男子バレーボール部
【5位入賞】静岡県西部高等学校バレーボール選手権大会
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西部地区での順位を決定するための大会が、2日間に渡り開催されました。今大会は1・2年生のみが出場でき、県大会はありません。
最低限の目標は西部5位の座の死守。また、来月末の春高予選に向けて、チーム力の底上げが期待されます。
<1日目(シード)>
2回戦 vs浜松北 2-0 勝
25-13、25-13
ー第1セットー
両サイド、セッター・オポジットのいつも通りのメンバーに加え、ミドルはサーブ力に定評のある林(2年・南陽中)と、夏休みから出番を着々と増やしている佐野(1年・湖西岡崎中)が起用されました。リベロには大槻(2年・三ケ日中)・松尾(1年・高台中)が交替で入ります。
試合序盤、林のサーブが走って連続ブレイクを奪い、5-1とリードして早々にタイムアウトを取らせることに成功します。その勢いのまま、タイムアウト後も林がサービスエースで得点し攻勢を緩めません。その後もサーブで主導権を握り続け、17-3と大量リード。
最後はボールコントロールに優れる吉田(1年・高台中)を高さのある杉村(1年・高台中)へ交代しブロックで仕留めにかかりますが、司令塔の山坂のジャンプサーブによるサービスエースが炸裂し、ラリーになる前に勝負あり。25-13と大差をつけてセットを先取しました。
ー第2セットー
両ミドルを中道(2年・与進中)・田中(2年・庄内中)に変更し、2セット目に挑みました。序盤から八木(2年・庄内中)にトスを集めて主導権を握り、後衛では八木を選手交代。工業高校大会でピンチサーバーとして存在感を示した酒見(2年・湖東中)を投入し、このセットもサーブで主導権を握りにかかります。
中盤はオポジットの吉田とミドルの中道が活躍。吉田がネット際のボールをきっちりリバウンドを取り、切り返しでブロックアウトでブレイクポイントを奪う落ち着いたプレーを見せると、中道がブロックで相手の攻撃を何度も跳ね返し、攻撃の再展開を要求します。後衛に下がってからも、まだ発展途上ながらも威力のあるジャンプサーブでサービスエースをもぎ取り18-11。
終盤、竹原(2年・曳馬中)→杉村、吉田→小林(1年・南陽中)と前衛の高さを出す起用をすると、杉村が見事それに応え、会場全体が湧くほどの文句なしのキルブロックが炸裂。最後は八木のサービスエースで締めくくり、サーブで攻めた浜工が25-13で2回戦を突破しました。
準々決勝 vs浜松日体 0-2 負
21-25、22-25
ー第1セットー
練習試合を何度も重ねたライバル校との一戦。事前予想ではパワーのある相手エースの強力なレフト攻撃をどれだけ上げられるかが焦点となるかと思われましたが、やや意外な形で得点を重ねられるシーンが目立ったゲームとなりました。
この試合のミドルは第1試合で活躍を見せた中道、林の対角。序盤から両校への大きな声援が響く中、試合は進んでいきました。
先に流れに乗ったのは浜松日体。浜工がやや苦手とするS1ローテーションのサイドアウトに手こずり、5-9とリードを奪われタイムアウトを取らされます。
相手のスピードのあるフローターサーブに押されサービスエースを許す場面が目立ち、レセプションが全体的に安定しません。レセプションはネットに近づく場面が目立ち、逆にラリー中は短いことが多くなってしまっていましたが、そこは司令塔の山坂の腕の見せ所。ワンハンドトスや、体勢を崩しながらもボールの下に潜り込み意地でもオーバーハンドでトスを供給し、竹原・八木の両サイドも踏ん張り12-16とリードを奪われながらもなんとか食らいつく展開。
山坂のサービスエースを反撃の狼煙としたかった浜工でしたが、終盤も全体的に相手サーブがあと一歩コントロールしきれず、相手サイドアタッカーも潰し切れず。終盤追いすがるも21-25で第1セットを落としました。
ー第2セットー
林に替え1年生の佐野が出場。
お互いのエースにミスが出るじりじりとした立ち上がりの中、1年生オポジットの吉田がアタックで2得点を稼ぎ一気に波に乗りたい浜工でしたが、序盤だけで3本のサービスエースを許してしまい、7-11でタイムアウト。
特に相手セッターのスピードのあるジャンプフローターに全く対応できず、続くラリーでもレセプションの要である竹原がサービスエースを許してしまいます。こうなってしまうと、劣勢となった時にチームを真に鼓舞できるような精神的な支柱がまだいない浜工。悪いムードを払拭できないまま繋ぎや反則で失点を重ねると、前衛の杉村と後衛レシーバーの間をサーブで狙われ、またしてもサービスエース。10-18と逆転は絶望的な点差まで広げられます。
ここで佐野に替えて林を投入し、加えて相手セッターのサーブ時には4枚レセプションにフォーメーションを変更し、無事サイドアウトを取ることに成功。
中道のジャンプサーブで相手レセプションを崩したところを山坂が相手エースをキルブロックする等、最後まで諦めずにプレーすると流れが傾き始め、気づけば18-22と浜松日体の背中が見え始めます。
終盤、ここにきて相手エースを立て続けにブロックでワンタッチにかけて封じ込め、本日2本目となる八木のサービスエースで22-24まで詰めるも反撃はここまで。最後の最後はエースに決められ、22-25で惜しくも敗戦となりました。
<2日目>
1回戦 vs浜松湖北 2-0 勝
25-15、25-15
工業高校大会の再戦。問題なくストレートでの勝利を飾ることができました。
5位決定戦 vs浜松城北工業 2-1 勝
20-25、25-23、25-22
この試合も工業高校大会の再戦となりました。
得点源の八木が思うようにプレーできずあわや敗戦というところまで追い詰められましたが、交替で入った杉村が気を吐きフルセットで勝ち切ることができました。
浜松日体の壁を越えられず、最低限の目標は達成したものの悔しい大会となりました。浜松日体戦は点差だけ見れば接戦ですが、2セット合計で7~8本のサービスエースを許してしまう、あってはならない試合展開での敗戦。大味なバレーボールをして勝てるチームではないので、まだまだ、修正の余地があることが実感できました。
次の大会は、正真正銘3年生にとって最後の大会となる春高予選。インターハイのような大会にならないよう、日々努力を重ねていきたいと思います。
応援ありがとうございました。