情報処理部のトピックス
新1年生23名を迎え、授業が始まりました!
今年度、23名の新入部員を迎え、処理部はさらに賑やかになりました!そして、4月18日から計46名での部活動が始まりました。
・新1年生の活動内容
4月から8月半ばくらいまでは、2年生による授業があります。新1年生の多くはプログラミングの未経験者です。そのため、基礎から徹底的に教えていきます。
・授業について
今年度の授業班は以下のメンバーとなっています。
科 | 名前 | 意気込みや一言 |
Ei | 森田 隆生 | 楽しく、そして分かりやすい授業を頑張ります!新1年生の皆さん、自分に自信を持って前へ進んでいきましょう! |
M | 広瀬 大伍 | 全ての知識を注ぎ込む。 |
Ei | 市川 天河 | 今年は一年生の人数が多いので、みんなが分かるような分かりやすい説明をしたい。 |
Ei | 松浦 航亮 | 分からないを生ませない。 |
プログラミングはとても難しく挫折する人も多い分野だと思います。そんなプログラミングを教える授業で、新1年生の皆さんと約束したことがあります。それは、" 分からないを恥ずかしがらず、周りに訊くこと。 " です。私の失敗談でもあるので、新1年生には徹底していただきたいです。
・実際の授業の様子
新1年生の皆さんはやる気と元気があり、お互いに協力し合う姿も見られます。とても良い雰囲気でスタートしたので、これからが楽しみです!
新1年生同士で協力し合う姿 | 先輩へ尋ねている姿 |
パワーポイントを使用しての授業 | 授業班作の問題を解いている新1年生 |
部活内プログラミングコンテスト・努力の跡を開催しました!
3月28日、情報処理部では、1年間の締めくくりとして部活内でプログラミングコンテストを開催しました。
コンテストは浜工独自のジャッジシステムである「HOJ」を使用して行いました。(コンテストページはこちら)
このコンテストでは、1年生にとっては、1年間学んできた競技プログラミングの技術を試す絶好の舞台でした。2年生にとっては、競技プログラミング2年目の集大成を存分に発揮する場面となりました。
部員たちは、課題に真剣に立ち向かい、それぞれのスキルを最大限活用して挑戦していました。
課題はすべて顧問の堀先生が用意した問題でした。特に難易度の高い問題も含まれていたため、一部の部員たちは苦戦する場面も見られましたが、それぞれが最後まで諦めずに挑戦する姿勢が印象的でした。
<部活内プログラミングコンテストの様子>
競技中の様子① | 競技中の様子② | コンテスト結果のランキング |
1位:寺田 藍丸 | 2位:橋本 恵 | 3位:長倉 啓哉 |
<部活内プログラミングコンテストの結果>
順位 | 学科 | 学年 | 氏名 |
1位 |
情報技術科 | 2年 | 寺田 藍丸 |
2位 |
情報技術科 | 2年 | 橋本 恵 |
3位 |
情報技術科 | 2年 | 長倉 啓哉 |
4位 |
情報技術科 | 1年 | 森田 隆生 |
5位 |
機械科 | 1年 | 広瀬 大伍 ※ |
3月31日には「努力の跡」成果発表会を行いました。この発表会は毎年恒例のイベントで、全部員がそれぞれアプリケーション等の作品を制作し、作品の披露とプレゼンテーションを行います。
部員たちは発表を見て、自分が良かったと思う作品に3票までの投票をします。午前の部は1年生、午後の部は2年生の発表会及び投票・開票を行いました。
1年生はゲーム制作に取り組む人が多く、一方で2年生は便利なアプリケーションを製作する人が多い傾向が見られました。
どの作品も完成度が高く、アイデアからデザイン、機能に至るまで非常に作り込まれていました。一部未完成の作品もありましtが、ぜひ最後まで完成させてもらいたいと思います。
<努力の跡の様子>
午前の部の様子 | 午後の部の様子 |
午前の部優勝作品発表の様子 | 午前の部の授賞式の様子(1位) |
午後の部優勝作品発表の様子 | 午後の部の授賞式の様子(1位) |
<努力の跡の順位(1年生)>
順位 | 学科 | 氏名 | タイトル |
1位 | 機械科 | 広瀬 大伍 ※ | テトリス模倣 |
2位 | 情報技術科 | 森田 隆生 | 自作(?)カードゲーム |
3位 | 理数工学科 | 土屋 空大 | 3DアクションゲームのPWA制作 |
4位 | 情報技術科 | 弓桁 陽太 | 総理大臣シミュレーター |
5位 | 情報技術科 | 市川 天河 | ピクトグラムの脱走 |
5位 | 情報技術科 | 大津 明也 | 宇宙戦争シューティング |
※旧字体がフォントにないため「広」と記述させていただきます。(本人から許可を得ています)
<努力の跡の順位(2年生)>
順位 | 学科 | 氏名 | タイトル |
1位 | 情報技術科 | 寺田 藍丸 | 「逆クロマキー」スクリプト製作 |
2位 | 理数工学科 | 江尻 宗一郎 | 決定木プラスチック分別装置 |
3位 | 情報技術科 | 長倉 啓哉 | CHICKEN WILL GO |
4位 | 電気科 | 川島 煌輝 | タブ整理 |
5位 | 情報技術科 | 笠原 悠生 | 3Dモーショントラッキング |
4月からは新入生が情報処理部に加わります。
私自身もそうですが、1年生の中には、まだ『先輩』としての自覚が芽生えていない人もいるように思います。しかし、後輩たちのよき見本となり、頼れる存在になりたいですし、なってほしいと思っています!
2年生にとっては来年度が最後のチャンスとなる大会も多いかと思いますが、引き続き努力を重ね、素晴らしい成果を残してくれることを期待しています!
Written By 新Ei2 森田 隆生
SANGI AWARD 2025 IT競技会 プログラム部門 団体優勝
3/20(木)春分の日、静岡県下の高校を対象とした、SANGIAWARD 2025 IT競技会(静岡産業技術専門学校主催)が開催されました。今大会は、ITパスポート部門は午前、プログラム部門は午後と、個別開催になりました。本校は午後のプログラミング部門への参加です。
プログラム部門には県内から8校91名が参加し、本校は情報処理部を中心に12名が参加しました。
プログラム部門は、情報オリンピックなどと同様、アルゴリズムとプログラミングのスキルを競う競技で、制限時間内に与えられた問題を解くプログラミングの速さと正確さを競います。
本校は毎回、個人戦10位以内の入賞独占と団体優勝を目標に臨でいます。
今大会は、問題の難易度が上がったことと、進学校が参戦したことにより、参加生徒たちは少々苦戦したようです。結果は、団体戦は選手層の厚い本校に分があり、なんとか優勝を勝ち取ることはできました。個人戦は、最終局面まで本校がトップを走っていたものの、最後の1問で静岡高校にかわせれ、過去1度も逃したことのなかった個人優勝を静岡高校に譲ることとなってしまいました。
競技会場の様子 | 参加者全員で記念撮影 |
団体戦・個人戦のは以下の通りです。
<団体戦>
1位 | 静岡県立浜松工業高等学校 |
2位 | 静岡県立静岡高等高校 |
3位 | 静岡県立科学技術高等学校 |
<本校個人戦入賞者>
2位 | 寺田 藍丸 | 情報技術科2年 |
4位 | 長倉 啓哉 | 情報技術科2年 |
5位 | 橋本 恵 | 情報技術科2年 |
6位 | 松浦 航亮 | 情報技術科1年 |
7位 | 市川 天河 | 情報技術科1年 |
8位 | 廣瀬 大伍 | 機械科1年 |
第8回高校生ITアプリアイディアコンテスト「最優秀賞」
令和7年3月15日(土)、学校法人情報文化学園 アーツカレッジヨコハマが主催する、高校生ITアプリアイディアコンテストの最終選考会に理数工学科2年の江尻君が参加しました。
このコンテストは、テーマに沿ったアイディアを考え、企画・発表するもので、今年のテーマは「自分が通う高校の課題、又は高校がある市区町村又は都道府県の課題を解決するアプリ」でした。
今年は全国から72チームがエントリー、10チームが最終選考に残り、本校から1チームが選ばれました。
江尻君が企画した「スマート抵抗チェッカー」は、抵抗のカラーコードを認識し抵抗値を算出したり、合成抵抗や増幅率の計算をしたりするアプリで、プロトタイプ等も作成してプレゼンテーションに臨みました。
実現性やプレゼン力もさることながら、「抵抗」というニッチな分野やチーム名等のインパクトが評価され、見事「最優秀賞」に選ばれました。
ズミ、浜工に来た!
今日はK-MIX「ズミ、学校へ行く」(番組ページはこちら)の収録で、ズミさんこと高橋正純さんが浜工に来てくださいました。
今回の収録では情報処理部がメインで取り上げられ、代表として、大先輩の元部長である内田侑希さんが取材に応じました。
放送予定は、2025年2月7日(金) 2月14日(金)18:25~18:30 です。←変更になりました
取材中の様子 |
取材前には、ズミさんにパソコン甲子園のモバイル部門でベストデザイン賞を受賞した「せぱクル」というゲームを遊んでいただきました。
「せぱクル」は、ごみを分別する高難易度のゲームです。詳しくはこちらをご覧ください。
プレイ中の様子
取材では、「情報処理部とは?」や「アプリ開発について」などについて触れられていました。
また、内田侑希さん自身についても語られていたので、ぜひ本放送をチェックしてみてください。
個人的には、ズミさんに内田侑希さんの座り方が突っ込まれていたシーンが一番面白かったです。(笑)
ネタバレになってしまうので、あまり深堀りはしないでおきます。
取材後には、サインや写真撮影にも応じてくださり、大盛り上がりとなりました。
処理部の備品にもサインをしてもらいました。本当にありがとうございました。
集合写真
Written by Ei1 森田隆生
サーバーの組み立てを行いました。
浜工の情報処理部では、1年生の部員が協力してコンピュータを組み立てることが2学期末の恒例になっています。今年はコンピュータでは無く、サーバーの組み立てを行いました。
本校でこのような体験が出来るのは、情報処理部だけです。
浜工で使用しているサーバーの部品を取り外し、新たな部品を取り付けました。
顧問の堀先生のご指導のもと、各部品の役割や取り付け方の説明を受けながら組み立てを進めました。
この活動を通して、普段使っているコンピュータがどのような部品から成り立っているのかについて理解を深めることができていたと思います。
by Ei2寺田藍丸
実際のサーバー組み立ての様子
第24回日本情報オリンピック 本選出場
12/8(日)に、情報オリンピックの国内二次予選が行われました。この二次予選は一次予選を通過した1386名で行われ、このうち高校2年生までの成績上位157名が予選Aランク者として本選へ進むことになります。
本選は来年の夏ボリビアで行われる、国際情報オリンピック(IOI2025)の日本代表選手候補(春期トレーニング合宿メンバー)の選考も兼ねています。
本校は、一次予選を情報処理部の1,2年生全員が通過し、二次予選に臨みました。このうち二次予選を通過したのは2名。本選に進むことができたのは、寺田藍丸君(情報技術科2年)、橋本恵君(情報技術科2年)です。本選出場の選考枠はいくつかありますが、寺田藍丸君は予選成績Aランク枠、橋本恵君は指定校推薦枠での出場です(予選Aランクでの本選全進出者一覧はこちら)。
本校は、これまでのべ9名の代表候補を輩出しているものの、近年は一人も本選を通過できていません。日本代表候補に選出されるのは、本選成績の上位30名ほどですが、寺田藍丸君はなんとかぎりぎり本選通過が期待できる位置にいると思われます。本選では、持てる実力を全て出し切り代表候補の切符を掴み取ってもらいたいものです。
なお、本選は、2024年1月26日(日)・2月6日(日) にオンラインで開催されます。
第24回日本情報オリンピック二次予選
12月8日(日)、第24回日本情報オリンピック(JOI 2024/2025)の二次予選が行われました。本校からは一次予選にエントリーした1,2年生25名全員が二次予選に進んでいます。
日本情報オリンピックは、国際情報オリンピック(次回IOI2025ボリビア大会)の日本代表選考会を兼ねた、高等学校2年生までの競技プログラマー日本一を決める大会です。競技では与えられた課題を解決するアルゴリズムを設計し、その性能の善し悪しと、いかに適切なプログラムとして実装できるかを競います。
二次予選を通過し本選での成績上位30名程度が、日本代表を選抜する春期トレーニング合宿のメンバーに選出されます。本校からは過去7回、のべ8名がこのメンバーに選ばれています。
二次予選は、出題された5問(500点満点)の課題を制限時間180分で解答し、正解した得点を競いました。この得点の上位160名に「JOI予選A ランク」が与えられ、日本代表候補を選考する本選に進むことになります。
今回本校で200点以上得点したのは5名。最高点は情報技術科2年の寺田藍丸君の375点、2位は情報技術科2年の橋本恵君の275点でした。昨年の本選進出のボーダーラインは240点で、本校からは3名がAランクで本選へ進んでいます。今回の問題の難易度は昨年並ようですが、果たして何人が本選へ進めるでしょうか?
二次予選の問題は一予選とは比べものにならないくらい難易度が高く、本校では例年1~2名程度しかAランクを獲得できていません。本選へ進むための選考基準は予選Aランク以外にもありますが、ひとりでも多く予選Aランクで本選へ進む生徒が出てほしいものです。
二次予選競技の様子 | ||
解答プログラムの一部 | 本校最高点 寺田藍丸君(情報技術科2年)の得点表 |
AtCoder Junior League 2024 Summer 高校部門第8位
AtCoder Junior League 2024 Summer の結果が発表されました。
本校からは、情報処理部と情報技術科から31名がエントリーし、学校アルゴリズム部門の高校部門で8位を獲得しました。
また、個人部門では、情報技術科2年の寺田藍丸さんが、高2アルゴリズム部門で20位に入りました。
AJL2024Summer は、4月~9月までの期間に、AtCoder社が実施する AtCoder Junior League(AJL)対象の競技プログラミングコンテストのスコアで順位が算出されます。
AJL は、以下の3つを目的に開催されている競技プログラミングのコンテストです。
- 中高生のコンテスト参加者を促し、競技プログラミングの楽しさを知ってもらうこと
- 同世代間のつながりを強化し、お互いが切磋琢磨する環境を作ること
- 学校の先生方に競技プログラミングに熱心に取り組んでいる生徒がいることを知ってもらい、応援してもらうこと
1年間に4イベントが開催され、夏と冬の2期に分かれ、それぞれにアルゴリズム部門とヒューリスティック部門が設けられています。
中学、高校の2部門に分け、アルゴリズム部門はランキング上位20校、ヒューリスティック部門はランキング上位10校が表彰されます。
個人は、各学年ごとにアルゴリズム部門は上位20名、ヒューリスティック部門は上位10名が表彰されます。
高校部門ランキング アルゴリズム部門上位20校
パソコン甲子園2024 モバイル部門「ベストデザイン賞」受賞
11月2日(土)3日(日)と2日間に渡って行われた、パソコン甲子園2024の本選が終了しました。
本選には情報処理部からプログラミング、モバイルの両部門にそれぞれ1チームが出場し、1日目はプログラミング部門の競技、2日目はモバイル部門の競技と表彰式が行われました。
本選出場チームとメンバーは以下の通りです。
プログラミング部門:チーム『全完』寺田藍丸、橋本恵(情報技術科2年)
モバイル部門:チーム『Guy Dance』眞木聡大(機械科3年)、川口龍輝(電気科3年)、内田侑希(情報技術科3年)
今大会ではモバイル部門のチーム『Guy Dance』 が「ベストデザイン賞(2位相当)」を受賞しました。モバイル部門での入賞は2013年大会以来、11年ぶりです。
本選出場メンバー | チーム『Guy Dance』ベストデザイン賞 |
モバイル部門は、Androidスマートフォンを対象に、テーマに基づいたアプを企画・開発し、その総合的なプロデュース力を競い合う部門です。 今回のテーマは「Game for Change ゲームが変える世界 ~ゲームのルールで世界を救え~」でした。
本校のチームが製作した作品は、遊びながらごみの分別を促すことを目的としたゲーム「せぱクル」です。上から落ちてくるビンや缶、ペットボトルといったゴミをボタンとジャイロ機能を使って、適切なゴミ箱に入れるゲームになっています。遊びながらリサイクルに関するTipsやごみをスキャンして手に入れたコインでガチャが回せるなどの飽きさせない機能も盛り込まれた内容になっています。
審査員からは、「作品は完成度も高く、飽きさせずに楽しむ工夫もふんだんに盛り込まれていて、ゲームとしては「グランプリ」でもよいぐらいだが、ゲームにのめりこんでしまって本来の目的が何だったのか分からなくなってしまうので「ベストデザイン賞」とした」という講評をいただきました。
来年はこの経験を後輩たちに引き継ぎ、「グランプリ」を狙ってもらいたいものです。
|
|
|
チーム『Guy Dance』のプレゼンテーション | 作品『せぱクル』のゲーム画面 |
一方のプログラミング部門では、8位入賞、少なくとも予選順位以上を目標に競技に臨みましたが、残念ながら目標を果たすことはできませんでした。入賞チーム以外の最終順位は事務局からの連絡待ちですが、おそらく31チーム中14位前後だと思われます。
問題は全部で12問出題され、グランプリのチームは11問を正解、本校は6問でした。チーム「全完」の二人の話では、競技終盤に7,8問目の解法も気がついたものの、残り時間内での実装ができなかったとのことでした。二人とも来年は入賞を目指して再チャレンジすると気持ちを新たにしていますが、それには、短時間で問題の本質を読み解く考察力を向上させる必要がありそうです。
プログラミング部門競技会場の様子) |
デモセッションでのチーム『Guy Dance』のパネル |