理数工学科
FSS(未来の科学者養成スクール)研究発表会
6月16日(日)、静岡大学静岡キャンパスの大学会館にて、2024年度未来の科学者養成スクール(通称FSS)研究力養成コースの研究発表会が行われました。
本校からは理数工学科の1年生(当時)4名がFSS基礎力養成コースに研究したい内容を送り、合格することができました。
そして、毎月静岡市まで通いながら実験やフィールドワーク等を行い、2月にはグループごとにテーマを決め、それについてシンガポール国立大学の大学生とオンラインで交流しながら英語でプレゼンテーションを行いました。
その後、研究力養成コースまで進むことができた理数工学科現2年生の2名が発表を行ってきました。
一人目は「素材を正確に見分ける、超広帯域プラスチックスペクトルの計測」というタイトルで発表しました。
現在プラスチックの分別に利用されている近赤外線では、同じ素材であっても色によって識別しづらくなるという弱点があるため、色に左右にくく、素材そのものを判別することを可能とするテラヘルツ派を用いることで、より正確にプラスチックの分別ができ、より効率の良い再生利用が可能になると考えたそうです。
最終的な目標としては、自動的にプラスチックの識別を行えるようにしたいとのことです。
二人目は「スーパーのキノコのSUPERな性質を知る!!」というタイトルで発表しました。
キノコの木材分解作用を利用することで、生ごみの処理をキノコで行い、また、分解した際に作られるエタノールをバイオ燃料として利用できるようにしたい、と考えたそうです。
時間的制約がある中で行われた実験であったため、期待通りの実験結果を得ることはできなかったものの、先行研究を読み解く中で、キノコの可能性を見出すことができたようです。
東は千葉県、西は大阪府と、幅広い地域から高校生が集まり研究していく中で、SDGsについて共に考え、科学的に解決していく仲間を作っている様子を見て取ることができました。
次世代の地球環境を担うリーダーに成長してくれることを願っています。
東大駒場リサーチキャンパス公開2024に参加してきました
6月7日(金)に東京大学生産技術研究所にて行われた東大駒場リサーチキャンパスへ、理数工学科2年35名で参加してきました。
日本の最先端・最高峰の研究が発表されているだけあって、内容としてはかなり難しいものでしたが、東京大学の学生や教授の方々が分かりやすく噛みくだいて説明して下さり、興味を持ってお話を聞くことができました。
この学年は1年次より自分でテーマを決め、3年間継続して研究を続けているのですが、それぞれの研究に関連している発表を聞いたことで、良いアイディアをもらうことができ、今後の研究に活かしてくれることを願っています。
また、東京大学のポスターセッションは多くが英語で書かれていました。
浜工の理数工学科では、数学はもちろん、「理系こそ英語が必須」と、英語にも力を入れており、大学進学後も英語で研究論文を読み、英語で研究を発表することができるよう、夏休みや冬休みを利用して、課題研究を英語で発表しています。
実際に英語で書かれた多くのポスターを見たことで「本当に理系こそ英語が必須なんだ」と、自分たちが取り組んでいることの意義を実感することが出来たようです。
夏休み期間を利用した課題研究にどのように応用してくるか、今から楽しみです。
大学受験合格体験発表会
2024年1月22日(月) 大学受験に合格した理数工学科3年生3名が1・2年生に自らの受験体験を発表しました。
大学選びのポイントや受験勉強、入試方式など成功体験を発表し、1・2年生も発表を熱心に聞いていました。
左から青島光汰さん(名古屋工業大学工学部)、有川維織さん(岡山大学工学部)、坪井竜治さん(中京大学経営学部)
2年生修学旅行
11月13日(月)~17日(金)の5日間、理数工学科2年生は4年ぶりに海外修学旅行(マレーシア)に行ってきました。クアラルンプール市内の日本企業訪問、国立プトラ大学にて文化交流、バトゥー洞窟の見学など充実した5日間でした。
ローランドマレーシア工場
ヒンドゥー教の聖地バトゥー洞窟
プトラ大学
ピンクモスク(女子はローブを着用)
卒業生講話
11月6日(月) 1年生LHRは卒業生講話が実施されました。
理数工学科では令和3年3月に卒業し、現在浜松医科大学医学部医学科3年生の鈴木健心さんによる講話でした。在校生からは鈴木さんの高校時代の生活、勉強方法、医学科を目指したきっかけ等多くの質問がありました。