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2021年10月の記事一覧

パソコン甲子園2021本選(全国大会)出場

    パソコン甲子園 プログラミング部門の本選(全国大会)出場チームが9月27日(月)に発表され(詳細は こちら )、本校 情報処理部 チーム『 有象無象』(飯尾良太郎、山本康裕(情報技術科3年)) が予選成績10位で 本選出場 を果たしました。 本校の本選出場は、今回で18年連続 (最多出場記録更新中) となります。

本選出場のチーム『有象無象』

   プログラミング部門の予選は、9月11日(土)に全611チーム(2名/1チーム)で行われました。難易度の異なる全13問(100点満点)が出題され、それを解くプログラムの正解数による得点を競いました。

 本選に進めるのは、この予選成績の上位10チーム(成績枠)と地域性を考慮して実行委員会が選出する27チーム(地域枠)の計37チームになります。また、昨年に引き続き、本選が新型コロナウィルス感染対策のためオンラインで開催されることに伴い、本選出場チームのない府県の第1位のチーム(全19チーム)が「オンライン特別枠」として本選に招待されています。
 本校のチーム「有象無象」は、予選中盤では3~5位につけていたものの、終盤に近づくにつれ上位常連の有名進学校にかわされてしまい、成績枠最後の1枠にギリギリ滑り込むことができました。成績枠での本選出場は2年ぶりになります。
 本選では8位以内の入賞を目指しますが、成績上位校のほとんどは、国際情報オリンピックのメダリストや有名進学校の強豪たちなので、難しい目標ではありますが、応援よろしくお願いします。
 なお、本選は11月13日(土),14日(日)にオンライン(YouTube配信)で行われます。
 

成績枠での本選出場チーム

本選No. 都道府県 チーム名 学校名
 P01  東京都  『Dynamic』  渋谷教育学園渋谷高等学校
 P02  兵庫県  『KobLa』  灘高等学校
 P03  東京都  『同校制限』  筑波大学附属駒場高等学校
 P04  東京都  『ひよこなめくじ』  麻布高等学校
 P05  千葉県  『貪欲なGreedy』  渋谷教育学園幕張高等学校
 P06  東京都  『simasiman』  筑波大学附属駒場高等学校
 P07  大阪府  『Persistent』  大阪府立大学工業高等専門学校
 P08  兵庫県  『迅速果断ヒドラジン♨』  灘高等学校
 P09  宮城県  『情報処理部愛好会』  宮城県仙台二華高等学校
 P10  静岡県  『有象無象  静岡県立浜松工業高等学校

SuperCon2021本選(全国大会)4位

夏の電脳甲子園「 Supercomputing Contest  2021」 の本選が終了しました。

 

8月23日(月)~26日(木)の4日間にわたり、世界一のスーパーコンピュータ「富岳」を用いた熱い戦いが繰り広げられました。

 

本校からは情報処理部の2チームが出場し、 チームmokeが4位 に入りました。残念ながら優勝はできませんでしたが、20チーム中6チームがプログラムを完成させることができなかった中で、開成高校や筑波大学付属駒場高等学校をかわしての4位は誇れる成績だと思います。


本能出場チームのメンバーは以下の通りです。

チーム: moke(4位)

飯尾良太郎(情報技術科3年)、左右都巧(情報技術科3年)、中村旭宏(理数工学科3年)

チーム: Navil(14位)

中西輝龍(情報技術科3年)、谷野 壮(情報技術科3年)、山本康裕(3年)


チームmokeは3人がそれぞれ個別にプログラムを作成し、最も性能が良かったものを最終的に提出したそうです(3人が協力して作っていれば、もしかしたらもう少し上位を狙えたかもしれませんね)。
一方、チームNavilは他の多くのチームが採用していたアルゴリズム(焼きなまし法)とは別のアプローチ(遺伝的アルゴリズム)を採用し、面白い結果が期待されたのですが、残念ながら提出期限までに正しく動作させることができなかったそうです。最終的には動作させることを優先し、単純なアルゴリズムで作ったプログラムを提出したことで14位という結果に終わってしまいました。
順位は以下のルールに基づいて決められました。

  1.  提出されたプログラムで問題を3 問解く。実行時間の上限は各問5 分とする(実際には6 分間走らせ、5 分以内に出力された最後の結果を採用する)。
  2. 各問について、誤差二乗和が小さいものから順に順位をつけ、1 位20 点、2 位19 点、以下同様に点数化する。誤差二乗和が全く同じときには出力までの時間が短いチームを上位とする。
  3. 3 問の点数を合計して総合順位をつける。点数が等しい時には、3 問の計算時間の合計が短いチームを上位とする。

上位10チームの順位と得点は以下の通りです(出題課題は こちら )。

順位 学校名 チーム名 総合点
1  灘高等学校  Citrus  60
2  N高等学校  NPC  56
3  灘高等学校  Novice  53
4  静岡県立浜松工業高等学校  moke  51
5  横浜市立南高等学校  tebibyte      50
6  開成高等学校  nin10do      45
7  鳥取県立鳥取西高等学校  Capacity      41
8  筑波大学附属駒場高等学校  bunjitsu      38
 滝高等学校  cobalt      36
10  愛光高等学校  hagehoge      32

前列:チーム Navil、後列:チーム moke

SuperCon2021本選競技が終了しました

4日間に渡って行われた本選競技が本日の13:00で終了しました。

今回の本選問題は、「感染症流行のネットワーク解析」でした。
【問題概要】
感染症は集団の中で早く広まるが、集団の間で伝わるのはそれより遅いと想像されます。
また、直接つながりがある集団同士では比較的早く伝わるが、間接的にしかつながっていない集団の間では伝わるのに時間がかかるはずです。
しかし、集団同士がどのようにつながっているかは簡単にはわからないので、逆に感染症の伝わりかたから集団同士のつながりかたを推測しようという問題でした。
 

チーム moke

チーム Navil

 
果たして、本校2チームの出来はどうだったでしょうか?感想を聞いてみました。
 
チーム moke(飯尾、左右都、中村)
オンライン開催ということで、他のチームと競争する感覚があまり感じられなくなるかと思いましたが、チーム内で個別のプログラムを書くことで競争する感覚を持ちながら競技に取り組むことができました。
焼きなまし法に使用する定数の値を変えるごとに結果が大きく変動して面白かったです。
世界一のスーパーコンピュータ富岳に触れることができ、貴重な体験ができました。


チーム Navil(中西、谷野、山本)

よりよいコストになるためのアルゴリズムを求めることに必死になっていましたが、完璧な復元が難しいためより試行回数を増やせるように処理の実行時間に削減に尽力するべきだったと反省しています。
チーム内での意見交換と実装を平行して行えていなかったと思います。
問題は難しく大変だったが、今まで使ったことのないスーパーコンピュータを使用してプログラムを書くことができてとても楽しく、貴重な経験が出来た。

 

結果は明日の表彰式・閉会式(Zoomでのオンライン)で発表されます。
【日時】2021年8月27日(金)14:00~16:00