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情報処理部のトピックス

パソコン甲子園2026「プログラミング部門」予選終了

9月13日(日)、パソコン甲子園2026「プログラミング部門」の予選が、全国から412チーム824名が参加して行われました。1チーム2名の個人戦とチーム戦が戦われました。

本校からは、情報処理部の44名、22チームが参加しました。

 

プログラミング部門では、プログラミングの知識と技術が競われます。制限時間(3時間)内に出題された問題に対する解答プログラムを作成し、正解した問題ごとに二人の合計得点でチームの順位が決定されます。今回は12問(100点満点)が出題されました。

 

本選へ進めるのは、この成績上位10チームと成績と地域性を考慮して選抜される20チーム程度の、計30チームほどです。また、同一校からの選出は最大2チームまでとなっています。

本校は、これまで第1回大会を除く全ての大会で本選出場を果たしてきました。しかし、近年は上位チームの多くを中高一貫の有名進学校が独占する状況が続いており、成績上位枠での本選出場は2019年大会を最後に果たせていないばかりか、年々本選出場自体も危うくなっています。

 

今回の終了30分前の順位で本校の上位生徒は、

髙林 快 君(情報技術科 2年)16位(チーム「CyanAce」)

間渕颯太 君(情報技術科 2年)16位(チーム「CyanAce」)

広瀬大伍 君(機械科   3年)27位(チーム「緑茶理論」)

松浦航亮 君(情報技術科 3年)74位(チーム「緑茶理論」)

市川天河 君(情報技術科 3年)87位(チーム「奇想天外」)

でした。

 

 終了前30分で順位表示の更新は停止されていますが、2年生チーム「CyanAce」が二人とも16位につけています。

さて、本選進出はどうなるでしょうか?残り30分で高林君はさらに1問正解を出しています。もし、このままの順位を保つことができていれば、7年ぶりに成績で10位以内に滑り込むことができるかもしれません。

また、1年生の成績優秀チームに与えられる「新人賞」も、2023年大会以来逃し続けています。今回、「新人賞」は取れるでしょうか?

 

選出結果は、9月28日(月)に発表されます。

 

   

競技中の様子
個人順位がリアルタイムで表示されています

  問題の解法を考察しています   終了30分前の順位

 



情報オリンピック(JOI2026-2027)一次予選

9月12日(土)、第26回日本情報オリンピック(JOI 2026-2027)の一次予選(第1回)が開催され、情報処理部の1,2年生35名が参加しました。

 

 日本情報オリンピックは、高等学校2年生までの競技プログラマー日本一を決める大会で、与えられた課題を解決するプログラムを作成します。競技では、与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズ ムを設計し、さらに、それをプログラムとして適切に実装することが求められます。

 

 日本情報オリンピックは、国際情報オリンピック(次回 IOI 2027 ドイツ大会)の日本代表選考会を兼ねています。一次予選、二次予選、セミファイナルステージ、と進み、セミファイナルステージでの成績上位30名程度が日本代表を選抜するファイナルステージのメンバーに選ばれます。本校からは過去7回のべ8名がこのメンバーに選ばれています。

 

 昨年までの一次予選は80分では4問(400点満点)を解き、300点以上で合格でしたが、今回から6問(600点満点)、5問以上の正解で予選通過となります。問題数が増えただけでなく、少し難度の高い問題も出題されることになりました。


本校の参加者は21名が一予選を通過することができましたが、昨年より問題数が増え、難易度も上がったことから、残念ながら14名が不合格となりました。合格できなかった13名には、次回第2回の一次予選はなんとしても合格してもらいたいものです。

 

 なお、本校で最初に全問正解したのは、情報技術科2年生の高林快君です。全問正解までに要した時間は、18分39秒でした。1問あたり平均3分で解答したことになります!2番手は高林君から10分遅れで、情報技術科1年生の石川暁君、3番手は石川君より1分遅れで、情報技術科2年生の間渕颯太君が続きました。

 

 二次予選の問題は一気に難易度が高くなりますが、この調子で二次予選を通過し、セミファイナルに進む者が出てくれることを期待したいと思います。

二次予選は、2026年11月29日(日) 13:00 〜 16:00 に実施されます。

 

 

競技の様子 全解答トップ3の3名  

 

 

 
競技サイトトップページ

 トップで全解答した高林君の得点表

 


SuperCon2026 本選(全国大会)第2位獲得!

夏の電脳甲子園「 Supercomputing Contest   2026(SuperCon2026)」 の本選(全国大会)に、本校の情報処理部からチームRG255BとGreedyの2チームが出場し、2年生と1年生の混成チーム、Greedyが2位を獲得しました。

【本選チームメンバー】

チーム:Greedy 小山陽生(情報技術科2年)、高林快(情報技術科2年)、石川暁(情報技術科1年)
チーム:RG255B  広瀬大吾(機械科3年:昨年の本戦出場者)、市川天河(情報技術科3年)、松浦航亮(情報技術科3年)

SuperCon2026 は、8月17日(月)~20日(木)の4日間にわたり、理化学研究所のスーパーコンピュータ「富岳」を用いて行われました。入賞したのは以下の3チームです。 

順位 チーム名 学校名 正方形辺長  得点 
第1位 LogConst 富山県立富山中部高等学校   415.041   40
第2位 Greedy 静岡県立浜松工業高等学校  416.417   30
第3位 MCHGirls 盛岡中央高等学校  416.996   22

 

 

 

 

     
2位を獲得したチームGreedy   2位表彰状   チームRG255B

 

 今回の本選課題は、「充填問題の最適化」でした。正方形の領域内に、大きさの異なる固定サイズの円盤を、重なり合わないよう最密に敷き詰める方法を考える問題です。
これは、物理学における「ジャミング」現象として知られているもので、サイズが異なる円盤を扱うため、隙間への配置方法次第で充填率が大きく変化します。

総合順位は、3000 個の円盤の初期座標および直径が記録させれた8組の各データセットごとに、正方形領域の小さい順に5~1点の得点がつけられ、8問の合計得点によって決定されました。

結果は僅差でしたが、1,2年生の混成チームGreedyは見事2位に食い込むことができました。4位以下の成績は後日各チームごとに連絡が来ることになっています。

入賞チームの戦略は以下のようなものでした。

チームLogConst(富山県立富山中部高等学校 )

・Lubachevsky–Stillinger algorithm
・SWAP MC
・FIRE法

チームGreedy(本校)

・三角格子構造探索
・FIRE法
・MC法 [熱浴法]

チームMCHGirls(盛岡中央高等学校)

・問題ごとに探索ポートフォリオを切り替え
・粒径差小:結晶配置探索
・粒径差大:局所的な詰め込みと再配置(SWAP)

また、出題者からは次のような講評をいただきました。

・ポートフォリオの切り替えなどよく問題を分析し、極めて専門性の高い技術,最先端の技術を用いていたと思います。
・また、技術,戦略ともに素晴らしく、高校生が博士論文レベルの計算をしていて驚いたとともに、皆さんと一緒に研究がしたいと思いました。
・多くのチームが、並列処理により計算機資源 (196コア) を有効に活用し、スパコン利用の劇的に敷居が下がったこと感じました。

 



SSH生徒研究発表会(in神戸)

今年も、8/4(火)~8/6(木)に神戸国際展示場で開催された「SSH生徒研究発表会」に参加しました。SSH生徒研究発表会は日本全国のSSH指定校等の代表生徒が集結し、日頃の課題研究の成果を発表するイベントです。

本校からは、私とEi3 椛 稜真、Ei3 鈴木 崇矢の3人が代表発表をさせていただきました。

研究テーマは「キャンプ利用者を対象としたローカルLLM 観光案内システム」です。本校のGPUサーバー「SuDUME」を活用したローカルLLMを構築し、課題であるハルシネーション(AIが事実と異なる情報を生成する現象)の解消に取り組みました。具体的には、複数の生成AIモデルの比較検証やRAGシステムの導入による効果検証を実施しました。さらに、研究を実用段階まで発展させ、キャンプ利用者向けアプリケーション「はまキャンプ」への実装・公開まで行ったことが、本研究の大きな強みです。

残念ながら、いずれの賞も獲得することができませんでした。しかし、全国のレベルの高い指定校の方々とコミュニケーションを取ることができ、私たちの研究に興味・関心を持っていただいたり、貴重な意見をもらうことができました。SSHでなければできない経験をさせてもらえたことを感謝しています。

今回の研究発表で感じたのは、昨年の教訓を活かして検証を行うことはできましたが、数理モデルなどを作り、検証することが大切だと思いました。この経験を後輩に引き継ぎ、来年はさらに質の高い研究発表につなげていきたいと思います。

By 情報技術科 弓桁陽太



SuperCon2026 本選競技が終了しました

今日は、Supreconputing Contest 2026 本選4日目です。

13:00 をもって本選競技が終了しました。今日は、両チームとも「富岳」の4ノード×48コアすべてを利用する並列処理プログラムを完成させ、提出することができました。課題プログラムのレポート提出も終わり、あとは明日の結果発表を待つばかりです。

【問題と競技概要】

今回の本選課題は、「充填問題の最適化」でした。正方形の領域内に、大きさの異なる固定サイズの円盤を、重なり合わないよう最密に敷き詰める方法を考える問題です。
これは、物理学における「ジャミング」現象として知られているもので、サイズが異なる円盤を扱うため、隙間への配置方法次第で充填率が大きく変化します。このような充填問題は、粒状物質からなる材料の性質を理解したり、限られた空間を有効に利用するための最適化問題として重要だそうです。

競技では、3000 個の円盤の初期座標および直径を記録したデータセットが8組与えられます。各データセットごとに正方形領域の小さい順に、5~1点の得点がつけられ、8問の合計得点によって総合順位が決定されます。 

問題イメージ 競技終了後の様子
 
(左)チーム RG255B・最適解を提出できず沈んでいます(右)チームGreedy・持てる力を出し切りリラックスしています

 

チームRG255Bは、完成したプログラムを提出した後、さらに良い解が得られるプログラムができたようなのですが、提出時間に間に合わずうなだれていました。一方のチームGreedyは、満足いくプログラムを完成できたようで、意気揚々としていました。

両チームに、競技を終了しての感想を聞いてみました。
 
チームRG255B(広瀬・市川・松浦)

・問題は去年よりも単純でしたが、すぐに息詰まることが多く、より多角的な視点を持つことが重要視されました。また、この大会ではAIの使用が認められており、どのAIをどう使用するのかがとても大切でした。
・実力が足りずプログラミング面ではほとんど貢献できなかったけれども、自分ができる部分を頑張り少しでもチームの力になれたと思うので良かったです。
・初めての本選でしたが、複数人で1つのコードを作るのは新鮮で楽しめました。競技期間が短く大変でしたが、チームとして提出できたので良かったです。

チームGreedy(小山・高林・石川)

・大会が始まった序盤は富岳の使い方でかなり苦戦しましたが、先輩やチューターに教えてもらうことで使い方に慣れることができました。その後は問題に集中することができ、最終日には無事提出に持ってくことができて良かったです。
・初参加だったので知らないことが多く、とても焦りましたが、チームで協力してなんとか乗り越えられました。なによりもチームで楽しく競技ができたのでとてもよかったです。最終提出のときは時間がぎりぎりで本当に焦りましたが、なんとか提出までいけて本当に安心しました。
・初めてのスパコンで、富岳の使い方に苦戦しましたが、最後まで改善をすることができて良かったです。

 

結果は明日の表彰式・閉会式(Zoomでのオンライン)で発表されます。
【日時】2026年8月21日(金)14:00~16:00