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2023年12月の記事一覧

日本情報オリンピック本選出場

12/10(日)に、情報オリンピックの国内二次予選が行われました。この二次予選は一次予選を通過した1366名で行われ、このうち成績上位160名が予選Aランク者として本選へ進むことになります。

 

本選は来年の夏エジプトで行われる、国際情報オリンピック(IOI2024)の日本代表選手候補(春期トレーニング合宿メンバー)の選考も兼ねています。

 

本校からは情報処理部の3名が二次予選を通過し、この本選に進むことができました。本選に進むことができたのは、内田侑希君(情報技術科2年)、小林昊一郎君(情報技術科2年)、寺田藍丸君(情報技術科1年)です。本選出場の選考枠はいくつかありますが、3名とも予選成績Aランク枠での出場です(本選の全進出者一覧はこちら)。

 

今回で本選出場は18年連続になりますが、3名以上が成績Aランクで本選に進むのは第18回大会以来の5年ぶりになります。3名とも、日本代表候補に選考されるにはまだまだ努力が必要ですが、特に1年生ながら本校の最高得点で本選出場を果たした寺田君には期待したいと思います。

 

また、デザイン科2年の小川暉梨さんと、情報処理部所属ではありませんが情報技術科2年の横山琉里さん、理数工学科2年の藤本颯月さんも日本情報オリンピックの女性部門の予選を通過し、本選に出場します。

女性部門の本選は、来年夏に開催されるヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI 2024)の日本代表選手候補選考会を兼ねています。

 なお、本選は、2023年1月28日(日)・2月4日(日) に、 女性部門の本選は 2023年1月24日(日)に、どちらもオンラインで開催されます。

情報処理・パソコン コンピュータの組み立てを行いました

浜工の情報処理部では、1年生の部員が協力してコンピュータを組み立てることが2学期末の恒例になっています。
本校でこのような体験が出来るのは、情報処理部だけです。

今回組み立てるPCは以下のような構成です。

CPU:AMD Ryzen 7 5700G(予算とコスパを考えて選定しました)
メモリ:32GB(DDR4 16GB×2枚)
マザーボード:ASRock B550 Steel Legend
ストレージ:M.2 SSD 1TB, HDD 1TB(分解した古いPCのものを流用しました)

今年は、2日間に分けて活動を行いました。

 12/12(火)

部で所有しているPCの中で、一番古くて使用していないものを分解し、新たな部品を取り付けました。
顧問の堀先生のご指導のもと、各部品の役割や取り付け方の説明を受けながら組み立てを進めました。
この活動を通して、普段使っているコンピュータがどのような部品から成り立っているのかについて理解を深めることができていたと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12/13(水)

まず、コンピュータを起動した時に最初に実行される「BIOS」と呼ばれるプログラムを用いて、メインディスクの設定を行いました。
次に、Windows OSのインストールと初期設定を行いました。

新たなコンピュータには、ユニークな名前を付ける必要があるため、毎年、部員が考案した名前をつけています。
今年は、名前が決まらなかったため、「syoribu-pc2023」になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回作成したコンピュータは、情報処理部のアプリケーション開発班にて、様々なアプリケーションの開発などに使用されることになります。

by 情報技術科2年 内田侑希

日本情報オリンピック二次予選

12月10日(日)、第23回日本情報オリンピック(JOI 2023/2024)の二次予選が行われました。本校からは一次予選に参加した41名全員が二次予選に進んでいます。

 

 日本情報オリンピックは、国際情報オリンピック(次回エジプト大会)の日本代表選考会を兼ねた、高等学校2年生までの競技プログラマー日本一を決める大会です。競技では与えられた課題を解決するアルゴリズムを設計し、その性能の善し悪しと、いかに適切なプログラムとして実装できるかを競います。

 

二次予選を通過し本選での成績上位30名程度が、日本代表を選抜する春期トレーニング合宿のメンバーに選出されます。本校からは過去7回、のべ8名がこのメンバーに選ばれています。

 

 今回の二次予選は、出題された5問(500点満点)の課題を制限時間180分で解答し、正解した得点を競いました。この得点の上位160名に「JOI予選A ランク」が与えられ、日本代表候補を選考する本選に進むことになります。

 

今回本校で200点以上得点したのは5名。最高点は情報技術科1年の寺田藍丸君の353点、2位は情報技術科2年の小林昊一郎君の300点でした。昨年の本選進出のボーダーラインは207点で、本校からは2名がAランクで本選へ進んでいます。今回の問題は昨年より若干難易度が上がっているようですが、果たして何人が本選へ進めるでしょうか?

 

本選の問題は一予選とは比べものにならないくらい難易度が高く、本校では例年1~2名程度しかAランクを獲得できていません。本選へ進むための選考基準は予選Aランク以外にもありますが、ひとりでも多く予選Aランクで本選へ進む生徒が出てほしいものです。

 

  
二次予選競技の様子
 
 解答プログラム作成の様子    本校最高点 寺田藍丸君(情報技術科1年)の得点表