トピックス

情報処理部のトピックス

SuperCon2024 本選出場校発表

7月3日、 夏の電脳甲子園「 Supercomputing Contest (SuperCon)2024」 の本選(全国大会)出場全チームが発表されました。本校からは、 情報処理部の 2チームが本選(全国大会)へ出場 します。Supercomputing Contest は、科学技術の話題を題材に、スーパーコンピュータを使ったプログラミングの技術を競う競技大会です。


本選へ出場するのは、全国の予選を通過した20チーム(1チーム2または3人編成)です(予選は、6月5日(水)~6月21日(金)に行われました)。
 
本校は 14年連続の本選出場 、2チームが出場するのは今回で12回目となります。今回の本選出場メンバーは、チーム編成に若干変更がありますが、全員昨年の本選出場者です。昨年の本選では余り成績は振るいませんでしたが、今年は全員3年生で一部のメンバーはこれが最後の大会となることもあり、なんとか雪辱を果たしたいところです。本校以外の本選出場チームは、ほとんどが高偏差値の進学校ばかりですが、気後れせずに3位以内の入賞を目指して臨みたいと思います。
 
本選は、大阪大学のスーパーコンピュータ「SQUID」を使⽤し、8月19日(月)~21日(金)の5日間に渡ってオンラインで行われます。

本校の出場チームおよびメンバーは以下の通りです。
 
本選出場(チーム:  Radish)

内田侑希(情報技術科3年)、小林昊一郎(情報技術科3年)、内山冴宇(理数工学科3年)


本選出場(チーム:  SiestaMh)

天野結喜(理数工学科3年)、杉山雄哉(理数工学科3年)

 

 
チーム: Radish    チーム: SiestaMh

 

本選出場全チームは以下の通りです(チーム名のアルファベット順)

チーム名 学校名
 akashi  明石工業高等専門学校
 ANAYA  岩手県立盛岡第一高等学校
 BeatAll  麻布高等学校
 Calamari  筑波大学附属駒場高等学校
 cicada  東京工業大学附属科学技術高等学校
 GGlobe  東京都立新宿山吹高等学校
 KohakuCH  千葉県立長生高等学校
 LogLogN  駒場東邦高等学校
 nmk57  茨城県立並木中等教育学校
 Radish  静岡県立浜松工業高等学校
 SAMURAI  筑波大学附属駒場高等学校
 SiestaMh  静岡県立浜松工業高等学校
 smColon  富山県立富山中部高等学校
 tcAtCa  筑波大学附属高等学校
 TCAYIY  筑波大学附属高等学校
 terminal  開成高等学校
 TOMATOES   コードアカデミー高等学校
 yakuman  福岡県立筑紫丘高等学校
 yknkpan  群馬県立太田女子高等学校
 yz  武蔵高等学校


キラキラ 1年生「C言語卒業プロコン」を開催しました!

5月29日、1年生へ向けて「C言語卒業プロコン」を開催しました!

 

1年生は入部してからの2か月間、C言語を用いてプログラミングの基礎を学んできました。

4月に開催されたプロコン以降、より効率の良いプログラムを書くために、累積和、二分探索などといった発展的な内容も扱ってきました。

今回は1人の2年生に勝つことが出来れば景品を獲得できるとのことで、熱い戦いが繰り広げられました。

 

結果は4人が2年生に勝ち、景品を獲得することが出来ました。

今回は前回のコンテストに比べて難易度が大きく上昇しましたが、各々日ごろの努力の成果を発揮していました。

特に1位の廣瀬大伍さん(機械科1年)、2位の松浦航亮さん(情報技術科1年)が飛びぬけて強い印象でした。

 

C言語を卒業してからはC++という言語を扱っていきます。1年生の今後の活躍にご期待ください!

 

---コンテストに取り組む1年生(手前)と2,3年生(奥)---

 

By Ei2 寺田藍丸



キラキラ 部内コンテストを開催しました!

浜工の情報処理部では、2年生の先輩から1年生の後輩に、競技プログラミングの授業をすることが伝統となっています。

今日は、その授業内容の確認として、1年生向けのコンテストを実施しました。
1年生にとっては、はじめてのプログラミングコンテストになりました。

問題は、すべて浜工独自のジャッジシステム(HOJ)のオリジナル問題です。

相談無しで自分だけの力でプログラムを作ることは、慣れていないと難しいですが、それぞれが授業の内容を振り返りながら頑張る様子が見受けられました。

最初は誰でも難しく感じるので、これから少しずつ力を付けて、部を引っ張っていくような存在になってくれることを期待しています。

 

なお、今回のコンテストの問題は、HOJで公開されていますので、ぜひ挑戦してみてください。

---コンテストの問題を解く部員(手前:1年生、奥:2,3年生)の様子---

by Ei2 寺田藍丸



新入生歓迎会を行いました。

情報処理部に新たに、1年生13名が入部しました。

今年は情報技術科から8名、理数工学科、電気科から2名、機械科から1名が入部しました。

それに伴い、新入生歓迎会を行いました。

学年関係なく楽しめたと思います。

 

 

 

 

これからの1年生の活躍にご期待ください!

by Ei2 寺田藍丸



「努力の跡」成果発表会/部内プログラミングコンテスト

情報処理部では、年度末に2つの部内コンテストが実施されます。
今年もアプリケーションなどの作品を作成するコンテストと、競技プログラミングの問題を解くコンテストの2つが実施されました。

情報処理部には、競技プログラミング部門とアプリケーション開発部門の2つの部門がありますが、
この年度末の取り組みには、部門関係なく部員全員が参加します。

今年も2日に分けて、それぞれのコンテストが実施されました。

「努力の跡」成果発表会 ー 2024/03/28

情報処理部では、昭和48年の創部以来、1年間の活動をまとめた「努力の跡」という部誌 (Web) を毎年作成しています。
この「努力の跡」では、1人1つずつ好きなアプリケーションなどを制作し、そのプレゼンテーションを行います。部誌には、その成果をWebページの形にしてまとめています。

今年も種類豊富な作品が発表されました。
2D/3Dゲームだけでなく、生活をより良くするアプリケーションなど、実践的なものもありました。

普段、競技プログラミングをしているだけでは触れられない、様々な技術に関する情報をお互いに共有することもできたと思います。

午前は1年生の部、午後には2年生の部の発表・投票が行われました。

投票により、各部門の順位が決定され、1位~5位には図書カードが贈呈されました。

 

1年生の部

順位 学科 氏名 タイトル
1位 情報技術科 長倉 啓哉 (イラ)^2棒
2位 情報技術科 須藤 瑛富 迫真パスワード管理部~暗号化の裏技~
3位 情報技術科 佐原 柊哉 パクパクもぐもぐ
4位 理数工学科 江尻 宗一郎 avoidance game
5位 情報技術科 橋本 恵 FPS

2年生の部

順位 学科 氏名 タイトル
1位 情報技術科 内田 侑希 情報処理部の出席管理システム「Syoribu Attend」
2位 機械科 眞木 聡大 腹部及び後頭部への痛打(仮)
3位 情報技術科 本田 弦暉 びーとせーばー
4位 情報技術科 田畑 礼凰 てきとーなボールゲーム
5位 電気科 川口 龍輝 処理部育成ゲーム
5位 理数工学科 杉山 雄哉 タイピングゲーム

部内コンテスト ー 2024/03/29

浜工独自のジャッジシステム「HOJ」を用いて、競技プログラミングのコンテストが実施されました。(コンテストページはこちらです。)
問題は計10問、顧問の先生が選んだものが出題されました。

情報処理部が目指している「日本情報オリンピック(JOI)」や「日本情報オリンピック女性部門(JOIG)」、大学進学後に参加することができる「国際大学対抗プログラミングコンテスト(ICPC)」や「ICPC OB/OG の会 (JAG)」などの過去問題が出題されました。

また、順位決定のルール(ランキング形式)は、解く早さよりも誤答数が大きく影響する、パソコン甲子園の形式で実施されました。

順位 学科 学年 氏名
1位 情報技術科 1年 寺田 藍丸
2位 情報技術科 2年 内田 侑希
3位 情報技術科 2年 篠原 魁斗
4位 理数工学科 2年 天野 結喜
5位 情報技術科 2年 谷藤 颯斗

毎年、このコンテストでは、部員全員に景品が用意されます。
景品は、紙袋に入っているので、紙袋を選んで開けるまで中身はわかりません。

今回、景品は被りがないように用意されました。

景品は、コンテストのランキングの上位から選んでいきます。
中身が分からない状態で好きな紙袋を一つ選ぶので、順位と景品の質が比例するとは限りません。
実際、今年は順位が低い人ほど、質の高い景品を獲得している傾向にあったと思います。

もうすぐ、新年度が始まり、新1年生も入部してきます。
部内で互いに切磋琢磨し、多くの大会で良い成績を収められる一年にしたいものです。

by Ei3 内田侑希



SuperCon 2023 施設見学・交流会

昨年夏に開催された、夏の電脳甲子園「 Supercomputing Contest 2023」 の本選参加者招待イベントが、3/25(月)に 理化学研究所 計算科学研究センター(R-CCS)で行われました。

この研究センターでは、日本が誇るスーパーコンピュータ「富岳」の運営とそれを用いた研究活動が行われています。

今回のイベントでは、スーパーコンピュータ「富岳」やその運営に関わる様々な設備を見学させていただきました。

普段の見学ツアーでは見せていただけないような、空調機械室や非常用発電設備なども見学させていただきました。
「富岳」の運営に関する様々な質問が多く飛び交っていました。

見学を通して、「富岳」は日本の技術力の賜物だということを改めて感じさせられました。
このような「富岳」を実際に使うことができるSuperConの凄さも再実感させられました。

見学ツアー後は、講演と交流会が行われました。

本校の参加メンバーは、新型コロナの影響等もあり、このような対面形式の交流会があるイベントへの参加が初めてでした。
他の参加者との交流を通して、普段は受けることができない刺激を受けることで、競技プログラミングなどへの取り組み方について見直し、改めて気を引き締めることができたと思います。

by Ei2 内田侑希



SANGI AWARD 2024 IT競技会 プログラム部門

3/20(水)春分の日、静岡県下の高校を対象とした、SANGIAWARD 2024  IT競技会(静岡産業技術専門学校主催)が開催されました。今回は3年ぶりの現地開催です。

プログラム部門には県内から10校98名が参加し、本校の情報処理部からは11名が参加しました。

 

プログラム部門は、情報オリンピックなどと同様、アルゴリズムとプログラミングのスキルを競う競技で、制限時間内に与えられた問題を解くプログラミングの速さと正確さを競います。

 

 
競技中の様子   競技終了後、解答の議論をしています

 

今大会も、個人戦10位以内の入賞独占と団体優勝を目標に臨みました。 結果は、個人戦は優勝を含め8名が入賞、団体戦は2位という成績で、個人戦の5位と9位、団体優勝は科学技術高校に譲ることになりました。

 

団体戦の結果発表では、「第2位 静岡県立浜松工業高等学校」のアナウンスが流れた瞬間、一瞬会場がどよめき、「えっ、浜工?なんで?」という声があちこちから聞こえてきました。個人戦の結果から、団体優勝は当然浜工だと思われていたのだと思います。

 

団体戦の得点は次のように計算されることになっていました。

【学校団体戦得点計算】

 ①各団体上位5名の合計点

 ②各団体参加者が6名以上の場合①を除き1名につき、競技会各部門への参加者全員の平均点を加算(最大15名分)

 ③①と②を加算した得点を団体の得点とします。

 

本校の参加人数は11名、科学技術高校は20名。団体戦に加算される人数が科学技術高校より4人少なかったことが、得点に大きく影響したようです。

例年、10名以上で参加する学校は少ないため、今回は参加人数を絞ってエントリーしたのが失敗でした。部員は大勢いるだけに、15名を揃えてエントリーすべきだったとちょっと後悔しています。

 残念ながら目標にはちょっと手が届きませんでしたが、個人戦の結果からは、県下トップの実力を示すことができたと思います。 

 

 
個人戦優勝の寺田藍丸君(情報技術科1年)   参加者全員で記念撮影

 

個人戦の上位入賞者は以下の通りです。

1位  寺田 藍丸 情報技術科1年
2位  橋本 恵 情報技術科1年
3位  谷藤 颯斗 情報技術科2年
4位  杉山 雄哉 理数工学科2年
6位  小林 昊一郎 情報技術科2年
7位  内田 侑希 情報技術科2年
8位  長倉 啓哉 情報技術科1年
10位  佐々木 晴都 情報技術科2年
11位  内山 冴宇 理数工学科2年
12位  天野 結喜 理数工学科2年
13位  岩井 薫平 情報技術科2年

 



日本情報オリンピック本選出場

12/10(日)に、情報オリンピックの国内二次予選が行われました。この二次予選は一次予選を通過した1366名で行われ、このうち成績上位160名が予選Aランク者として本選へ進むことになります。

 

本選は来年の夏エジプトで行われる、国際情報オリンピック(IOI2024)の日本代表選手候補(春期トレーニング合宿メンバー)の選考も兼ねています。

 

本校からは情報処理部の3名が二次予選を通過し、この本選に進むことができました。本選に進むことができたのは、内田侑希君(情報技術科2年)、小林昊一郎君(情報技術科2年)、寺田藍丸君(情報技術科1年)です。本選出場の選考枠はいくつかありますが、3名とも予選成績Aランク枠での出場です(本選の全進出者一覧はこちら)。

 

今回で本選出場は18年連続になりますが、3名以上が成績Aランクで本選に進むのは第18回大会以来の5年ぶりになります。3名とも、日本代表候補に選考されるにはまだまだ努力が必要ですが、特に1年生ながら本校の最高得点で本選出場を果たした寺田君には期待したいと思います。

 

また、デザイン科2年の小川暉梨さんと、情報処理部所属ではありませんが情報技術科2年の横山琉里さん、理数工学科2年の藤本颯月さんも日本情報オリンピックの女性部門の予選を通過し、本選に出場します。

女性部門の本選は、来年夏に開催されるヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI 2024)の日本代表選手候補選考会を兼ねています。

 なお、本選は、2023年1月28日(日)・2月4日(日) に、 女性部門の本選は 2023年1月24日(日)に、どちらもオンラインで開催されます。



情報処理・パソコン コンピュータの組み立てを行いました

浜工の情報処理部では、1年生の部員が協力してコンピュータを組み立てることが2学期末の恒例になっています。
本校でこのような体験が出来るのは、情報処理部だけです。

今回組み立てるPCは以下のような構成です。

CPU:AMD Ryzen 7 5700G(予算とコスパを考えて選定しました)
メモリ:32GB(DDR4 16GB×2枚)
マザーボード:ASRock B550 Steel Legend
ストレージ:M.2 SSD 1TB, HDD 1TB(分解した古いPCのものを流用しました)

今年は、2日間に分けて活動を行いました。

 12/12(火)

部で所有しているPCの中で、一番古くて使用していないものを分解し、新たな部品を取り付けました。
顧問の堀先生のご指導のもと、各部品の役割や取り付け方の説明を受けながら組み立てを進めました。
この活動を通して、普段使っているコンピュータがどのような部品から成り立っているのかについて理解を深めることができていたと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12/13(水)

まず、コンピュータを起動した時に最初に実行される「BIOS」と呼ばれるプログラムを用いて、メインディスクの設定を行いました。
次に、Windows OSのインストールと初期設定を行いました。

新たなコンピュータには、ユニークな名前を付ける必要があるため、毎年、部員が考案した名前をつけています。
今年は、名前が決まらなかったため、「syoribu-pc2023」になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回作成したコンピュータは、情報処理部のアプリケーション開発班にて、様々なアプリケーションの開発などに使用されることになります。

by 情報技術科2年 内田侑希



日本情報オリンピック二次予選

12月10日(日)、第23回日本情報オリンピック(JOI 2023/2024)の二次予選が行われました。本校からは一次予選に参加した41名全員が二次予選に進んでいます。

 

 日本情報オリンピックは、国際情報オリンピック(次回エジプト大会)の日本代表選考会を兼ねた、高等学校2年生までの競技プログラマー日本一を決める大会です。競技では与えられた課題を解決するアルゴリズムを設計し、その性能の善し悪しと、いかに適切なプログラムとして実装できるかを競います。

 

二次予選を通過し本選での成績上位30名程度が、日本代表を選抜する春期トレーニング合宿のメンバーに選出されます。本校からは過去7回、のべ8名がこのメンバーに選ばれています。

 

 今回の二次予選は、出題された5問(500点満点)の課題を制限時間180分で解答し、正解した得点を競いました。この得点の上位160名に「JOI予選A ランク」が与えられ、日本代表候補を選考する本選に進むことになります。

 

今回本校で200点以上得点したのは5名。最高点は情報技術科1年の寺田藍丸君の353点、2位は情報技術科2年の小林昊一郎君の300点でした。昨年の本選進出のボーダーラインは207点で、本校からは2名がAランクで本選へ進んでいます。今回の問題は昨年より若干難易度が上がっているようですが、果たして何人が本選へ進めるでしょうか?

 

二次予選の問題は一予選とは比べものにならないくらい難易度が高く、本校では例年1~2名程度しかAランクを獲得できていません。本選へ進むための選考基準は予選Aランク以外にもありますが、ひとりでも多く予選Aランクで本選へ進む生徒が出てほしいものです。

 

  
二次予選競技の様子
 
 解答プログラム作成の様子    本校最高点 寺田藍丸君(情報技術科1年)の得点表