろんのこと、他校の生徒との交流もすることができ、良い刺激となりました。

 

 

発表を聞いた方のコメントとしては、

・訪問先であるエストニアのIT事情がここまで先進的だとは知らなかった

・データのみならず、アンケートやインタビューなどの裏付けがしっかりとできている

といったものを頂きました。

 

 

残念ながら賞を取ることはできませんでした(奨励賞まであと一歩でした)が、今回の発表を糧に、これから2月の渡航に向けて不足している部分を詰めていきます。

今年は計画段階での発表となりましたが、来年度は研修実施後の発表を行い、リベンジを果たしたいと思います。

 

【SSH】中学生向けプログラミング教室

 

海外研修に参加するメンバーによる中学生向けプログラミング教室が、三日間に渡り開催されました。

 

今年の海外研修はプログラミング教育をテーマに研究活動を進めています。

今回は渡航前の事前活動ということで小規模で実施をし、渡航後に学んだことを活かしてより大きな規模でプログラミング教室を実施をする予定です。

 

1日目:フローチャートなどプログラミングの基礎

プログラミングの基礎となるフローチャートやコードの書き方について学習してもらいました。

  

 

2日目:繰り返しや配列

少し応用的な内容に取り組んでもらいました。短い時間の中で配列について理解することは、教える側にとっても、教わる側にとっても難しかったようです。

  

 

3日目:演習「信号機の製作」

ハードウェア(マイコン) との連携を行い、3色のLEDの点灯制御を行い信号機を再現しました。この小さな基板がコンピュータであることを聞いたときに非常に驚いている様子で、思い通りにLEDを制御できたときには喜びの声があがっていました。

  

 

授業計画や授業で使うプリント等、全てを一から生徒達が準備したこともあり、予定していた内容を全て消化することはできませんでしたが、それも含めて良い経験になりました。

天候が優れない中での開催にも関わらずご参加頂きました天竜中の皆さん、ありがとうございました。


この後海外研修に参加するメンバーは、夏休み後半から英会話の指導を受けながら、11月に参加する研究発表会への準備を進めていきます。
学校の代表として参加する自覚をもち、テストや行事を言い訳にすることなく、少しずつ積み重ねていきます。

【SSH】海外研修参加メンバーが静岡大学の野口先生よりご指導頂きました

 

SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)の取組の一環として海外研修に参加する情報技術科2年のメンバーが、静岡大学・情報学部の野口准教授より研究内容についてのご指導を頂きました。

研究テーマはプログラミング教育で、世界最高峰のIT先進国に渡航する予定で計画を立てています

 

現在、8月に実施する中学生向けのプログラミング教室で使用する教材の開発を進めており、現状の成果と課題を野口先生に発表しました。

野口先生には、海外研修への参加グループを決める選考会の時にもご指導頂いており、生徒達が大学の先生の指摘の鋭さや発想の豊かさに直接触れることができ非常に良い経験となっていると感じます。

 

お忙しい中のご指導、誠にありがとうございました。

自分たちの海外研修のために多くの方々が尽力して頂いていることに感謝し、それに報いることができるよう、より一層研究活動に勤しんでいきます。

【SSH・情報技術科】研修5日目

SSH生徒海外研修

 ホワイトホース最終日の今日は、未明のオーロラ観測に続き、マグブライド博物館の見学と、

JCAY(ユーコン日系人会)の方々との交流に臨みました。

博物館では偶然日本人の職員の方にお会いし、大変嬉しいことに展示のツアーを提案してくださいました。

1時間半ほどかけて、先住民に関する展示やゴールドラッシュの歴史、ユーコンの動物の剥製などを

じっくり楽しむことができました。

 JCAYの方々からは、日本という国をどのように捉えるか、日本人としてのアイデンティティにまつわる話、

外国の地での暮らしなど、生徒にとって刺激的な話がたくさんあったように思います。

 現在はバンクバーに移動しています。あとは無事に帰国するのみです。

【SSH・情報技術科】研修4~5日目

SSH生徒海外研修

 研修も5日目となり、ホワイトホースで過ごす最後の日となりました。

未明にはカーテン状のオーロラが現われ、揺らぐ様子もはっきりと見えました。

 

【SSH・情報技術科】研修4日目

SSH生徒海外研修

 研修4日目の今日はユーコン大学を訪問し、

施設と地域に根付いた教育内容に関して意見交換しました。

また、現地で活動するガイドや写真家らで構成された「オーロラ60」という

サークルとも交流し、異文化の地を選び暮らす方々のお話をお伺いしました。

その中で頂いた「好きなことを核にして生きること」というアドバイスは、

生徒たちのこれからにとって勇気づけられる言葉となったようです。

 オーロラ観測は今夜がラストチャンスです。

条件に恵まれることを願うばかりです。

【SSH・情報技術科】研修3日目

SSH生徒海外研修

 研修3日目はユーコン準州の自然調査です。

地名の由来となったユーコン川周辺や野生動物を見学し、

極地ならではの自然の理解を通じて、オーロラ出現の地理的要因を研修しました。

【SSH・情報技術科】研修2~3日目

SSH生徒海外研修

 研修の2日目深夜から3日目未明にかけて、オーロラ観測ができました。

幻想的な現象に感動!! ですが、本来の目的も忘れてはいません。

仮説の通り、オーロラ出現に伴う地磁気の変化を捉えることができ、

これで、予測モデルの精度向上に期待が持てます。

 研修はこのほかに、大学訪問・現地の方々との交流が予定され、

現地の方のみが知る、オーロラにまつわる動植物の生態や不思議な現象を

調査する予定です。