今日は、Supreconputing Contest 2025 本選4日目です。
14:00 をもって本選競技が終了し(マシントラブルで競技は1時間延長されました)、両チームともとりあえず課題プログラムの提出はできました。課題プログラムのレポート提出も終わり、あとは明日の結果発表を待つばかりです。
今回の本選課題は、「洋上風力発電所の設置」でした。
【問題概要】
洋上風力発電所の計画・設計にあたって、風車(風力タービン)のレイアウト最適化と設置台数の最適化を行う問題です。
洋上風力発電では、
・風車同士が近すぎるとそれらが相互に干渉し風向きの下流にある風車の発電量が低下してしまう
・洋上設置の初期投資を抑えるために、目標発電量を効率的に達成するための風車の数をできるだけ少なくする
こと考慮し、風車同士が互いに風を奪い合わない適切な間隔を保ちつつ、強風が得られる地点を狙って配置する必要があるそうです。
今回の課題は、日本近海を想定した洋上風速マップと調達可能な風車の上限数が与えられ、
・風車の上限台数を超えないようできるだけ少ない風車を用意する
・マップ上の風車の配置位置を最適化して発電量を最大化する
ことを同時に満たすモデルを構築するというものでした。
競技では、作成したプログラムで10問の課題を解き、総発電量の多い順に順位が付けられることになります。
課題プログラムのレポート作成中 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
(左)チーム tomato、(右)チームtrasure |
|
競技が終わって両チーム歓談中 |
チームtomatoはCUDAやOpenACCでのGPU処理やMPIを使ったCPU並列など、いくつかの並列処理のアプローチを試していました。また、チームtreasureは、並列化以前のプログラムの作成やCUDAのデバッグに苦戦していましたが、最後は納得いくプログラムができたようです。
また、度々スーパーコンピュータTUBAME4.0のマシントラブルに見舞われたり、急なレギュレーションの変更があったりと、これらの対応にかなり苦労を強いられたようでした。
それでも、両チームとも持てる力を出し切り最善は尽せたようでしたが、手応えはどうだったでしょうか?感想を聞いてみました。
チームtomato(寺田・橋本・広瀬)
・途中で問題に変更があったり,スパコンが使えなかったりなどの対処が大変でした。
・スーパーコンピューターでのプログラミングはこのコンテストに向けて初めて勉強し始めました。GPUを使ってのプログラミングは慣れていない部分も多いですが、勉強した成果は発揮できたと思います。
・スーパーコンピュータでのプログラミングは初めてで、とても新鮮であり多くの学びを得ることができました。それとともにチームでのプログラミングのメリット・デメリットを体感することができました。
チームtreasure(森田・池谷・間渕)
・問題の難易度も非常に高かったうえに、様々なアクシデントがあり大変でしが、最後まで諦めず努力し、無事コードを提出することができたので良かったです。
・CUDAプログラミングの練習が始まった時は使い方が全く分からず苦戦しましたが、練習をすることで使い方を覚えることができました。大会本番では難しい問題に戸惑いましたが、面白かったと思える良い体験になったと思います。
・スパコンに参加すること自体初めてで、どこからやればいいのか分からず、とても大変でした。
・予選のときはC++の使い方もわからず、正直不安でしたが、チームでコーディングを続けていくうちに、次第に理解できることが多くなり、自信に繋がりました。
・本選はとにかくシステムトラブルが多く、スパコンへの印象が変わってしまいました。それでもなんとか提出までもっていけたので良かったです。
結果は明日の表彰式・閉会式(Zoomでのオンライン)で発表されます。
【日時】2025年8月22日(金)14:00~16:00
今日は、Supreconputing Contest 2025 本選4日目です。
14:00 をもって本選競技が終了し(マシントラブルで競技は1時間延長されました)、両チームともとりあえず課題プログラムの提出はできました。課題プログラムのレポート提出も終わり、あとは明日の結果発表を待つばかりです。
今回の本選課題は、「洋上風力発電所の設置」でした。
【問題概要】
洋上風力発電所の計画・設計にあたって、風車(風力タービン)のレイアウト最適化と設置台数の最適化を行う問題です。
洋上風力発電では、
・風車同士が近すぎるとそれらが相互に干渉し風向きの下流にある風車の発電量が低下してしまう
・洋上設置の初期投資を抑えるために、目標発電量を効率的に達成するための風車の数をできるだけ少なくする
こと考慮し、風車同士が互いに風を奪い合わない適切な間隔を保ちつつ、強風が得られる地点を狙って配置する必要があるそうです。
今回の課題は、日本近海を想定した洋上風速マップと調達可能な風車の上限数が与えられ、
・風車の上限台数を超えないようできるだけ少ない風車を用意する
・マップ上の風車の配置位置を最適化して発電量を最大化する
ことを同時に満たすモデルを構築するというものでした。
競技では、作成したプログラムで10問の課題を解き、総発電量の多い順に順位が付けられることになります。
課題プログラムのレポート作成中 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
(左)チーム tomato、(右)チームtrasure |
|
競技が終わって両チーム歓談中 |
チームtomatoはCUDAやOpenACCでのGPU処理やMPIを使ったCPU並列など、いくつかの並列処理のアプローチを試していました。また、チームtreasureは、並列化以前のプログラムの作成やCUDAのデバッグに苦戦していましたが、最後は納得いくプログラムができたようです。
また、度々スーパーコンピュータTUBAME4.0のマシントラブルに見舞われたり、急なレギュレーションの変更があったりと、これらの対応にかなり苦労を強いられたようでした。
それでも、両チームとも持てる力を出し切り最善は尽せたようでしたが、手応えはどうだったでしょうか?感想を聞いてみました。
チームtomato(寺田・橋本・広瀬)
・途中で問題に変更があったり,スパコンが使えなかったりなどの対処が大変でした。
・スーパーコンピューターでのプログラミングはこのコンテストに向けて初めて勉強し始めました。GPUを使ってのプログラミングは慣れていない部分も多いですが、勉強した成果は発揮できたと思います。
・スーパーコンピュータでのプログラミングは初めてで、とても新鮮であり多くの学びを得ることができました。それとともにチームでのプログラミングのメリット・デメリットを体感することができました。
チームtreasure(森田・池谷・間渕)
・問題の難易度も非常に高かったうえに、様々なアクシデントがあり大変でしが、最後まで諦めず努力し、無事コードを提出することができたので良かったです。
・CUDAプログラミングの練習が始まった時は使い方が全く分からず苦戦しましたが、練習をすることで使い方を覚えることができました。大会本番では難しい問題に戸惑いましたが、面白かったと思える良い体験になったと思います。
・スパコンに参加すること自体初めてで、どこからやればいいのか分からず、とても大変でした。
・予選のときはC++の使い方もわからず、正直不安でしたが、チームでコーディングを続けていくうちに、次第に理解できることが多くなり、自信に繋がりました。
・本選はとにかくシステムトラブルが多く、スパコンへの印象が変わってしまいました。それでもなんとか提出までもっていけたので良かったです。
結果は明日の表彰式・閉会式(Zoomでのオンライン)で発表されます。
【日時】2025年8月22日(金)14:00~16:00