トピックス

情報処理部のトピックス

「努力の跡」成果発表会/部内プログラミングコンテスト

情報処理部では、年度末に2つの部内コンテストが実施されます。
今年もアプリケーションなどの作品を作成するコンテストと、競技プログラミングの問題を解くコンテストの2つが実施されました。

情報処理部には、競技プログラミング部門とアプリケーション開発部門の2つの部門がありますが、
この年度末の取り組みには、部門関係なく部員全員が参加します。

今年も2日に分けて、それぞれのコンテストが実施されました。

「努力の跡」成果発表会 ー 2024/03/28

情報処理部では、昭和48年の創部以来、1年間の活動をまとめた「努力の跡」という部誌 (Web) を毎年作成しています。
この「努力の跡」では、1人1つずつ好きなアプリケーションなどを制作し、そのプレゼンテーションを行います。部誌には、その成果をWebページの形にしてまとめています。

今年も種類豊富な作品が発表されました。
2D/3Dゲームだけでなく、生活をより良くするアプリケーションなど、実践的なものもありました。

普段、競技プログラミングをしているだけでは触れられない、様々な技術に関する情報をお互いに共有することもできたと思います。

午前は1年生の部、午後には2年生の部の発表・投票が行われました。

投票により、各部門の順位が決定され、1位~5位には図書カードが贈呈されました。

 

1年生の部

順位 学科 氏名 タイトル
1位 情報技術科 長倉 啓哉 (イラ)^2棒
2位 情報技術科 須藤 瑛富 迫真パスワード管理部~暗号化の裏技~
3位 情報技術科 佐原 柊哉 パクパクもぐもぐ
4位 理数工学科 江尻 宗一郎 avoidance game
5位 情報技術科 橋本 恵 FPS

2年生の部

順位 学科 氏名 タイトル
1位 情報技術科 内田 侑希 情報処理部の出席管理システム「Syoribu Attend」
2位 機械科 眞木 聡大 腹部及び後頭部への痛打(仮)
3位 情報技術科 本田 弦暉 びーとせーばー
4位 情報技術科 田畑 礼凰 てきとーなボールゲーム
5位 電気科 川口 龍輝 処理部育成ゲーム
5位 理数工学科 杉山 雄哉 タイピングゲーム

部内コンテスト ー 2024/03/29

浜工独自のジャッジシステム「HOJ」を用いて、競技プログラミングのコンテストが実施されました。(コンテストページはこちらです。)
問題は計10問、顧問の先生が選んだものが出題されました。

情報処理部が目指している「日本情報オリンピック(JOI)」や「日本情報オリンピック女性部門(JOIG)」、大学進学後に参加することができる「国際大学対抗プログラミングコンテスト(ICPC)」や「ICPC OB/OG の会 (JAG)」などの過去問題が出題されました。

また、順位決定のルール(ランキング形式)は、解く早さよりも誤答数が大きく影響する、パソコン甲子園の形式で実施されました。

順位 学科 学年 氏名
1位 情報技術科 1年 寺田 藍丸
2位 情報技術科 2年 内田 侑希
3位 情報技術科 2年 篠原 魁斗
4位 理数工学科 2年 天野 結喜
5位 情報技術科 2年 谷藤 颯斗

毎年、このコンテストでは、部員全員に景品が用意されます。
景品は、紙袋に入っているので、紙袋を選んで開けるまで中身はわかりません。

今回、景品は被りがないように用意されました。

景品は、コンテストのランキングの上位から選んでいきます。
中身が分からない状態で好きな紙袋を一つ選ぶので、順位と景品の質が比例するとは限りません。
実際、今年は順位が低い人ほど、質の高い景品を獲得している傾向にあったと思います。

もうすぐ、新年度が始まり、新1年生も入部してきます。
部内で互いに切磋琢磨し、多くの大会で良い成績を収められる一年にしたいものです。

by Ei3 内田侑希

SuperCon 2023 施設見学・交流会

昨年夏に開催された、夏の電脳甲子園「 Supercomputing Contest 2023」 の本選参加者招待イベントが、3/25(月)に 理化学研究所 計算科学研究センター(R-CCS)で行われました。

この研究センターでは、日本が誇るスーパーコンピュータ「富岳」の運営とそれを用いた研究活動が行われています。

今回のイベントでは、スーパーコンピュータ「富岳」やその運営に関わる様々な設備を見学させていただきました。

普段の見学ツアーでは見せていただけないような、空調機械室や非常用発電設備なども見学させていただきました。
「富岳」の運営に関する様々な質問が多く飛び交っていました。

見学を通して、「富岳」は日本の技術力の賜物だということを改めて感じさせられました。
このような「富岳」を実際に使うことができるSuperConの凄さも再実感させられました。

見学ツアー後は、講演と交流会が行われました。

本校の参加メンバーは、新型コロナの影響等もあり、このような対面形式の交流会があるイベントへの参加が初めてでした。
他の参加者との交流を通して、普段は受けることができない刺激を受けることで、競技プログラミングなどへの取り組み方について見直し、改めて気を引き締めることができたと思います。

by Ei2 内田侑希

SANGI AWARD 2024 IT競技会 プログラム部門

3/20(水)春分の日、静岡県下の高校を対象とした、SANGIAWARD 2024  IT競技会(静岡産業技術専門学校主催)が開催されました。今回は3年ぶりの現地開催です。

プログラム部門には県内から10校98名が参加し、本校の情報処理部からは11名が参加しました。

 

プログラム部門は、情報オリンピックなどと同様、アルゴリズムとプログラミングのスキルを競う競技で、制限時間内に与えられた問題を解くプログラミングの速さと正確さを競います。

 

 
競技中の様子   競技終了後、解答の議論をしています

 

今大会も、個人戦10位以内の入賞独占と団体優勝を目標に臨みました。 結果は、個人戦は優勝を含め8名が入賞、団体戦は2位という成績で、個人戦の5位と9位、団体優勝は科学技術高校に譲ることになりました。

 

団体戦の結果発表では、「第2位 静岡県立浜松工業高等学校」のアナウンスが流れた瞬間、一瞬会場がどよめき、「えっ、浜工?なんで?」という声があちこちから聞こえてきました。個人戦の結果から、団体優勝は当然浜工だと思われていたのだと思います。

 

団体戦の得点は次のように計算されることになっていました。

【学校団体戦得点計算】

 ①各団体上位5名の合計点

 ②各団体参加者が6名以上の場合①を除き1名につき、競技会各部門への参加者全員の平均点を加算(最大15名分)

 ③①と②を加算した得点を団体の得点とします。

 

本校の参加人数は11名、科学技術高校は20名。団体戦に加算される人数が科学技術高校より4人少なかったことが、得点に大きく影響したようです。

例年、10名以上で参加する学校は少ないため、今回は参加人数を絞ってエントリーしたのが失敗でした。部員は大勢いるだけに、15名を揃えてエントリーすべきだったとちょっと後悔しています。

 残念ながら目標にはちょっと手が届きませんでしたが、個人戦の結果からは、県下トップの実力を示すことができたと思います。 

 

 
個人戦優勝の寺田藍丸君(情報技術科1年)   参加者全員で記念撮影

 

個人戦の上位入賞者は以下の通りです。

1位  寺田 藍丸 情報技術科1年
2位  橋本 恵 情報技術科1年
3位  谷藤 颯斗 情報技術科2年
4位  杉山 雄哉 理数工学科2年
6位  小林 昊一郎 情報技術科2年
7位  内田 侑希 情報技術科2年
8位  長倉 啓哉 情報技術科1年
10位  佐々木 晴都 情報技術科2年
11位  内山 冴宇 理数工学科2年
12位  天野 結喜 理数工学科2年
13位  岩井 薫平 情報技術科2年

 

日本情報オリンピック本選出場

12/10(日)に、情報オリンピックの国内二次予選が行われました。この二次予選は一次予選を通過した1366名で行われ、このうち成績上位160名が予選Aランク者として本選へ進むことになります。

 

本選は来年の夏エジプトで行われる、国際情報オリンピック(IOI2024)の日本代表選手候補(春期トレーニング合宿メンバー)の選考も兼ねています。

 

本校からは情報処理部の3名が二次予選を通過し、この本選に進むことができました。本選に進むことができたのは、内田侑希君(情報技術科2年)、小林昊一郎君(情報技術科2年)、寺田藍丸君(情報技術科1年)です。本選出場の選考枠はいくつかありますが、3名とも予選成績Aランク枠での出場です(本選の全進出者一覧はこちら)。

 

今回で本選出場は18年連続になりますが、3名以上が成績Aランクで本選に進むのは第18回大会以来の5年ぶりになります。3名とも、日本代表候補に選考されるにはまだまだ努力が必要ですが、特に1年生ながら本校の最高得点で本選出場を果たした寺田君には期待したいと思います。

 

また、デザイン科2年の小川暉梨さんと、情報処理部所属ではありませんが情報技術科2年の横山琉里さん、理数工学科2年の藤本颯月さんも日本情報オリンピックの女性部門の予選を通過し、本選に出場します。

女性部門の本選は、来年夏に開催されるヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI 2024)の日本代表選手候補選考会を兼ねています。

 なお、本選は、2023年1月28日(日)・2月4日(日) に、 女性部門の本選は 2023年1月24日(日)に、どちらもオンラインで開催されます。

情報処理・パソコン コンピュータの組み立てを行いました

浜工の情報処理部では、1年生の部員が協力してコンピュータを組み立てることが2学期末の恒例になっています。
本校でこのような体験が出来るのは、情報処理部だけです。

今回組み立てるPCは以下のような構成です。

CPU:AMD Ryzen 7 5700G(予算とコスパを考えて選定しました)
メモリ:32GB(DDR4 16GB×2枚)
マザーボード:ASRock B550 Steel Legend
ストレージ:M.2 SSD 1TB, HDD 1TB(分解した古いPCのものを流用しました)

今年は、2日間に分けて活動を行いました。

 12/12(火)

部で所有しているPCの中で、一番古くて使用していないものを分解し、新たな部品を取り付けました。
顧問の堀先生のご指導のもと、各部品の役割や取り付け方の説明を受けながら組み立てを進めました。
この活動を通して、普段使っているコンピュータがどのような部品から成り立っているのかについて理解を深めることができていたと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12/13(水)

まず、コンピュータを起動した時に最初に実行される「BIOS」と呼ばれるプログラムを用いて、メインディスクの設定を行いました。
次に、Windows OSのインストールと初期設定を行いました。

新たなコンピュータには、ユニークな名前を付ける必要があるため、毎年、部員が考案した名前をつけています。
今年は、名前が決まらなかったため、「syoribu-pc2023」になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回作成したコンピュータは、情報処理部のアプリケーション開発班にて、様々なアプリケーションの開発などに使用されることになります。

by 情報技術科2年 内田侑希