2023年11月の記事一覧
【建築科】新時代を拓く高校教育推進事業 プロフェッショナルへの道 全国工務店協会様の見学
今年度も、建築科では高度熟練技術者や専門分野の技術者の企業から講師を招聘し、技能・知識両面のスキルアップを目指す事業である、「プロフェッショナルへの道」を実施しています。
地元で活躍されている村木 幹直 様(有限会社 村木建築工房)と、大瀧健太 様(大瀧建築)から、手工具の取り扱い、木材加工の技術を指導して頂いています。
この取り組みを一般社団法人JBN・全国工務店協会様に見学をしていただくことになりました。
大工職育成の観点から、この事業の取り組みを見学したいと希望され、全国の大工さんが50名程度来校されました。
大工職は、住宅や社寺建築の建設や修繕の担い手です。
しかしながら、過去20年でその数は半減しています。
大工不足は今後さらに深刻化すると指摘されており、このままでは職人不足で住宅が建てられない、修繕ができない可能性もあります。
本校では、技術を直接大工さんから教わると共に、ものづくりのやりがいや楽しさを実践的に経験しています。
今年度は3年生が手刻みによる茶室の制作、2年生は鉋(かんな)の仕込みと椅子制作、1年生は鑿(のみ)研ぎと3級技能検定課題制作を主に取り組んでいます。
3年生の茶室制作(文化祭でもお披露目しました)
大工さんからは、
「企業と学校との連携をどのように確立したのか」
「生徒が楽しそうに鑿砥している姿に感動した」
「教員や大工が指示しなくても、生徒たちだけで建方を実践していることに驚いた」
と質問や感想をいただきました。
また、当日の様子を静岡新聞社様に取材をしていただきました。
以下のリンクをご覧ください。
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1355566.html
【建築科】土地家屋調査士会様による測量実習
今年度も、建築科2年生の生徒41名を対象に土地家屋調査士会様による出前授業を実施していただきました。
出前授業は、屋内授業と屋外授業で構成されています。
屋内授業では、『土地家屋調査士の1日』紹介動画の視聴、仕事内容の説明をしていただきました。
屋外授業では、トータルステーションとテープを使用した測量、3Dレーザースキャナーを使用した測量の体験を行いました。
授業の様子をテレビ局に取材していただきました。
取材は、テレビ静岡で放送されました。
また、Yahooニュースでも掲載されています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/454773132a5a253ea837b157ac18a84c3ceb1a77
今回の体験を通し、進路の参考にさせていただきます。
【建築科】九州産業大学主催コンペ2次審査会
九州産業大学が主催する第6回全国高等学校プロジェクトコンテストの2次審査に参加してきました。
コンペのテーマは、『未利用エネルギーを活かした、持続可能な都市・建築・インテリアの提案』です。
2次審査に進めるのは、全国で選ばれた7名。
本校からは、村上 惇(建築科2年)と堀野 陽太(建築科3年)が選ばれました。
2次審査では、すでに提出した図面をもとに口頭で作品説明と質疑応答をして審査されます。
会場は、福岡県の九州産業大学にて行われました。
まずは福岡に前泊し、コンペのテーマに関連する現代建築を見学調査してきました。
太宰府天満宮仮殿(設計:藤本壮介)
アクロス福岡(設計:日本設計/竹中工務店/エミリオ・アンバーツ)
どの建築も、環境とのつながりを考えさせられる建築空間で、貴重な経験となりました。
2日目に大学にてプレゼンテーションを実施しました。
コロナ禍以降、久しぶりの対面によるプレゼンテーションで、二人とも緊張していました。
他校のプレゼンテーションを見学することも自分の振り返りにつながります。
結果は・・・
堀野陽太が全国1位となる金賞、村上惇が奨励賞を受賞しました。
表彰式後に、各自が教授からアドバイスを伺い、他校の生徒とも議論する姿が見られました。
金賞 堀野 陽太(建築科3年)
奨励賞 村上 惇(建築科2年)