2024年11月の記事一覧
マレーシア修学旅行 3日目
修学旅行の3日目は、午前中はマレーシアプトラ大学( Universiti Putra Malaysia )にてCELIK研修を実施、午後はB&Sプログラムを実施しました。
プトラ大学では、浜工での生活や浜松市について英語でプレゼンテーションを行いました。
機材トラブルや互換性の問題があり、用意したスライドがうまく表示されないトラブルもありましたが、トラブルが起きた上で、その場のアドリブで乗り切る英語力と胆力を発揮しました。
その後、プトラ大学生と一緒に日本とマレーシアの文化的な違いについて英語でディスカッションし、話し合った内容をまとめて英語で発表しました。
昼食も用意していただき、マレーシアの郷土料理をマレーシア様式でいただくという異文化体験を行うこともできました。
午後には、B&Sプログラムという、現地の大学生と一緒にクアラルンプールを「ジャランジャラン(散策)」する研修を行いました。
一緒に行動する大学生は特別日本語を学習しているわけではないため、コミュニケーションには英語が必須です。
修学旅行の日程中、ずっと英語でコミュニケーションをしなければならない時間が続いてきましたが、3日目の午後ともなると、それにもすっかりと慣れていたようです。
自分たちの話す英語がきちんと外国の方にも通じたという成功体験を通して、生徒たちは自分の英語力に自信を持ったと同時に、もっとスムーズに、スマートに英語を話せるようになりたい、と早くも次の目標を定めていました。
理数工学科では、大人になってからどんなにお金をかけても体験することのできないような修学旅行のプランづくりをしてきました。
そして実際に色々な方々との出会いを通じて、生徒たちが人間的に大きく成長することができたと実感しております。
明日は日本に帰国します。
また来週から通常の高校生活が再開しますが、今回の経験をもとに、新たに自分の進路選択と向き合い、進路実現に向けて心機一転取り組んでくれることを期待します。
マレーシア修学旅行 2日目
本日はマレーシアでは珍しい朝からスコールが降りました。
朝にマレーシア王宮へ行き、記念写真を撮る予定だったのですが、これでは無理だろうと諦めかけていたのですが・・・
「雨こそ東南アジアの自然です!雨の中で写真を撮ってこそのマレーシア修学旅行です!」
との生徒たっての強い希望もあり、予定通りマレーシア王宮へ立ち寄ることにしてみました。
するとなんと、雨がこの一瞬だけ弱まり、奇跡的に集合写真を撮ることができました。
まるで彼らの熱意を天が聞いてくれたかのようでした。
その後、本日の目的地であるローランドマニュファクチュアリングマレーシアにて、工場見学を実施しました。
ローランド株式会社で働いている浜工OBも多く、他にも色々なご縁と繋がりがあり、今年もマレーシア工場見学を実施していただけることとなりました。
多くの方々のご協力をいただきまして、本当にありがたいことです。
そして、ローランドのスタッフの方の熱意が生徒たちにも伝わったようでした。
午前中は、マレーシアの方に英語で工場について見学しながら説明をしていただきました。
浜工のALTはイギリス出身であるため、アジア圏の英語を聞くのはほとんどの生徒にとって初めてのことです。
子音や母音の種類や発音が異なり、英単語の読み方も普段よく聞くイギリス英語とは異なり、戸惑いもあったことと思います。
ですが、何を話しているか自分から英語を聞きに行こうとする積極性を見せ、真剣に説明を聞いて、内容を理解することができていたようです。
昼食としてマレー料理をご馳走になった後、午後はマレーシア人スタッフとマレーシアに駐在している日本人スタッフの方を交えたディスカッションを行いました。
60分間と十分な時間があったように思えたのですが、制限時間になってもまだまだ話し合いが盛り上がっており、司会の方に中断していただく必要があった程でした。
最後に全体から代表質問がいくつかあった中には、「エンジニアとして自信作となる新製品を作り出した後に、さらに次の製品を生み出そうとする原動力は何ですか?」というものがありました。
企業秘密もあり、ここでその内容を書くことはなかなかできませんが、プロフェッショナルのエンジニアとして働く方々から、自分の仕事に対する矜持を見せていただくことができました。
おかげで、世界で活躍する人材になるために最も必要な心意義を教えていただくことができた研修となりました。
また、今回の研修を通じて、浜工の輪の広さと強さを実感することができました。
そして何より、ローランドマニュファクチュアリングマレーシアで働いている方々から、次の世代に対する深い愛情と、夢を託す気持ちを強く感じることができました。
頂戴したお言葉の中に「若さこそ財産」というものがありましたが、いずれ彼らも次の世代に「若さこそ財産」と伝える日が来ます。
その時に、今回受けたご恩や愛情、そして託された夢を、彼らもまた次の世代に託すことができるような大人に成長していることを願って止みません。
そのためにもまずは、浜工プライドを持って自分の仕事に取り組むことができる人物に成長してくれることを期待します。
明日は、プトラ大学での交流とB&Sプログラムを実施します。
アジアで勤勉に努力している若者との交流で得られる刺激があります。
明日も良い出会いが待っていることでしょう。
理数工学科修学旅行初日 途中報告
理数工学科の2年生は、目下修学旅行の真っ最中です。
現在は、シンガポールのチャンギ空港でトランジット待ちです。
ここに来る途中、他国の高校生たちも同じ飛行機に搭乗しており、早速国際交流をしていました。
理数工学科では、名前のとおり理科や数学の学習に力を入れていますが、同様に英語学習にも力を入れております。
1年半浜工で取り組んできた英語学習の成果を発揮している様子を見ることができて、とても嬉しかったです。
この後の目的地が違うため、ここでお別れとなりましたが、お互いにどことなく寂しそうにしている様子を見て、若い世代たちは違いを気にも留めず良好な関係を築いていくことができるんだ、という可能性も感じられました。
次の世代のリーダーとなり、そして世界に羽ばたく浜工OBとなって活躍することを期待します。
最終目的地はマレーシアのクアラルンプールです。
今日はホテルに着いたら休むだけなので、明日からがいよいよ修学旅行本番です。
明日は、ローランドマニュファクチュアリングマレーシアの見学を中心に行う予定です。
今日の出会いよりも年齢的にはもう少し高い方達との出会いとなりますが、きっと明日も良い出会いをしてくれることでしょう。
訪問授業
11月11日(月)に、訪問授業として、理数工学科1年生がスズキ株式会社の方をお迎えし、事業内容や取り組みについてお話をいただきました。
社会の困りごとを解決するための企業の取り組みについては、「浜松やらまいかプロジェクト」のお話しを中心にしていただきました。「浜松やらまいかプロジェクト」では、交通課題を解決するために、浜松市と企業が連携して自動運転サービスの実用化に向けた研究をおこなっており、研究や開発の魅力に触れることができました。
理数工学科では、進学先の大学について調べることが多く、その先にある企業の取り組みのお話しを実際に伺う機会が少ないため、生徒たちにとって大変有意義な時間となりました。
浜工祭
理数工学科では、3年生が課題研究の発表展示、2年生が学科展を行います。
今年の2年生は「トロッコアドベンチャー」
来て下さった方々を喜んでもらうように、工夫した内容になっており、行列ができる盛況ぶりでした。
3年生は課題研究の成果をまとめたものを展示しました。
写真は、化学班、建築班、電気班、機械班のものです。
情報班は、モニターでの展示発表でした。