情報処理部のトピックス
パソコン甲子園2024 モバイル部門「ベストデザイン賞」受賞
11月2日(土)3日(日)と2日間に渡って行われた、パソコン甲子園2024の本選が終了しました。
本選には情報処理部からプログラミング、モバイルの両部門にそれぞれ1チームが出場し、1日目はプログラミング部門の競技、2日目はモバイル部門の競技と表彰式が行われました。
本選出場チームとメンバーは以下の通りです。
プログラミング部門:チーム『全完』寺田藍丸、橋本恵(情報技術科2年)
モバイル部門:チーム『Guy Dance』眞木聡大(機械科3年)、川口龍輝(電気科3年)、内田侑希(情報技術科3年)
今大会ではモバイル部門のチーム『Guy Dance』 が「ベストデザイン賞(2位相当)」を受賞しました。モバイル部門での入賞は2013年大会以来、11年ぶりです。
本選出場メンバー | チーム『Guy Dance』ベストデザイン賞 |
モバイル部門は、Androidスマートフォンを対象に、テーマに基づいたアプを企画・開発し、その総合的なプロデュース力を競い合う部門です。 今回のテーマは「Game for Change ゲームが変える世界 ~ゲームのルールで世界を救え~」でした。
本校のチームが製作した作品は、遊びながらごみの分別を促すことを目的としたゲーム「せぱクル」です。上から落ちてくるビンや缶、ペットボトルといったゴミをボタンとジャイロ機能を使って、適切なゴミ箱に入れるゲームになっています。遊びながらリサイクルに関するTipsやごみをスキャンして手に入れたコインでガチャが回せるなどの飽きさせない機能も盛り込まれた内容になっています。
審査員からは、「作品は完成度も高く、飽きさせずに楽しむ工夫もふんだんに盛り込まれていて、ゲームとしては「グランプリ」でもよいぐらいだが、ゲームにのめりこんでしまって本来の目的が何だったのか分からなくなってしまうので「ベストデザイン賞」とした」という講評をいただきました。
来年はこの経験を後輩たちに引き継ぎ、「グランプリ」を狙ってもらいたいものです。
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チーム『Guy Dance』のプレゼンテーション | 作品『せぱクル』のゲーム画面 |
一方のプログラミング部門では、8位入賞、少なくとも予選順位以上を目標に競技に臨みましたが、残念ながら目標を果たすことはできませんでした。入賞チーム以外の最終順位は事務局からの連絡待ちですが、おそらく31チーム中14位前後だと思われます。
問題は全部で12問出題され、グランプリのチームは11問を正解、本校は6問でした。チーム「全完」の二人の話では、競技終盤に7,8問目の解法も気がついたものの、残り時間内での実装ができなかったとのことでした。二人とも来年は入賞を目指して再チャレンジすると気持ちを新たにしていますが、それには、短時間で問題の本質を読み解く考察力を向上させる必要がありそうです。
プログラミング部門競技会場の様子) |
デモセッションでのチーム『Guy Dance』のパネル |
パソコン甲子園2024の本選が始まりました
パソコン甲子園2024の本選が始まりました。
本校は、情報処理部からプログラミング部門とモバイル部門にそれぞれチームが出場しています。
本選出場チームとメンバーは以下の通りです。
プログラミング部門:チーム『全巻』寺田藍丸、橋本恵(情報技術科2年)
モバイル部門 :チーム『Guy Dance』眞木聡大(機械科3年)、川口龍輝(電気科3年)、内田侑希(情報技術科3年)
今日は開会式の後、13:45からプログラミング部門の競技が始まっています。
本校は、競技開始から時間が経過した現在、8位につけています。1位は兵庫県・灘高校が独走中、その後を相変わらず有名進学校チームが追いかけています。8位までが入賞なので、何とかこの順位を維持し、目標の入賞に手が届くよう最後まで頑張ってくれることを期待したいものです。
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プログラミング部門 競技会場の様子 | 競技開始2時間の順位 |
明日はモバイル部門の競技が行われます。今日のモバイルチームは明日のリハーサルとデモセッションの準備をしています。
チーム『Guy Dance』デモセッションの準備中です |
ごみの分別をテーマに製作したゲームアプリ『セパくる』の出来はまずまずだと思いますが、明日の本番では果たしてどんな評価が得られるでしょうか?
パソコン甲子園 プログラミング部門本選(全国大会)出場
パソコン甲子園 プログラミング部門の本選(全国大会)出場チームが9月24日(火)に発表され(詳細は こちら )、本校 情報処理部 の チーム『全完』(寺田藍丸、橋本恵(情報技術科2年)) が本選出場を果たしました。このチームは、昨年1年生チームの中で地域ブロックごとの成績1位チームに与えられる、新人賞を受賞しています。 これで本校の本選出場は、今回で21大会連続 (最多出場記録更新中) となります。
また、既に本選出場を決めているモバイル部門のチーム『Guy Dance』とあわせ、3年連続の2部門同時本選出場になります。
本選出場のチーム『全完』 (寺田藍丸・橋本恵 情報技術科2年) |
プログラミング部門の予選は、9月16日(月・祝日)に全506チーム(2名/1チーム)で行われました。難易度の異なる全12問(200点満点)が出題され、それを解くプログラムの正解数による合計得点を競いました。
本選に進めるのは、この予選成績の上位10チーム(成績枠)と、地域性を考慮して実行委員会が選出する20チーム程度(地域枠)の計31チームになります。
例年、成績上位枠は有名進学校の独占状態ですが、本校はこの牙城を崩しての本選出場を目指しています。今回チーム「全完」は、得点表示が止まる予選終了30分前以降に2問を正解し、成績10位のチームに得点では並ぶことができました。しかし、誤解答の数でわずかに及ばず、惜しくも地域ブロックでの選出となってしまいました。
ただ、このチームは成績上位枠の出場校も含めて4チームしか解けなかった問題を正解しており、得点でも負けていないため「まだワンチャンある」と本選では10以内に入ることを目標にしています。
なお、本選は、会津大学で11月11日(土)にプログラミング部門、12日(日)にモバイル部門の競技が行われます。本選には、両部門とも入賞を目標に臨みたいと思いますので、応援よろしくお願いします。
パソコン甲子園2024「プログラミング部門」予選終了
9月16日(月・祝)、パソコン甲子園2024「プログラミング部門」の予選が、全国から506チーム(1チーム2名構成)が参加して行われました。
本校からは、情報処理部の22チームが参加しました。
プログラミング部門では、プログラミングの知識と技術が競われます。制限時間(3時間)内に出題された問題に対する解答プログラムを作成し、正解した問題ごとに二人の合計得点で順位が決定されます。今回は12問が出題されました。
本選へ進めるのは、この成績上位10チームと成績と地域性を考慮して選抜される20チーム程度の、計30チームほどです。また、同一校からの選出は最大2チームまでとなっています。
本校は、これまで第1回大会を除く全ての大会で本選出場を果たしてきましたが、近年は上位チームの多くを中高一貫の有名進学校が独占する状況が続いており、本選出場は年々危うくなっています。
終了30分前の順位で本校のトップは、2年生のチーム「全完」の15位。続いて1年生チームの「PenBombRun」が31位に入っています。残念ながら、3年生チームは実力が発揮できず、1,2年生チームに及びませんでした。 終了前30分で順位表示の更新は停止されていますが、チーム「全完」は順に表示の停止後、更に2問、チーム「PenBombRun」は更に1問の正解を出しています。
果たしてチーム「全完」は成績上位枠で本選に進むことができるでしょうか?成績上位枠で本選に進めたならば5年ぶりとなります。仮に地域選抜であっても本選へ進めたら、今大会は記念すべき20回連続の本戦出場となるのですが、最終結果はどうなるでしょう。
また、1年生の成績優秀チームに与えられる「新人賞」は取れるでしょうか?
選出結果は、9月24日(火)に発表されます。
競技中の様子 | 解答プログラムを作っています | 終了30分前の順位 |
情報オリンピク(JOI2024-2025)一次予選
9月14日(土)、第24回日本情報オリンピック(JOI 2024-2025)の一次予選(第1回)が開催され、情報処理部の1,2年生25名が参加しました。
日本情報オリンピックは、高等学校2年生までの競技プログラマー日本一を決める大会で、与えられた課題を解決するプログラムを作成します。競技では、与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズ ムを設計し、さらに、それをプログラムとして適切に実装することが求められます。
日本情報オリンピックは、国際情報オリンピック(次回 IOI 2025 ボリビア大会)の日本代表選考会を兼ねています。
一次予選、二次予選、本選、と進み、本選での成績上位30名程度が日本代表を選抜する春期トレーニング合宿のメンバーに選ばれます。本校からは過去7回のべ8名がこのメンバーに選ばれています。
今回の一次予選は4問(400点満点)を80分で解答し、3問以上の正解で合格となります。
本校の参加者は全員が合格し、一予選を通過することができました。合格者の内、23人が全問正解、残念ながら2名は3問の正解でした。正解できなかった問題はもう一度確認し、正解できるようにしたうえ二次予選に進んでもらいたいものです。
なお、本校で最初に全問正解したのは、昨年と同じ情報技術科2年生の寺田藍丸君です。全問正解までに要した時間は、何と2分39秒!相変わらず驚異的な速さでした(寺田藍丸君は現在副部長を務めており、3年生引退後の部長候補です)。
二次予選の問題は一気に難易度が高くなりますが、この調子で、二次予選にも合格者が出てくれることを期待したいと思います。
二次予選は、2024年12月8日(日) 13:00 〜 16:00 に実施されます。
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競技の様子 | 問題例と解答プログラム(情報技術科1年 松浦君) |