トピックス

情報処理部のトピックス

第25回日本情報オリンピック二次予選

12月7日(日)、第25回日本情報オリンピック(JOI 2025/2026)の二次予選が行われました。

本校では情報処理部の1,2年生全員が一次予選を通過し、インフルエンザで参加できなかった1名を除いた32名が、セミファイナルステージ出場を目指して競技に臨みました(今年から、JOI 本選とJOIG本選が統合され、JOIセミファイナルステージとなっています)。

 

 日本情報オリンピックは、国際情報オリンピック(次回IOI2026ウズベキスタン大会)の日本代表選考会を兼ねた、高等学校2年生までの競技プログラマー日本一を決める大会です。

競技では与えられた課題を解決するアルゴリズムを設計し、その性能の善し悪しと、いかに適切なプログラムとして実装できるかを競います。

 

二次予選は、6問600点満点(昨年までは5問500点満点)の課題を制限時間180分で解答し、正解した得点を競います。

この得点の上位約120名に「JOI予選A ランク」が与えられ、日本代表候補を選考するセミファイナルステージ(昨年までの本選)に進むことができます。

さらに、セミファイナルステージでの績上位25名程度が、国際情報オリンピックの日本代表を選抜するファイナルステージに進みます。

本校からは過去7回、のべ8名がファイナルステージ(昨年までの春季トレーニング合宿)に進んでいます。

 

今回から出題数は1問増えて6問となりました。昨年より部分点は取りやすかったものの、各問とも満点を取るのは難しかったという感想が聞かれました。

昨年の本選進出ボーダーラインは、昨年は280点(出題数5問、500点満点)で、本校からは1名が予選Aランクで本選へ進んでいます。

今回は問題数も増えたうえ問題の難易度も昨年より若干上がったようなので、セミファイナル進出のボーダーラインの予測は難しいですが、350点前後ではないかと思われます。 

 今回本校で300点以上得点したのは4名。最高点は情報技術科1年の安立壮汰君の317点、2位は情報技術科2年の市川天河の309点でしたが、果たしてセミファイナルステージへ進めるでしょうか?

 

 二次予選の問題は一予選とは比べものにならないくらい難易度が高く、本校では例年1~2名程度しかAランクを獲得できていません。

セミファイナルステージへ進むための選考基準は予選Aランク以外にもありますが、ひとりでも多く予選Aランクでセミファイナルステージへ進む生徒が出てほしいものです。

二次予選の結果は12月17日(水) までに通知される予定となっています。 

  

  
二次予選競技の様子
 

 解答中の問題とそのプログラムの一部

   本校最高点 安立壮汰君(情報技術科1年)の得点表


パソコン甲子園2025 モバイル部門「グランプリ」受賞!

11月8日(土)9日(日)と2日間に渡ってパソコン甲子園2025の本選が行われました(本選の様子はYouTubeで配信されています)。

本選には情報処理部からプログラミング部門から1チーム、モバイル部門から2チームが出場し、1日目はプログラミング部門の競技、2日目はモバイル部門の競技と表彰式が行われました。

 

本選出場チームとメンバーは以下の通りです。

 プログラミング部門

チーム『りんごアメ』寺田藍丸、橋本恵(情報技術科3年)

 モバイル部門

チーム『トリニトロトルエン』笠原悠生、寺田藍丸(情報技術科3年)、江尻宗一郎(理数工学科3年)

チーム『Happy boys』弓桁陽太、椛稜真、鈴木崇矢(情報技術科2年)

 

今大会はモバイル部門の2年生チーム『Happy boys』 が「グランプリ」を受賞しました。モバイル部門のグランプリ獲得は本校初です。

 
本選出場メンバー   チーム『Happy boys』グランプリ

 

モバイル部門は、Androidスマートフォンを対象に、テーマに基づいたアプを企画・開発し、その総合的なプロデュース力を競い合う部門です。 今回のテーマは「地域創成~アプリでささえるまち・ひと・しごと~」でした。 

グランプリを受賞したチーム『Happy boys』が製作した作品は、「はまキャンプ」というキャンプを通して浜松の活性化を狙うアプリです。浜松の現状調査やキャンプ場へのヒアリング、校内に構築したローカル生成AIを利用した技術力などの総合力が評価されての受賞となりました。

 

「はまキャンプ」は、次の4つの機能を備えています。

  • ユーザー1人1人に合わせたキャンプの提案
  • 浜松市の地元食材の紹介
  • 新たなコミュニティの創成
  • 浜松市の観光全体への魅力の拡大

アプリの存在を知った人が、アプリを使用し、浜松の「食・人・観光」に触れ、ユーザーが他の人にもはまキャンプを広める、という好循環が生むことで、浜松の観光を活性化させることをねらいとしています。 

 

 
チーム『Happy boys』のプレゼンテーション   チーム『Happy boys』デモセッションの様子

 
実際のプレゼンテーションはこちら

3年生チームの『トリニトロトルエン』も、入賞こそできませんでしたが、受験勉強と並行しながら作品製作に取り組んできました。

製作したのは、自転車運転者の不注意による事故を防ぐことを目的とした「Cycling Safer」というアプリです。浜松市が公開している「危険予測箇所マップ」に基づき、事故多発エリアに入ると光と音で運転者に知らせ、Bluetoothイヤフォンを自動的に消音モードにする機能を備えています。

 

 
チーム『トリニトロトルエン』のプレゼンテーション   アプリ『Cycling Safer』の機能紹介


 実際のプレゼンテーションはこちら

一方のプログラミング部門へ出場したのは昨年と同じメンバーで、昨年を上回る成績を目標に望みました。残念ながら入賞を果たすことはできませんでしたが、昨年より1問多くの問題を正解することができ、本人たちも実力を出し切っての結果っで悔いはないようでした。なお、入賞チーム以外の最終順位は事務局からの連絡待ちですが、おそらく32チーム中15位前後だと思われます。

  

  

プログラミング部門競技会場の様子

  競技中のチーム『りんごアメ』

 

 



パソコン甲子園2025「プログラミング部門」本選(全国大会)出場

    パソコン甲子園 プログラミング部門の本選(全国大会)出場チームが9月26日(金)に発表され(詳細は こちら )、本校 情報処理部 チーム『りんごアメ』(寺田藍丸、橋本恵(情報技術科3年)) 本選出場を果たしました。これで本校の本選出場は、今回で22大会連続 (最多出場記録更新中) となります。

 このチームは、昨年本戦出場したチーム『全完』と同じメンバーで、昨年果たせなかった8位入賞を目指して本選に望みます。

 また、既に本選出場を決めているモバイル部門のチーム『Happy boys』、『トリニトロトルエン』とあわせ、4年連続の2部門同時本選出場になります(寺田藍丸君は、チーム『トリニトロトルエン』のメンバーでもあります)。

 

本選出場のチーム『りんごアメ』

(寺田藍丸・橋本恵 情報技術科3年)

 

   プログラミング部門の予選は、9月15日(月・祝日)に全468チーム(2名/1チーム)で行われました。難易度の異なる全12問(200点満点)が出題され、それを解くプログラムの正解数による合計得点を競いました。

  本選に進めるのは、この予選成績の上位10チーム(成績枠)と、地域性を考慮して実行委員会が選出する20チーム程度(地域枠)の計31チームになります。

 例年、成績上位枠は有名進学校の独占状態ですが、本校はこの牙城を崩しての本選出場を目指しています。

今回は、得点表示が止まる終了30分前でチーム順位は9位でした。このまま最後まで行ってくれることを期待したのですが、その後筑波大学附属高校と奈良の東大寺高校に追いつかれ、最終的に誤解答の提出回数の差で惜しくも地域ブロックでの選出となってしまいました。

 

 なお、本選は、会津大学で11月8日(土)にプログラミング部門、9日(日)にモバイル部門の競技が行われます。本選には、両部門とも入賞を目標に臨みたいと思いますので、応援よろしくお願いします。



パソコン甲子園2025「プログラミング部門」予選終了

9月15日(月・祝)、パソコン甲子園2025「プログラミング部門」の予選が、全国から936名が参加して行われました。このなか2名ずつでチームを組み、個人戦とチーム戦が戦われました。

本校からは、情報処理部の40名、20チームが参加しました。

 

プログラミング部門では、プログラミングの知識と技術が競われます。制限時間(3時間)内に出題された問題に対する解答プログラムを作成し、正解した問題ごとに二人の合計得点でチームの順位が決定されます。今回は11問(100点満点)が出題されました。

 

本選へ進めるのは、この成績上位10チームと成績と地域性を考慮して選抜される20チーム程度の、計30チームほどです。また、同一校からの選出は最大2チームまでとなっています。

本校は、これまで第1回大会を除く全ての大会で本選出場を果たしてきましたが、近年は上位チームの多くを中高一貫の有名進学校が独占する状況が続いており、本選出場は年々危うくなっています。

 

終了30分前の順位で本校の上位生徒は、

寺田藍丸 君(情報技術科 3年)13位(チーム「りんごアメ」)

広瀬大伍 君(機械科   2年)48位(「チーム「green++」)

橋本 恵 君(情報技術科 3年)60位(チーム「りんごアメ」)

松浦航亮 君(情報技術科 2年)70位(チーム「green++」)

間渕颯太 君(情報技術科 1年)87位(チーム「知創隊」)

でした。

 終了前30分で順位表示の更新は停止されていますが、終了までの30分間に上記の生徒たちは更に1問の正解を出しています。特に間渕君は1年生ながら全部で7問の正解を出していますので、これからが楽しみです。

さて、本選進出はどうなるでしょうか?どうも、成績上位枠での本選出場は難しそうです。なんとか地域選抜枠で本戦出場を果たし、連続本戦出場記録を伸ばせるといいのですが…。また、1年生の成績優秀チームに与えられる「新人賞」は取れるでしょうか?

 

選出結果は、9月26日(金)に発表されます。

 

   
競技中の様子   解答プログラムを作っています   終了30分前の順位

 



情報オリンピック(JOI2025-2026)一次予選

9月13日(土)、第25回日本情報オリンピック(JOI 2025-2026)の一次予選(第1回)が開催され、体調不良で欠席した2名を除く情報処理部の1,2年生31名が参加しました。

 

 日本情報オリンピックは、高等学校2年生までの競技プログラマー日本一を決める大会で、与えられた課題を解決するプログラムを作成します。競技では、与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズ ムを設計し、さらに、それをプログラムとして適切に実装することが求められます。

 

 日本情報オリンピックは、国際情報オリンピック(次回 IOI 2026 ウズベキスタン大会)の日本代表選考会を兼ねています。一次予選、二次予選、セミファイナルステージ、と進み、セミファイナルステージでの成績上位30名程度が日本代表を選抜するファイナルステージのメンバーに選ばれます。本校からは過去7回のべ8名がこのメンバーに選ばれています。

 

 一次予選は4問(400点満点)を80分で解答し、3問以上の正解で合格となります。
本校の参加者は28名が合格し一予選を通過することができましたが、残念ながら3名が不合格となりました。合格できなかった3名には、次回第2回の一次予選はなんとしても合格してもらいたいものです。

また、合格者の内、25人が全問正解、残念ながら3名は3問の正解でした。全問正解できなかった人たちは、もう一度できなかった問題を確認し、正解できるようにしたうえで二次予選に進んでもらいたいものです。

 

 なお、本校で最初に全問正解したのは、情報技術科1年生の森結平君です。全問正解までに要した時間は、8分36秒でした。2番手はわずか13秒遅れで、情報技術科の1年生、安立壮汰君でした。森君は問題Bで2回ほど Wrong Answer を出してしまいましたが、2年生を凌ぐ速さは大したものです。1年生のこれからの活躍が実に楽しみです。

 

 二次予選の問題は一気に難易度が高くなりますが、この調子で二次予選を通過し、セミファイナルに進む者が出てくれることを期待したいと思います。

二次予選は、2025年12月7日(日) 13:00 〜 16:00 に実施されます。

 

 

 

競技の様子   問題例と解答プログラム(情報技術科2年 森田君)
 
森君の提出記録(2回のWAを出すもトップで全完)   安立君の提出記録(森君より13秒遅れ)


JOI一次予選対策を実施しました。

日本情報オリンピック(通称:JOI)一次予選・第1回目がいよいよ近づいてきました。

1年生にとっては初めての参加、2年生にとっては2度目の挑戦となります。特に多くの1年生にとっては、これまで鍛えてきた競技プログラミングの実力を試す、初めての公式大会となるでしょう。

そこで事前対策として、HOJを活用し、本番と同様の難易度・ルールで予想問題を作成し、模擬コンテストを実施しました。問題は 1回目 2回目 の両方から確認できます。

第2回の模擬コンテストでは、1年生20人(1年生全体の86.9%)が一次予選を突破できる能力を持っていることが確認できました。ただし、全問正解者は12人にとどまりました。全体的には、

・難しく考えすぎてしまう
・ケアレスミス
・時間制限やエラーに焦ってしまう

といった課題が目立ちました。

それでも、1年生の中には大きな潜在能力を感じています。残された時間でその力を最大限に引き出せるよう、引き続き対策を進めていきます。また、同時にパソコン甲子園の予選に向けた準備も並行して進めていきます。

引き続き、情報処理部を応援よろしくお願いいたします。

 

・模擬コンテストの様子

 

by Ei2 森田隆生



SuperCon2025 結果発表・閉会式

夏の電脳甲子園「 Supercomputing Contest   2025 の本選が終了しました。

8月18日(月)~21日(木)の4日間にわたり、東京科学大学のスーパーコンピュータ「TSUBAME4.0」を用いた熱い戦いが繰り広げられました。入賞したのは以下の3チームです。

第1位 sabotage 筑波大学附属駒場高等学校
第2位 Redpass 筑波大学附属駒場高等学校
第3位 LogConst 富山県立富山中部高等学校

 

 

 

課題は10問が出題され、各問について上位5位までにそれぞれ5点,4点,3点,2点,1点のスコアが与えられます。4位以下は得点が団子状態であったり、有効解が求められていないチームが多数あったりということで、発表されませんでした。

入賞チームの戦略の概要は以下のようなものでした。

チームsabotage(筑波大学附属駒場)

初期解を貪欲法で作り、焼きなまし法で改善する方法を採用していましが、GPUを用いないCPUだけの実装でした。

チームRedpass(筑波大学附属駒場)

西→東の一方向スイープに探索を限定し、探索空間を枝刈りすることで、高速化を図っていました。

3位のチームLogConst(富山県立富山中部高等学校)

視覚化した観察から得られた「低風速格子は利得が小さい割に影響範囲が広がる」という考察から、風速しきい値を探索して不利な候補を早めに捨てる戦略を取っていました。

1位のチームはGPUを使っておらず、GPUスパコンのTUBAME4.0を利用した今回のコンテストに於いては、正直釈然としないものがあります。

 本校の2チームは、大きな戦略は他チームと大差なかったようです」が、さらなる実力工場のためには、一般的な競技プログラミンのような考え方ではなく、問題の本質をしっかり捉え、柔軟な発想でプログラミングできる力をつけてもらいたいと思います。

   閉会式後は、協賛企業が提供する景品のあみだくじによる抽選会が行われました。その後、本校の2チームは、実行委員会より提供された競技結果データを検討し、チームを超えて互いにプログラムの評価やさらなるスキルアップに向けての議論を行っていました。

 

 
閉会式
 
閉会式後、競技結果について議論しています

 



1年生のプログラミング授業が終了しました

8月7日、1年生は最後の授業を終えました。そして、お盆休み明けの8月18日には、全範囲プロコンをHOJで開催しました。コンテストの成績は全体的に良く、皆さんの成長を改めて実感する機会となりました。

4月末頃に始まった授業では、約4ヶ月かけてプログラミングの基礎から応用アルゴリズムまでを1年生が学んできました。最初は基礎も分からない状態からのスタートでしたが、自然と皆さんが上達していく姿を見て、本当に感動しました。

もちろん、まだ大半の1年生が競技プログラミングにおいて圧倒的な強さを持っている訳ではありません。しかし、この4ヶ月間での成長は目覚ましく、1年生の皆さんが努力家であることは間違いありません。今後のさらなる成長がとても楽しみです。

今回、授業班として初めて活動しましたが、班をまとめることには大変苦労しました。また、授業スライドを夜遅くまで作成するなど、忙しい日々が続きました。それでも、その苦労が皆さんの成長に繋がったと思うと、これ以上に嬉しいことはありません。この4ヶ月間、本当にやりがいのある時間でした。

きっと、今の1年生も、来年には頼もしい先輩として活躍してくれるはずです。その姿を見るのが待ちきれません!

 by Ei2森田隆生

・全範囲プロコンの様子



SuperCon2025 本選競技が終了しました

今日は、Supreconputing Contest 2025 本選4日目です。

14:00 をもって本選競技が終了し(マシントラブルで競技は1時間延長されました)、両チームともとりあえず課題プログラムの提出はできました。課題プログラムのレポート提出も終わり、あとは明日の結果発表を待つばかりです。

今回の本選課題は、「洋上風力発電所の設置」でした。

【問題概要】

 洋上風力発電所の計画・設計にあたって、風車(風力タービン)のレイアウト最適化と設置台数の最適化を行う問題です。

 洋上風力発電では、

 ・風車同士が近すぎるとそれらが相互に干渉し風向きの下流にある風車の発電量が低下してしまう
 ・洋上設置の初期投資を抑えるために、目標発電量を効率的に達成するための風車の数をできるだけ少なくする

 こと考慮し、風車同士が互いに風を奪い合わない適切な間隔を保ちつつ、強風が得られる地点を狙って配置する必要があるそうです。

 今回の課題は、日本近海を想定した洋上風速マップと調達可能な風車の上限数が与えられ、

 ・風車の上限台数を超えないようできるだけ少ない風車を用意する
 ・マップ上の風車の配置位置を最適化して発電量を最大化する

 ことを同時に満たすモデルを構築するというものでした。

 競技では、作成したプログラムで10問の課題を解き、総発電量の多い順に順位が付けられることになります。

 

課題プログラムのレポート作成中    
   
(左)チーム tomato、(右)チームtrasure   競技が終わって両チーム歓談中

 

チームtomatoはCUDAやOpenACCでのGPU処理やMPIを使ったCPU並列など、いくつかの並列処理のアプローチを試していました。また、チームtreasureは、並列化以前のプログラムの作成やCUDAのデバッグに苦戦していましたが、最後は納得いくプログラムができたようです。

また、度々スーパーコンピュータTUBAME4.0のマシントラブルに見舞われたり、急なレギュレーションの変更があったりと、これらの対応にかなり苦労を強いられたようでした。

それでも、両チームとも持てる力を出し切り最善は尽せたようでしたが、手応えはどうだったでしょうか?感想を聞いてみました。
 
チームtomato(寺田・橋本・広瀬)

・途中で問題に変更があったり,スパコンが使えなかったりなどの対処が大変でした。
・スーパーコンピューターでのプログラミングはこのコンテストに向けて初めて勉強し始めました。GPUを使ってのプログラミングは慣れていない部分も多いですが、勉強した成果は発揮できたと思います。
・スーパーコンピュータでのプログラミングは初めてで、とても新鮮であり多くの学びを得ることができました。それとともにチームでのプログラミングのメリット・デメリットを体感することができました。

チームtreasure(森田・池谷・間渕)

・問題の難易度も非常に高かったうえに、様々なアクシデントがあり大変でしが、最後まで諦めず努力し、無事コードを提出することができたので良かったです。
・CUDAプログラミングの練習が始まった時は使い方が全く分からず苦戦しましたが、練習をすることで使い方を覚えることができました。大会本番では難しい問題に戸惑いましたが、面白かったと思える良い体験になったと思います。
・スパコンに参加すること自体初めてで、どこからやればいいのか分からず、とても大変でした。
・予選のときはC++の使い方もわからず、正直不安でしたが、チームでコーディングを続けていくうちに、次第に理解できることが多くなり、自信に繋がりました。
・本選はとにかくシステムトラブルが多く、スパコンへの印象が変わってしまいました。それでもなんとか提出までもっていけたので良かったです。

 

結果は明日の表彰式・閉会式(Zoomでのオンライン)で発表されます。
【日時】2025年8月22日(金)14:00~16:00

 



SuperCon2025 本選2日目

今日は、Supreconputing Contest 2025 本選2日目です。

 チームtomatoは実装方針が決まり、課題プログラムの並列処理の実装を進めています。ただ、まだGPUの処理にエラーがあるようで実行できるところまでには至っていません。一方チームtreasureはやや遅れ気味で並列処理の実装には届いていません。本日中にCPUで実行できるプログラムを完成させることを目標コーディングしています。並列処理の実装は明日になりそうです。

 
チーム tomato の様子
 
チーム treasure の様子

 

TSUBAME4.0が使えるのは残り1日半、並列処理はスーパーコンピュータの性能を引き出す決め手となるので、最後まで粘り強く頑張ってくれることを期待しましょう。