活動の記録

 男子バレーボール部

【県ベスト16】令和5年度 インターハイ静岡県大会

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インターハイの県大会が開催され、浜松工業は西部地区4位として出場しました。 

 

残念ながらエースの八木(2年・庄内中)が負傷、リベロの大槻(2年・三ケ日中)が体調不良により欠場となりましたが、フルメンバーで挑めるかどうか・フルメンバーでなくても戦えるかどうかも含めてが勝負の世界。

万全ではない状態ですが、言い訳をせずにベストを尽くして戦いました。


1回戦 vs伊豆伊藤  2-1 

30-28、25-27、25-14

 

ー 第1セット ー

八木のポジションに主将の桔川(3年・庄内中)、桔川のポジションに中道(2年・与進中)、中道のポジションに田中(2年・庄内中)を配置するオーダーで臨んだ浜工。リベロも酒見(2年・湖東中)・松尾(1年・高台中)と、一年生も起用されました。

 

浜工のファーストポイントは桔川のハイセット。ゆったりとした高いトスを渾身の力で打ち込んでいきます。その後、田中のサービスエースでブレイクして5-3とまずまずの立ち上がりを見せますが、レセプションが乱れ6-9とリードを許します。

 

竹原のサービスエースで早くも2得点目のサーブポイントが生まれるものの、それ以上に相手のサーブが効いてしまい、中盤戦は相手ペース

田辺がサービスエースを奪われたところで給水を挟むものの、ミドルブロッカーに任せたくなるようなショートサーブにサービスエースを許し10-15でタイムアウトを取らされてしまいます。
持ち前のトランジションでの粘り強さがなく、リベロの酒見・松尾の懸命の守備も流れを変えるには至らず、そして本来攻撃を牽引するはずの竹原が相手ブロックに綺麗にワンタッチを取られ、逆に攻撃の起点にされてしまう苦しい展開。


ここで流れを変えたのは、地区大会に引き続きコートに立つ3年生でした。
田辺がライト平行を綺麗なコース打ちで決定すると、続くラリーで相手の時間差攻撃をキルブロックして14-17と点差を縮めると、桔川が上がってきたトスをすべて決める活躍を見せて20-19と逆転に成功します。
ピンチサーバーで入った宮野(3年・湖東中)も1ブレイクを奪い23-21。相手も意地を見せデュースに突入しますが、桔川が悉くハイセットを決めきる獅子奮迅の活躍を見せ、30-28で第1セットをものにしました。

 

ー 第2セット ー

2セット目も同じオーダーで臨んだ浜工でしたが、立ち上がりからサーブミスなどの細かいミスが多く、流れに乗り切れないところに頼みの綱の桔川がシャットされ、8-13とリードを許す展開で試合は進みます。

しかし、ここにきてようやくチームとしてのまとまりが出始め、中道のクイック等で得点を重ねて追いすがり、勝負どころの場面でピンチサーバーに西原(3年・細江中)

絶対にブレイクが欲しい場面で司令塔の山坂(2年・高台中)は田中のクイックを選択し、田中はこの試合初となるアタックによる得点でブレイクポイントを奪い、19-21迫ったところで相手にタイムアウトを取らせます。

このセットもデュースにまでもつれ込む熱戦となりましたが、最後は浜工にミスが出て25-27と決着はファイナルセットへと持ち越されました。

 

ー 第3セット ー

1・2セットとは対照的に、10-4と浜工が序盤からリードを奪う展開となりました。
久しぶりの出場となったピンチサーバーの中安(3年・北浜中)が大量ブレイクを奪う活躍を見せ、何度も続くデュースに疲労が出たのか、相手にもミスが出始めると流れは一気に浜工へ。
澤田(3年・細江中)・増田(3年・湖西岡崎中)も途中出場を果たし、25-14と総力戦で第3セットをものにして2回戦進出を決めました。

 


2回戦 vs島田樟誠  0-2 

20-25、13-25

 

ー 第1セット ー

前県大会2回戦と同じカードとなった一戦。相手はリベンジに燃える島田樟誠
大学でも競技を続け、リーグ戦で活躍する選手を多数輩出している非常に熱気のあるチームとの大一番となりました。

樟誠の攻撃の特徴は思い切りのいいジャンプサーブと、遅いAクイック
遅いクイックと聞くと、ブロックのマークが付きやすそうに思えますが、必ずしもそうとは限りません。ゆったりとしたトスを供給する分、アタッカーの打点高を損ないにくく、ラリー中でもクイックを使うことが容易になります。


また、ラリーが続くとブロックがスプレッドしてしまう場面が多々あるため、マイナステンポのクイックで合わないトスをフェイントで押し込むよりも、十分な助走からゆったりとしたトスを打ち込むクイックの方が、ディガーからすると十分脅威です。

このことから、中道・田中の両ミドルがリード・ブロックでどれだけ我慢できるか、サイドのブロッカーがどれだけ中央をケアしながらサイド攻撃に対応できるかが鍵となりました。

 

試合は序盤からアタックをブロックで跳ね返され、サーブでも攻められ7-2と一気に突き放される厳しいスタート。
このまま一気に突き放されるかと思いきや、桔川・竹原・田辺らサイド陣がなんとか踏ん張り、12-15と点差を詰めながら中盤戦に突入します。

14-19の場面でピンチサーバーとして青島(3年・湖東中)が入りますが、惜しくもサーブミスでブレイクならず。
それでもチームとして集中力を切らすことなく、相手の遅いクイックにはリードブロックからワンタッチを取り、チームからトスを託された桔川がブロックを吹っ飛ばして得点を重ねます

しかし、相手のサイドアタッカーの軟打に対応できず後手に回ってしまい、25-20で第1セットを先取されました。

 

ー 第2セット ー

立ち上がりのS1ローテ、攻守の負担が大きい田辺がサーブで狙われ、1-5とリードを奪われると、その後もチーム全体がセットミスやタッチネットなど精彩を欠くプレーが続き、4-11と苦しい展開が続きます。


6-15の場面で、サーブとその後のディグ力に定評のある山下(3年・湖東中)が相手レセプションを崩しますが、相手のライトから渾身のアタックで惜しくもブレイクならず。地区予選でブレイクを量産した桔川のジャンプサーブも相手を崩し切るには至らず、リードを許したまま後半戦へ。

13-21で鈴木(3年・北浜中)がピンチサーバーとして送り込まれますが、ここもレシーバー全員が反応できないアタックを打ち込まれ、最後は樟誠がクイックで得点を量産。25-13で第2セットを落とし、県ベスト16で浜工のインターハイは幕を閉じました。

 

  

 

 


 

試合後は3年生が別れの言葉を述べ、在校生からは代表して大槻が先輩に感謝の言葉を送りました。

3年生との別れに涙を流す下級生もおり、下級生から本当によく慕われた3年生でした。

 

 

また、保護者の方におかれましても、応援や送迎などの多大なサポートを頂き、誠にありがとうございました。

次は選手権に向けた新たなスタートが切られます。

引き続き、心身共に成長した姿を見せられるよう、一歩一歩積み重ねていきます。

 

 



【西部4位・県大会進出】令和5年度 インターハイ西部地区予選

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雨がしとしとと降る中、インターハイ西部地区予選が行われました。

3年生にとっては最後となり得る位置づけの大会ということもあり、外の曇天模様に反して体育館の中は熱気に包まれた一日となりました。

本校は前大会の結果より、シード校としての出場です。


2回戦 vs常葉菊川  2-0 

25-11、25-7

 

ー 第1セット ー

コロナ禍で自粛となっていた応援が解禁され、ついに大勢の方に観戦して頂きながらのゲームとなりました。

 

序盤、アタックがなかなか決まらない展開ながらも、八木(2年・庄内中)田辺(3年・桜が丘中)のサーブで連続ブレイクを奪取し、8-2、13-4とリードを広げることに成功します。

 

中盤以降も田辺の機動力を生かした攻撃にトスを集めて得点を重ねリードを保つと、終盤、3年生の増田(3年・湖西岡崎中)をピンチサーバーとしてコートに送りますが、残念ながらブレイクポイントには至らず。最後は西原(3年・細江中)がピンチサーバーとして投入され、竹原(2年・曳馬中)のアタックで第1セットをものにしました。

 

ー 第2セット ー

序盤から主将の桔川(3年・庄内中)のジャンプサーブで2連続エースを奪い、このセットも主導権を握る浜工。今までビッグサーバーと呼べるような得点を直接奪えるサーブを打てるプレーヤーがいない状態でしたが、練習の成果がここにきて発揮される形となりました。

また、司令塔の山坂(2年・高台中)が1セット目とややトス配分を変え、中道(2年・与進中)らのクイックで連続で得点するなど、的を絞らせない試合運びで9-3とリードを保ちます。

 

その後、点差を広げながら試合は進み、最後はピンチサーバーに入った宮野(3年・湖東中)が相手レセプションを崩し、アタッカーのミスを誘発してゲームセット。このセットも大差での勝利となりました。

 

とはいえ、ノーブロックの場面でアタッカーがミスをしたり、同じシチュエーションでブロックを何度も吸い込んだり、昨年度に比べて甘いプレーが非常に多く、とても県上位を狙うチームの試合内容ではありませんでした。気を取り直して、次の浜松市立戦へ。

 

 


準々決勝 vs浜松市立  2-1 

15-25、26-24、25-18

 

ー 第1セット ー

昨年度の順位決定戦でも激戦となった両校の試合は、戦前の予想通り、非常に盛り上がりつつも難しい試合展開となりました。

加えて、雨天のため練習試合を切り上げた野球部が急遽応援に駆け付け、相手校の活気のある声出しと相まって会場の熱気はどんどんヒートアップ。序盤から両校に対して主審からベンチへ制止が入るほどの大応援が体育館中に響き渡る中、試合は進行していきました。

  

 

立ち上がりはサイドアウトの応酬が続く引き締まったゲーム展開で、お互いのアタッカーが得点を重ねます。しかし、8-9の場面で八木のアタックの切り替えしで浜松市立のクイックが決まりブレイクを奪われると、続く相手のジャンプサーブに竹原がエースを許し、流れは一気に相手に傾いてしまいます。エースの八木がキルブロックされ、タイムアウトを取るも、その後のショートサーブでまたしてもエースを奪われ、8-14までリードを広げられる苦しい展開。

 

その後もなかなかアタックが決めることができず、11-18のタイムアウト後も田辺のアタックが遅れてきたブロックに綺麗に跳ね返され、相手のブロックポイントに。その後も相手のブロックと粘り強いフロアディフェンスを突破できず、焦りからかサーブミスも目立ち、15-25という大差でセットを落としました。

 

ー 第2セット ー

このセットもこちらのブロックを利用してリバウンドを取り、何度も助走に開き攻撃を組み立ててくる浜市に対して、浜工も守備の綻びを見せまいと各プレーヤーがスプレッド・シフトにならないよう素早くブロックの定位置に戻り、それにフロアディフェンスも連動してポジショニング。両チーム豊富な運動量を保ったままラリーが行われます。

1セット目に大量リードを奪われたサーバーに対し、山坂はクイックを選択し、それに応えた主将の桔川のアタックで無事サイドアウト成功。

 

浜市も一気にこちらの心を折ろうと、今まで見せていなかった1人時間差、ブロード攻撃、オポジットのXプレーなど、攻撃のカードを一気に切り得点を重ねますが、浜工も負けじと八木のアタックや、今日大車輪の活躍を見せる桔川がクイックとジャンプサーブによるエースで追いすがり、このセットもなんとか僅差のまま中盤戦へ。

 

中盤以降もラリーが続く展開となりますが、得点源である八木・竹原の両サイドアタッカーへのマークが厳しく思うように得点ができない浜工に対し、ブロックアウトとフェイントでうまく的を絞らせない浜市がじりじりとリードを奪い、15-20と後がなくなったところで浜工のタイムアウト。リベロの大槻(2年・三ケ日中)も相手エースのアタックのコースにはポジショニングできるものの、パワー差で吹っ飛ばされてしまいます。


この敗色濃厚の流れ変えたのは、主将の桔川

後がない場面で強力なジャンプサーブを放ち続け、崩れてネット上に浮いたレセプションを中道が押し込む等、連続でブレイクを取り相手にタイムアウトを取らせることに成功します。タイムアウト後も桔川の勢いは全く止まらず、八木も相手レシーバーを吹き飛ばして得点を量産し21-21と最後の局面で追い上げるも、浜市もすぐさま八木をブロックで抑え込み、全く譲らず22-24と先にマッチポイントに到達され、絶体絶命のピンチ

 

ここまでサイド攻撃中心だった試合巧者の浜市がとどめとばかりにクイックを連続で選択するも、コミットブロック気味に跳んだ中道の手を意識したのか連続で失点。

それでもお構いなしにクイックを選択する浜市の強気のトスワークをまたも中道のブロックが跳ね返し、最後は田辺の時間差がコートに突き刺さり26-24と大逆転で第2セットを浜工がものにしました。

 

ー 第3セット ー

運命の第3セットは、流れを掴んだ浜工が一気に攻め立てる展開となりました。

序盤から各アタッカーが躍動し14-8と大量のリードを奪い、相手エースを田辺がキルブロック。その流れのままピンチサーバーの山下(3年・湖東中)が相手レフトのサイドライン側のコースを狙う攻めのプレー。サーブは惜しくもアウトとなりましたが、その後も八木が本来の活躍を見せて相手に連続得点を与えず、終始リードを保ったまま第3セットも勝利し、準決勝に駒を進めました。

  


準決勝 vs聖隷クリストファー  0-2 

8-25、13-25

 

3位決定戦 vs浜松修学舎 0-2 

15-25、14-25

 

大会2日目は、県内屈指の強豪校に完膚なきまでに叩きのめされる悔しい結果となりました。

 

結果:西部地区4位 県大会出場


 

やはりインターハイということで、どのチームも3年生の力が大きく影響した大会となり、本校においてもコートに立つ桔川・田辺の活躍にいつも以上にチームが鼓舞される場面が多々ありました。

加えて、理数工学科の増田は出場機会になかなか恵まれないながらも大会の日は公式記録員を自主的に務め続けてくれました。下級生にはそういった上級生の競技を愛する心を見習い、その想いを背負って戦える人間に成長して欲しいと感じます。

 

また、本校会場ということで、保護者の皆様におかれましては、悪天候の中で交通整備を行って頂き、誠にありがとうございました。

応援がついに解禁され、選手もさることながら保護者の方々の笑顔や活気も、非常に印象的な大会であったと感じます。

 

ここから県大会に向け、チームとしてどれだけ慢心を捨て去り謙虚に努力できるかが重要です。

今後とも浜工男子バレーボール部を、よろしくお願いします。

 



全国屈指の強豪校との合宿を通して

 

インターハイ予選が2週間後に迫る今日この頃。

土日の2日間、全国レベルのチームが集う合宿に参加させて頂きました。

 

対戦相手は駿台学園、昌平、洛南、日本航空、愛工大名電、岡谷工業、習志野、東海大相模など…

ここ数年のうちに全国制覇を経験している、もしくは上位進出経験のあるチームが一堂に会して行う試合は、プレー自体のレベルもさることながら、バレーボールに取り組む姿勢など、すべての面において学ぶべきことばかりでした。

 

 

練習を積み重ねて高めてきた技術、競技に向き合ってきて育まれた強い身体・メンタリティ。競技に真剣に向き合う人間が集まる体育館は、空気感そのものが異なります

 

サーブ一つとってみても、戦術的なショートサーブ、受けたことのない強度のジャンプサーブに対応しきれず、ゲームは常にリードされる苦しい展開ばかりでした。自分たちの弱いローテーションを自力で回せずに連続失点を喫し、相手のミスでやっとローテーションが回り安堵する場面が何度もありました。

 

こういった局面を跳ね返すには、他チームと比べて秀でた揺るぎない武器がなければなりません。全国屈指の強豪チームの相手に対しては、本校はまだ戦う土俵に上がることすらできていないということを痛感するばかりの2日間でした。

 

とは言え、相手の強さ・大きさに臆することなく、コートに立つメンバーが果敢にプレーができたこと、ホスト校として失礼のないよう一人一人が与えられた役割を果たそうとしたことは、今後に繋がる成長だと思います。

 

最後は出場機会に恵まれなかったメンバーでの紅白戦を行い2日間の日程を終えました。

 

大会までの時間は残り少ないですが、この2日間で得た糧を生かして少しでも良い形で練習を積み重ねていきます。

対戦して頂いた参加校の皆様、ありがとうございました。



12名の新入部員を迎えました!

 

本年度の350名の入学生の中から、新たに12名の生徒が男子バレーボールへの入部が決定しました。

(プレーヤー11名、マネージャー1名)

 

 

(学科順)

内山 凛香(システム化学科・冨塚中)

柴田 真理(システム化学科・入野中)

佐野 悠太(建築科・湖西岡崎中)

吉田 琉星(建築科・天竜中)

小林 和司(機械科・南陽中)

鈴木 佑(機械科・舞阪中)

野田 蒼人(機械科・与進中)

吉田 夢羽(機械科・高台中)

杉村 叡人(機械科・高台中)

松尾 成治(機械科・高台中)

桑子 翔(電気科・湖東中)

河原﨑 弘夢(理数工学科・高台中)

 

実習と部活動との両立など、実業高校ならではの苦しいこともあるかと思いますが、そこを乗り越えてこその浜工生

中学校で学んだことを大切にしながら切磋琢磨し、高校でも成長を続けて欲しいと思います。

 

インターハイ予選まで残り一か月弱。

心身が充実した状態で大会に臨み、成長した姿をたくさんの方に見て頂けるよう、チーム一丸となって努力を積み重ねていきます。



卒業式

 

卒業式が行われ、今年も3年生が巣立って行きました。

特にコロナの影響を受け、大会の開催もままならない非常に歯がゆい思いをした世代。

この悔しさを是非、これからの人生で昇華させていってほしいと思います。

3年間、お疲れさまでした。
卒業生の思いも背負って、これからも努力を重ねていきます。



トレセンに2名選出されました

 

来年度に行われる国体に向けて、本チームより以下の2名が1年生ながらトレセンに選出されました。

ここから更に選抜が行われ、最終的に国体に出場する12名が決定されます。

 

アウトサイドヒッター

八木 暖太(機械科1年・庄内中)

 

 

セッター

山坂 一生(機械科1年・高台中)

 

 

より一層の高みを目指し、努力していきます。



Vリーグ加盟チームのトレーナーさんに指導して頂きました

 

惜しくも県大会ベスト8で前回大会を終え、東海大会には一歩及ばなかった浜工でしたが、次なる戦いを見据え、練習に励んでいます。

特にフィジカル面に関しては、他の県上位のチームに比べると、まだまだ未熟な部分も多くありました。

 

そこで、地元浜松のVリーグ加盟チームである「ブレス浜松」にてトレーナーを務めていらっしゃる高木さんをお招きして、さっそく指導をして頂いています。

 

ブレス浜松は2012年に発足して以降着々と順位を伸ばしており、今シーズンもV.LEAGUE DIVISION1昇格をかけたプレーオフ圏内の4位につけています。

女子のチームながら、男子顔負けの運動量でラリー中何度もバックアタックの助走に入る、非常にアグレッシブな攻撃が特徴的なチームです。

 

浜工も試合の最後まで連続して瞬発力を発揮できるよう、様々なメニューに取り組みました。

本格的なトレーニングメニューに取り組むのは初めてのメンバーも多いため、基礎的な部分からじっくりと指導をして頂きました。

 

 

また、トレーニング後の補食や食事は非常に重要です。帰るまでが遠足、食べるまでがトレーニング

ご準備頂いた保護者の皆さま、ありがとうございました。

 

身体の正しい使い方を知ることや身体を鍛えることは、競技力の向上だけでなく、ケガの予防にも繋がります。

加えて、競技を終えた後の人生においても、健全な心身は大きな武器になります。

 

心身共に成長した姿で恩返しができるよう、地道に積み重ねていきます。



【東海出場届かず】令和4年度 新人戦 県大会2日目

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ここ数年、県上位進出から遠ざかっていた浜工ですが、ベスト16の壁を乗り越え、強豪校ひしめく県大会準々決勝まで辿り付きました。

挑戦者として、準決勝進出東海大会出場権をかけ、東部の伝統校・御殿場南高校との大一番に臨みました。


準々決勝 vs 御殿場南(東部地区1位) 0-2 

26-28、22-25

 

相手はツーセッター制を採用し常に前衛の3人が攻撃が可能な布陣に対し、浜工はいつも通りのオーダーを選択。

ツーセッター制はコート上に2人、司令塔の役割を果たせる選手を配置することで、前衛での攻撃の枚数を増やせるメリットがありますが、その分セッターを2人育成し、アタッカーとのコンビネーションを合わせなければならないフォーメーションでもあります。

相手の強力なサイド陣の選手が常に両サイドから攻撃をしかけてくるため、MB陣のキャプテンの桔川(2年・庄内中)・中道(1年・与進中)らのブロックがそれにどこまで対応できるか、そしてブロックのマークが外されてもディグでどこまで拾って粘れるかが勝負のカギとなりました。

 

ー第1セットー

相手のサイド攻撃に対してオポジットの田辺(2年・桜が丘中)がブロックワンタッチを取り、そのまま中道のクイックにより浜工がファーストポイント。

幸先の良いスタートを切ったかに思えましたが、そこから相手サーブが的確に浜工の攻撃を封じ込めます

 

攻撃にアクセントを加えるはずの田辺が助走しにくくなるコースや、浜工の攻守の要である八木(1年・庄内中)と竹原(1年・曳馬中)を揺さぶるショートサーブを駆使して序盤から主導権を握られ、極めつけにジャンプサーブでノータッチエース。6-10でタイムアウトを取るも、タイムアウト明けも八木がサービスエースを奪われ、完全に相手ペースで中盤戦に入ります。

 

このチームの土台であるサイド陣がなかなか機能さえてもらえず、このまま大崩れする可能性も十分にありましたが、八木が何度もアタックを打ち切り、司令塔・山坂(1年・高台中)のサービスエースや中道のキルブロックなどの個人技でなんとか得点を重ね、12-15と追いすがる展開。

すると浜工の粘り強いプレーに試合の流れが傾き始めます。

桔川が相手の後衛の選手が前衛の攻撃に入るフェイクに引っかかることなく中に切り込む攻撃をワンタッチにかけ、そのまま自身のクイックで得点する活躍を見せ、18-18と同点まで迫りタイムアウトを取らせることに成功します。

 

そこから一進一退の攻防でお互いのアタッカーが得点を重ねる中、24-22とセットポイントを握った場面でピンチサーブで山下(2年・湖東中)

人の間を正確に狙いつつスピードのある非常に良いサーブを放ち、レセプションを崩すことに成功しますが、相手レフトが自身に打ち込んできたアタックに反応しきれず、残念ながらブレイクポイントとはならず。

その後デュースにもつれ込む展開になりますが、ここにきて相手のサーブがまたしても浜工のレセプション陣を苦しめ、最後は竹原の攻撃が相手ブロックに捕まりセットを先取されました。

 


ー第2セットー

序盤、3-0と連続で得点し、このままリードを保ちたいところでしたが、相手は年間通して攻守でチームを支えてきた竹原にサーブを集中的に集め、3-3と振り出しに戻ります。

加えて相手のネット9mの幅を存分に使った攻撃に対応できない場面が目立ち始め、相手オポジットが難なく得点を重ねて7-11。 

その後も、レフトからストレートコースへの強打や、ライトサイドで1対1を作ってクロス打ち込む等、相手チームは得点のパターンが確立できているのに対して、こちらのアタッカーはなかなか得点できない苦しい場面が続き、12-17とリードをされたまま終盤戦へ。

 

しかし、ここで闘志を失わない浜工の粘りが、徐々に試合の流れを変えていきます。

このセットも大きなリードを奪われつつも、田辺らサイドのブロッカーが粘り強くブロックでワンタッチにかけ、大槻(1年・三ケ日中)・酒見(1年・湖東中)らリベロがサボらずブロックフォローに入り、セッター山坂が走り回ってボールを繋いでいく。すると、サイドの打ち合いを竹原・八木らが制し始め、18-20と2点差まで詰め寄り相手がタイムアウト。

 

タイムアウト明けもベンチ含め浜工の勢いは全く衰えず、ここまで相手の攻撃を何度もワンタッチにかけていた田辺が、30秒にも及ぶ長いラリーに終止符を打つ渾身のキルブロック次のラリーも相手オポジットを八木がお手本のようなブロックで1対1で仕留め、20-20とどちらに転んでもおかしくない点数になり、コート上の熱量も最高潮に達します。

 

しかし、浜工の追い上げもここまで。

このままの流れでセットを奪いファイナルセットに持ち込みたい浜工でしたが、相手アタッカーがこの局面でも冷静にブロックアウトで得点を重ね、最後はまたしてもサーブで崩されブロックで仕留められる展開で、準々決勝敗退(県ベスト8)となりました。

 


 夏休みが始まった時点では、試合の中でクイックを全く使うことができず、サイド攻撃もなかなか決まらず、 対戦相手の攻撃をしのぐことで精いっぱいだったチームですが、一丸となって練習とトレーニングに励み、ここまで来ることができました。

 実習やレポートなどを言い訳にせず、生徒たちが日々努力を積み重ねることができた結果だと感じます。

 

また、保護者の皆様におかれましても、多大なご支援、誠にありがとうございました

本来であればこの重要な一戦を、生徒と同じ空間で一喜一憂できるはずであったことを考えると、感染症の拡大が一刻も早く収まることを願わずにはいられません。

 

これからチームは小休止を経て、次の戦いへの準備が始まります。

今大会、コースを綺麗に抜いてもレシーブされてしまう等、パワー不足が目立ちました。

ここから鍛錬を重ね、社会生活においても活躍のできるような心身の充実を目指すには、適切な栄養・睡眠と、ご家庭での暖かい支援が不可欠となります。

 

次こそは、強豪校に何度も打ち勝つ姿が見せられるよう、精いっぱい努力していきます。

今後とも浜工男子バレー部を、よろしくお願い致します。

 

 



【県ベスト8確定!】 令和4年度 新人戦 県大会1日目

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十年に一度と言われる大寒波が幸いにも緩み、暖かな日差しの中、新人戦県大会が開催されました。
一回戦は吉原工業との工業高校対決となりました。


1回戦 vs 吉原工業 2-0 

25-14、25-15

 

ー 第1セット ー

相手は長身のエースアタッカーを少しでも長く前衛で攻撃させるためS4ローテ(浜工サーブで試合開始のため)スタート。

試合開始直後はエースアタッカーが後衛のため、ここで相手ローテを止めて一気に走りたいところでしたが、クイックが合わず1-1。相手ローテが回り、S3ローテになります。

 

試合序盤からブロックの上から打たれる場面がそこそこありましたが、ディガーがしっかりとコースに入り、相手エースに得点を取らせません。しかし、相手のつなぎが良いこともあってなかなか浜工もエンジンがかからず

 

相手エースがBクイックに入りますがトス合わず、それがそのままこちらのコートに落ちてしまう等、精彩に欠けるプレーが続いたものの、エース・八木(1年・庄内中)のアタック等で得点を重ね、14-9とリードが広がったところで相手がタイムアウト。

その後も流れに乗り切れないラリーが続いたものの、オポジット・田辺(2年・桜が丘中)のサーブが走り、最後はサービスエースで浜工がセットを先取しました。

 

ー 第2セット ー
第2セットは中道(1年・与進中)に代わり、MBの林(1年・南陽中)が先発で起用されました。
相手は予想通りS3ローテでスタートし、浜工はS4ローテでスタート。マッチアップを動かします。

 

先ほどのセットの反省を生かし、序盤から畳みかける浜工。ャプテン桔川(2年・庄内中)のクイックでサイドアウトに成功すると、竹原(1年・曳馬中)のサービスエース、八木のブロックアウト。そして今セットから出場の林のクイックが決まり、一気に盛り上がります。セッター山坂(1年・高台中)のサービスエースも出て、7-2と一気に点差を広げます。

その後も竹原の美しいインナーへのアタックや、トランジションアタックで桔川がクイックを叩きつけて得点し、12-5とリードを保ったまま中盤戦へ。

 

このまま一気に走り切りたい浜工でしたが、セッター山坂がファーストタッチを触る展開が続くと次第にミスが出始めます。

終盤、立て続けにピンチサーバーを投入。青島(2年・湖東中)は惜しくもサーブミスで終わったものの、山下(2年・湖東中)がストレートコースギリギリにサーブを打ち、サービスエース。山下は入学時はフローターサーブでしたが、コツコツとジャンプフローターを練習し、見事本番で成果を発揮。その流れのまま浜工が2回戦進出を決めました。

 


2回戦 vs 島田樟誠(中部地区2位) 2-0 

25-20、25-17

 

ー 第1セット ー

下級生が多いチームのため、相手のアップの雰囲気などに呑まれていないか不安もありましたが、序盤、桔川のキルブロックや、地区予選で活躍を見せた田辺のライト並行など、2年生の活躍もありスタートダッシュに成功。6-1でリードしてタイムアウトを取らせる最高の出だしとなります。

 

タイムアウト明けも、桔川が相手クイックをキルブロックし、山坂のツーアタックで8-2と点差を詰めさせず、ハイレベルなラリーの応酬に負けじと応戦し、リードを保ちます。

中盤戦もお互いの攻撃をブロックのワンタッチにかけ、ブロックが抜けても丁寧にディグをして切り返す県大会に相応しいラリーが続きます。ここで、竹原が近くなってしまったトスを利き手と逆の左手で強打してコート中央に押し込むファインプレーを見せ、18-12でたまらず相手が2度目のタイムアウト。

 

ここから相手の4連続ポイントで今度は逆に浜工がタイムアウト取らされるも、竹原がXプレーを叩き込み流れを完全には渡しません。

セットポイントを握ってから点差を詰められ20点に乗せられますが、最後はセッター山坂がここまで無得点の中道のクイックを選択する強心臓ぶりを見せ25-20でセットを先取しました。

 

ー2セット目ー

ベスト8に王手をかけた第2セットも、長いタフなラリーの連続となりました。

八木・竹原・桔川らが得点を重ね、リベロの大槻・酒見もコートを献身的に走り回ってチームを盛り合げ、9-7と一歩リードする展開。どんな状況になっても、お互いのコートと控え選手の指示の声や声援が飛び交う素晴らしい雰囲気の中、試合は進みます。

 

中盤、ラリー中に珍しくMBの中道がトスを上げる場面が続き、やや短めのトス上がったところを竹原があり得ない角度でインナーに打ち込み、13-10。またしても竹原のファインプレーが相手にタイムアウトを取らせます。

 

試合も終盤に差し掛かる中、相手ブロックがサイドへの意識が強くなりリリースしてきたところに、桔川がノーブロックでクイックを打ち込み、ベンチ含め大歓声。相手が流れを変えるべく取った最後のタイムアウト明けも、桔川が相手クイックをキルブロックし、キャプテンの文句なしのプレーで一気にチームに火が付きます。

 

続いて、桔川の攻撃で中央に意識が寄ったところを今度は田辺のライト並行で得点し、そのまま後衛でサービスエースピンチサーバー宮野(2年・湖東中)がコート上を盛り上げ勢いに乗りに乗った浜工が点数を次々と重ねていき、最後まで全力を尽くす相手を振り切り準々決勝へ駒を進めました。


プレーもさることながら、非常に良いメンタリティで試合に臨むチームと対戦することができ、生徒達にとって素晴らしい経験となりました。

 

明日、東海大会出場をかけ、東部の名門・御殿場南高校と対戦します。

本年度の集大成として、全力で挑みます。応援よろしくお願い致します。

 



【西部地区3位入賞】令和4年度 新人戦 西部地区予選2日目

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昨日県大会出場は確定させ、本日は上位グループの順位決定戦に臨みました。

 

準決勝 vs 浜松日体 0-2 

20-25、23-25

 

ー 第1セット ー

序盤、お互い譲らない展開の中、相手の強力なジャンピングサーブからの3枚ブロックでプレッシャーをかけられた竹原(1年・曳馬中)にミスが出て、5-7とリードを許す展開になります。一進一退の攻防が続くも、ジャンピングサーブでサービスエースを取られ、その後昨日活躍を見せた田辺(2年・桜が丘中)が1枚ブロックに捕まり、11-13でタイムアウト。

ここから盛り返したい浜工でしたが、随所に良いプレーは見られるものの、ラリー中のハイセットが安定せず14-19とリードを広げられ2回目のタイムアウト。

八木(1年・庄内中)の3枚ブロックを抜くコース打ちや中道(1年・与進中)、桔川(2年・庄内中)らMBのクイックなどで得点を重ねるものの、細かいミスも重なり、最後はまたしても強烈なジャンピングサーブでリベロ大槻(1年・三ケ日中)がエースを許し、セットを先取されました。

 

ー 第2セット ー

後がなくなった第二セット、こちらのサーブが機能し始め、相手のアタックミスを誘い8-5と一歩リード。中盤も司令塔・坂(1年・高台中)のサービスエースや、中道のキルブロックで14-9と有利にゲームを進めます。

しかし終盤、ここまで浜工の攻撃を何度も跳ね返してきた浜松日体のブロックのプレッシャーが、アタッカー陣にミスを誘発させます。最大5点差あった得点が一気に20-19まで詰め寄られた状態で終盤戦に突入。

八木がまたしても3枚ブロックを抜き、山坂のネット際ぎりぎりのレシーブをワンハンドで時間差攻撃に上げて田辺が打ち切り、桔川が相手エースをブロックで仕留めるなど互角の攻防を繰り広げるも、最後は相手のブロックに連続で捕まり試合終了。浜松日体のパワーサーブからの3枚ブロックというトップカテゴリ男子のような戦術の前にストレート負けを喫しました。

 


3位決定戦 vs 浜松市立 2-1 勝 西部地区3位

19-25、25-18、25-21

 

西部地区3位をかけ、お互い譲れない一戦は、苦しみながらの逆転勝利となりました。

 

ー 第1セット ー

序盤、八木と竹原の両レフトが得点を量産するも、それ以外のアタッカーが決まらない苦しい展開で9-13とリードを許します。

相手のレフトアタッカーをサーブで攻め立てますがあまり崩せず、逆にフェイントやブロックアウトでフロアディフェンスの穴をつかれて13-19とじわじわと点差が広がる一方。「何かが明確に悪い」というより「全体的にぼんやり良くない」という監督にとっても指示の出しにくい展開のまま終盤戦へ。

相手がセットポイントを握ったところで3連続得点など粘りを見せたが19-25で第1セットを落としました。

 

ー 第2セット ー

後がなくなった第2セット、1セット目とは打って変わり各アタッカーが躍動し、序盤で相手セッターを下げさせることに成功。このままの流れでいくと思いきや、相手のジャンプサーブとブロックポイントで8-9とひっくり返され、ゲームは振り出しに戻ります。

先ほどのセットと同様、中盤にかけて少しずつ点差を広げられる厳しい展開になりましたが、八木がコート後方から来る難しいハイセットをコート中央に叩き込み、一気にチームが勢いに乗り22-16と逆転。

相手も交代枠の5人をフルに使い状況の改善を試みますが、流れにのった浜工が押し切り25-18でセットを取り返し、運命のファイナルセットへ。

 

ー 第3セット ー

第3セットもお互い息の抜けない白熱した展開になりました。序盤から竹原が相手ブロックを3回連続で吹っ飛ばし6-3とまずまずの出だしを見せ、このまま一気にいきたいところでしたが、相手エースの渾身のクロスをリベロ酒見(1年・湖東中)がディグし切れずなかなか点差が開きません。

中盤、ここまで上げれなかった相手エースのクロスを酒見が連続で上げ、その後逃げてきたフェイントを山坂がフライングレシーブ。フロアディフェンスを修正し、ハイセットを八木が相手ブロックの上から何度も叩きつけ、じわじわとリードを広げます。

終盤、とどめとばかりに宮野(2年・湖東中)をピンチサーバーで投入しチームは盛り上がりますが、相手も鮮やかなブロード攻撃でしっかりとサイドアウト。

3点差という微妙な点差を保ったままお互い20点に乗せますが、最後は相手エースを桔川がキルブロック。総力戦を浜工が制し、西部地区3位の座を勝ち取りました。

 


再びコロナウィルス感染が広がる中で、大会が無事開催され、フルメンバーで戦うことができ、生徒の成長を感じられる2日間となりました。また、残念ながら無観客試合となってしまい、コートの中で活躍する姿を保護者の皆様にお見せできなかったことは大変心苦しく思います。有観客試合になった時に、より一層逞しくなった姿を見せられるよう、これからも努力していきますので、引き続きご支援のほど、よろしくお願い致します。

 

2週間後の県大会に向けて、チーム一丸となって再スタートです。