活動の記録

 理数工学科

「High School ひかり塾」

 

 9月30日(月)に「High School ひかり塾」として公益財団法人浜松地域イノベーション推進機構「フォトンバレーセンター」の方を講師にお迎えして理数工学科2年生が授業を行いました。

 前半の「身近な光の性質」では、光の速さ、波長、偏光についての活用事例や実験とともにお話ししていただきました。後半は、「光の応用分野」「今後の展望」として光電子技術が応用されている研究や産業への応用などの紹介がありました。医療分野のPET-CTは有名ですが、自動車のセンサーや農業・漁業などにも応用されているということを知ることができました。物理で学習した電磁波(光)が今回の講義で身近なものに感じたとともに、さまざまな可能性をもつ光電子技術の研究に魅力を感じた生徒が多かったようです。

 理数工学科は、理工系の大学進学を目指している生徒が多く、専門の講師の方が直接お話しをしてくださった今回の「High School ひかり塾」は、大変貴重な機会となりました。



令和6年度マレーシア修学旅行事前講習を開催しました。

9月9日(月)、マレーシア政府観光局より講師をお招きし、マレーシア修学旅行に向けて事前講習会を開いていただきました。

浜工の理数工学科では、海外修学旅行を実施しており、これまでも様々な国を訪れてきました。

新型コロナ対応が落ち着いてきたことで昨年度から海外修学旅行を再開し、今年度はマレーシアへ行くことになっています。

 

初めての海外となる生徒も多く、言語の違いはもちろん、色々と心配していることも多かったようですが、食事や街並み、衛生面などについても詳しく知ることができ、自分たちの心配が杞憂であったことに気付いて安心している生徒も多かったです。

 

マレーシアという国は、多民族・多文化・多宗教がうまく共存している国で、母語+αの多言語運用ができる人が多く、また、日本からも多くの企業が進出している国でもあります。

今回のマレーシア修学旅行を通して、浜工で取り組んできた英語学習の成果を発揮するとともに、包括的な社会の中で様々な人たちと共生し、日本国内に留まらず、海外でも産業の発展に貢献できる人物へと成長していく、良いきっかけとなることを期待しております。



FSS(未来の科学者養成スクール)研究発表会

6月16日(日)、静岡大学静岡キャンパスの大学会館にて、2024年度未来の科学者養成スクール(通称FSS)研究力養成コースの研究発表会が行われました。

 

本校からは理数工学科の1年生(当時)4名がFSS基礎力養成コースに研究したい内容を送り、合格することができました。

そして、毎月静岡市まで通いながら実験やフィールドワーク等を行い、2月にはグループごとにテーマを決め、それについてシンガポール国立大学の大学生とオンラインで交流しながら英語でプレゼンテーションを行いました。

その後、研究力養成コースまで進むことができた理数工学科現2年生の2名が発表を行ってきました。

 

 

一人目は「素材を正確に見分ける、超広帯域プラスチックスペクトルの計測」というタイトルで発表しました。

現在プラスチックの分別に利用されている近赤外線では、同じ素材であっても色によって識別しづらくなるという弱点があるため、色に左右にくく、素材そのものを判別することを可能とするテラヘルツ派を用いることで、より正確にプラスチックの分別ができ、より効率の良い再生利用が可能になると考えたそうです。

最終的な目標としては、自動的にプラスチックの識別を行えるようにしたいとのことです。

 

 

 

二人目は「スーパーのキノコのSUPERな性質を知る!!」というタイトルで発表しました。

キノコの木材分解作用を利用することで、生ごみの処理をキノコで行い、また、分解した際に作られるエタノールをバイオ燃料として利用できるようにしたい、と考えたそうです。

時間的制約がある中で行われた実験であったため、期待通りの実験結果を得ることはできなかったものの、先行研究を読み解く中で、キノコの可能性を見出すことができたようです。

 

 

 

東は千葉県、西は大阪府と、幅広い地域から高校生が集まり研究していく中で、SDGsについて共に考え、科学的に解決していく仲間を作っている様子を見て取ることができました。

次世代の地球環境を担うリーダーに成長してくれることを願っています。

 



東大駒場リサーチキャンパス公開2024に参加してきました

6月7日(金)に東京大学生産技術研究所にて行われた東大駒場リサーチキャンパスへ、理数工学科2年35名で参加してきました。

 

日本の最先端・最高峰の研究が発表されているだけあって、内容としてはかなり難しいものでしたが、東京大学の学生や教授の方々が分かりやすく噛みくだいて説明して下さり、興味を持ってお話を聞くことができました。

この学年は1年次より自分でテーマを決め、3年間継続して研究を続けているのですが、それぞれの研究に関連している発表を聞いたことで、良いアイディアをもらうことができ、今後の研究に活かしてくれることを願っています。

 

また、東京大学のポスターセッションは多くが英語で書かれていました。

浜工の理数工学科では、数学はもちろん、「理系こそ英語が必須」と、英語にも力を入れており、大学進学後も英語で研究論文を読み、英語で研究を発表することができるよう、夏休みや冬休みを利用して、課題研究を英語で発表しています。

実際に英語で書かれた多くのポスターを見たことで「本当に理系こそ英語が必須なんだ」と、自分たちが取り組んでいることの意義を実感することが出来たようです。

 

夏休み期間を利用した課題研究にどのように応用してくるか、今から楽しみです。

 

 



大学受験合格体験発表会

2024年1月22日(月) 大学受験に合格した理数工学科3年生3名が1・2年生に自らの受験体験を発表しました。

大学選びのポイントや受験勉強、入試方式など成功体験を発表し、1・2年生も発表を熱心に聞いていました。

 

 

 

左から青島光汰さん(名古屋工業大学工学部)、有川維織さん(岡山大学工学部)、坪井竜治さん(中京大学経営学部)