男子バレーボール部
3年生との交流戦
引退した3年生との交流戦を行いました。
競技として行う本気の勝負とは異なり、和気あいあいとプレーすることができました。
3年生はこれから就職試験や進学に向かって各々の道を歩んでいきます。
ここでの経験を活かし、それぞれの進路に向かってたくましく戦ってきて欲しいと思います。
保護者の方におかれましても、多大なサポートをありがとうございました。
【優勝(2年連続)】工業高校大会
工業高校大会が、県大会決勝が行われるこのはなアリーナを会場として開催されました。
台風で直前の練習が思うようにできない中ではありましたが、昨年度優勝校としての自覚をもって臨みました。
2回戦
vs 科学技術 2-0 勝
シードで2回戦からの出場です。
今大会はユニフォームを着たメンバーが全員が大会を経験する方針だったので、柴田(1年・入野中)・野田(1年・与進中)らをはじめとする1年生も多数出場。2セット目はメンバーをがらりと変えつつストレート勝利を飾りました。
1・2年生の大会であるため、3年生はベンチから声援を送りました。
準決勝
vs 浜松湖北 2-0 勝
2セッター制に対してなかなか的を絞れずにいましたが、体調不良から復帰した竹原(2年・曳馬中)の活躍もあり、ストレートで勝利することができました。
決勝戦
vs 浜松城北工業 2-0 勝
どちらのゲームもリードを許す苦しい展開となりましたが、オポジットで起用された酒見(2年・湖東中)のロングサーブで連続ブレイクを奪い、辛勝。
なんとか2年連続の優勝を守ることができました。
写真からも分かる通り、非常に恵まれた環境の中でプレーすることができた反面、大きな体育館では感覚が変わりいつも通りのプレーできない脆さも露呈してしまった部分もありました。
ここからは本格的に選手権に向けての準備が始まります。インターハイでの悔しさを忘れず、3年生と共に戦い抜きたいと思います。
保護者の方におかれましても、沢山の声援をありがとうございました。
【ベスト4】浜松市スポーツ祭バレーボール大会 2日目
初日に引き続き猛烈な暑さの中の大会2日目。
ここからは3セットマッチのトーナメント方式になります。
決勝トーナメント1回戦
vs 浜松湖南 2-0 勝
昨日と同じオーダーで決勝トーナメントも挑んだ浜工。コート内6人中、最大で4人が1年生という布陣で挑みます。
初日はまだまだあらゆるプレーにぎこちなさがありましたが、今日はもはや浜工の伝統となりつつあるトランジション・フェイズでの粘り強さが少しずつ出てきました。
そうして繋いだボールのほとんど全てが杉村(1年・高台中) ・竹原(2年・曳馬中)の元へ供給され、チームのほとんどのアタックポイントを2人で稼ぎます。
途中、坂上(2年・東陽中)が大会初出場を果たし、ピンチサーバーとして投入された林(2年・南陽中)がサービスエースを奪う活躍を見せ、ストレート勝利となりました。
準決勝
vs 浜松市立 0-2 負
大会のたびに熱戦を繰り広げる両校ですが、今回は圧倒的な力の差を見せつけられる結果となりました。
レフトだけでなくライト攻撃とクイックも打力があるので、サーブの狙いとディグでそこを押さえていきたいところでしたが、サウスポーのオポジットが全く止まらず、終始じりじりと得点差が開いていく苦しい展開。
アタックが拾えずブレイクが奪えないなら、せめてサイドアウトをきっちり取って競ってプレッシャーをかけたいところでしたが、レセプションもジャンプサーブとショートサーブに対応しきれずサービスエースも奪われほぼ手詰まり。
途中、ピンチサーバーの林が初戦に続き2本のサービスエースを奪う等、自分の持ち味を遺憾なく発揮しますが、得点力の差が大きくストレートでの敗戦となりました。
残念ながら決勝進出とはなりませんでしたが、今後に繋がる2日間を過ごすことができました。
ラリー中にサイドの選手含めた全員がサボらずにブロックに参加してワンタッチを取り、何度も攻撃を展開する場面が多く見られ、少しずつチームとして機能し始めた感があります。
しかしながら、上位のチームは既にそれが当たり前で、次の段階に進んでいたことも身をもって実感しました。
ディグの位置取りの甘さ、レフト以外の得点シーンの少なさ、試合以外での立ち振る舞い、どれを取ってもまだまだ未熟です。
ここから少しずつ積み重ねて成長していきたいと思います。
2日間、応援ありがとうございました。
【予選1位通過】浜松市スポーツ祭男子バレーボール大会 1日目
セミの鳴き声が響き渡る晴天の中、浜松市スポーツ祭男子バレーボール大会の初日が本校を会場に開催されました。
下級生の育成が趣旨の大会であるため、登録メンバーは1・2年生のみ、かつ予選の試合は全て1セットマッチで行われました。
第1試合 vs浜松啓陽 25-6 勝
アウトサイドヒッターに杉村(機械科・高台中)、ミドルブロッカーに佐野(建築科・湖西岡崎中)、オポジットに吉田夢(機械科・高台中)、リベロにも松尾(機械科・高台中)が起用される等、1年生が多くコートに立ちました。
試合は竹原(2年・曳馬中)がライトバックにサーブを集め、相手セッターがレフト攻撃一本になったところをセッターの山坂(2年・高台中)がブロックで仕留め、セーフティリードを保つ展開。トランジションアタックでは、杉村がレフトサイドから確実に得点を重ね、大差をつけての勝利となりました。チーム全体としてブロックやレシーブの面でまだまだ粗さがあるものの、佐野、吉田夢も上がったトスは得点に結びつけ、まずまずのスタートを切ることができました。
第2試合 vs浜松北 25-13 勝
オポジットに小林(機械科・南陽中)、ミドルブロッカーは田中(2年・庄内中)、林(2年・南陽中)の2年生が務めました。
相手セッターがハイセットをアタッカーに供給しきれず、チャンスボールが多く返球される試合展開。不用意な失点は避けたいところですが、相手のレフト攻撃が打つところまで行けば得点を奪われてしまうディグの脆さが出てしまいました。
最後はピンチサーバーで投入された酒見がサービスエースを2本奪い、25-13で勝利しました。
第3試合 vs 浜松商業 25-17 勝
第4試合 vs 浜松東 25-20 勝
1試合目と同じオーダーで臨み、サイドの打ち合いを制し、勝利しました。
第5試合 vs浜松南 26-24 勝
序盤はシーソーゲームで進みましたが、中盤にアタッカーが全く得点できず、5点以上の得点差が開く非常に苦しいゲームとなりました。レシープの返球が低い場面が目立ち、セッターの山坂もカバーしきれず、アタッカーも酷暑でコンディションが落ちて決まらなくなる悪循環。終盤一気に追い上げ勝ちはしたものの、内容としては決して良いゲームではありませんでした。
第6試合 vs聖隷クリストファーB 28-26 勝
ここまで全勝同士の対決は、序盤から終盤まで3点以上の差が開かない引き締まったゲームとなりました。
レフト、ライトの両サイドからバランス良く得点する聖隷に対し、レフト攻撃一本で真っ向勝負を挑んだ浜工でしたが、先ほどの試合でコート中央にボールが多く落ちたのが脳裏によぎったのか、ディグのポジショニングが前のめりになったところをエンド方向でのブロックアウトで得点され続け、終盤まで常に追いかける展開。
しかし、両チームが20点に乗ったところからも竹原・杉村のアウトサイドヒッターが意地を見せ得点を重ねるとデュースで追いつき逆転に成功。最後は杉村が1枚で相手ライト攻撃を文句なしのキルブロック。全勝で初日を終えることができました。
インターハイ予選に続き、エースの八木が欠場となりましたが、新戦力が臆することなく力を発揮し、なんとか1位で予選リーグを通過することができました。
保護者の皆様におかれましても酷暑の中の応援、誠にありがとうございました。
【県ベスト16】令和5年度 インターハイ静岡県大会
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インターハイの県大会が開催され、浜松工業は西部地区4位として出場しました。
残念ながらエースの八木(2年・庄内中)が負傷、リベロの大槻(2年・三ケ日中)が体調不良により欠場となりましたが、フルメンバーで挑めるかどうか・フルメンバーでなくても戦えるかどうかも含めてが勝負の世界。
万全ではない状態ですが、言い訳をせずにベストを尽くして戦いました。
1回戦 vs伊豆伊藤 2-1 勝
30-28、25-27、25-14
ー 第1セット ー
八木のポジションに主将の桔川(3年・庄内中)、桔川のポジションに中道(2年・与進中)、中道のポジションに田中(2年・庄内中)を配置するオーダーで臨んだ浜工。リベロも酒見(2年・湖東中)・松尾(1年・高台中)と、一年生も起用されました。
浜工のファーストポイントは桔川のハイセット。ゆったりとした高いトスを渾身の力で打ち込んでいきます。その後、田中のサービスエースでブレイクして5-3とまずまずの立ち上がりを見せますが、レセプションが乱れ6-9とリードを許します。
竹原のサービスエースで早くも2得点目のサーブポイントが生まれるものの、それ以上に相手のサーブが効いてしまい、中盤戦は相手ペース。
田辺がサービスエースを奪われたところで給水を挟むものの、ミドルブロッカーに任せたくなるようなショートサーブにサービスエースを許し10-15でタイムアウトを取らされてしまいます。
持ち前のトランジションでの粘り強さがなく、リベロの酒見・松尾の懸命の守備も流れを変えるには至らず、そして本来攻撃を牽引するはずの竹原が相手ブロックに綺麗にワンタッチを取られ、逆に攻撃の起点にされてしまう苦しい展開。
ここで流れを変えたのは、地区大会に引き続きコートに立つ3年生でした。
田辺がライト平行を綺麗なコース打ちで決定すると、続くラリーで相手の時間差攻撃をキルブロックして14-17と点差を縮めると、桔川が上がってきたトスをすべて決める活躍を見せて20-19と逆転に成功します。
ピンチサーバーで入った宮野(3年・湖東中)も1ブレイクを奪い23-21。相手も意地を見せデュースに突入しますが、桔川が悉くハイセットを決めきる獅子奮迅の活躍を見せ、30-28で第1セットをものにしました。
ー 第2セット ー
2セット目も同じオーダーで臨んだ浜工でしたが、立ち上がりからサーブミスなどの細かいミスが多く、流れに乗り切れないところに頼みの綱の桔川がシャットされ、8-13とリードを許す展開で試合は進みます。
しかし、ここにきてようやくチームとしてのまとまりが出始め、中道のクイック等で得点を重ねて追いすがり、勝負どころの場面でピンチサーバーに西原(3年・細江中)。
絶対にブレイクが欲しい場面で司令塔の山坂(2年・高台中)は田中のクイックを選択し、田中はこの試合初となるアタックによる得点でブレイクポイントを奪い、19-21迫ったところで相手にタイムアウトを取らせます。
このセットもデュースにまでもつれ込む熱戦となりましたが、最後は浜工にミスが出て25-27と決着はファイナルセットへと持ち越されました。
ー 第3セット ー
1・2セットとは対照的に、10-4と浜工が序盤からリードを奪う展開となりました。
久しぶりの出場となったピンチサーバーの中安(3年・北浜中)が大量ブレイクを奪う活躍を見せ、何度も続くデュースに疲労が出たのか、相手にもミスが出始めると流れは一気に浜工へ。
澤田(3年・細江中)・増田(3年・湖西岡崎中)も途中出場を果たし、25-14と総力戦で第3セットをものにして2回戦進出を決めました。
2回戦 vs島田樟誠 0-2 負
20-25、13-25
ー 第1セット ー
前県大会2回戦と同じカードとなった一戦。相手はリベンジに燃える島田樟誠。
大学でも競技を続け、リーグ戦で活躍する選手を多数輩出している非常に熱気のあるチームとの大一番となりました。
樟誠の攻撃の特徴は思い切りのいいジャンプサーブと、遅いAクイック。
遅いクイックと聞くと、ブロックのマークが付きやすそうに思えますが、必ずしもそうとは限りません。ゆったりとしたトスを供給する分、アタッカーの打点高を損ないにくく、ラリー中でもクイックを使うことが容易になります。
また、ラリーが続くとブロックがスプレッドしてしまう場面が多々あるため、マイナステンポのクイックで合わないトスをフェイントで押し込むよりも、十分な助走からゆったりとしたトスを打ち込むクイックの方が、ディガーからすると十分脅威です。
このことから、中道・田中の両ミドルがリード・ブロックでどれだけ我慢できるか、サイドのブロッカーがどれだけ中央をケアしながらサイド攻撃に対応できるかが鍵となりました。
試合は序盤からアタックをブロックで跳ね返され、サーブでも攻められ7-2と一気に突き放される厳しいスタート。
このまま一気に突き放されるかと思いきや、桔川・竹原・田辺らサイド陣がなんとか踏ん張り、12-15と点差を詰めながら中盤戦に突入します。
14-19の場面でピンチサーバーとして青島(3年・湖東中)が入りますが、惜しくもサーブミスでブレイクならず。
それでもチームとして集中力を切らすことなく、相手の遅いクイックにはリードブロックからワンタッチを取り、チームからトスを託された桔川がブロックを吹っ飛ばして得点を重ねます。
しかし、相手のサイドアタッカーの軟打に対応できず後手に回ってしまい、25-20で第1セットを先取されました。
ー 第2セット ー
立ち上がりのS1ローテ、攻守の負担が大きい田辺がサーブで狙われ、1-5とリードを奪われると、その後もチーム全体がセットミスやタッチネットなど精彩を欠くプレーが続き、4-11と苦しい展開が続きます。
6-15の場面で、サーブとその後のディグ力に定評のある山下(3年・湖東中)が相手レセプションを崩しますが、相手のライトから渾身のアタックで惜しくもブレイクならず。地区予選でブレイクを量産した桔川のジャンプサーブも相手を崩し切るには至らず、リードを許したまま後半戦へ。
13-21で鈴木(3年・北浜中)がピンチサーバーとして送り込まれますが、ここもレシーバー全員が反応できないアタックを打ち込まれ、最後は樟誠がクイックで得点を量産。25-13で第2セットを落とし、県ベスト16で浜工のインターハイは幕を閉じました。
試合後は3年生が別れの言葉を述べ、在校生からは代表して大槻が先輩に感謝の言葉を送りました。
3年生との別れに涙を流す下級生もおり、下級生から本当によく慕われた3年生でした。
また、保護者の方におかれましても、応援や送迎などの多大なサポートを頂き、誠にありがとうございました。
次は選手権に向けた新たなスタートが切られます。
引き続き、心身共に成長した姿を見せられるよう、一歩一歩積み重ねていきます。