情報技術科
企業・大学見学
進路学習の一環として、3年生が企業・大学を見学しました。
今年度は株式会社アイシンの企業内学校であるアイシン学園と、静岡大学浜松キャンパスの情報学部を見学させて頂きました。
アイシンでは企業についての説明を聞いた後、開発品の見学をしました。
その後、学園の授業や寮を見学しました。また、在学中の本校の卒業生からもメッセージを頂きました。
静岡大学ではキャンパスやカリキュラムについて、行動情報学科の李教授と情報科学科の遠山准教授から説明を受けました。
ちなみに、遠山准教授は本校情報技術科の卒業生ということで、総合型選抜ができた経緯等についてもお話頂きました。
大学の施設だけでなく、実際の授業も見せて頂きました。
情報科学実験というWebサーバを実際に扱う講義を見て、受講している学生さんに質問等をしました。
進路について理解が深まっただけでなく、行く先々で浜松工業の先輩方が築き上げてきた信頼と実績を肌で感じることができました。
その期待を裏切ることがないよう、これからも浜工生としての自覚をもって生活していかなければならないと感じました。
株式会社アイシンならびに静岡大学の皆様、お忙しい中ご対応を頂き、ありがとうございました。
【SSH】海外研修参加メンバーが静岡大学の野口先生よりご指導頂きました
アプリケーションの開発も進んできたところで、静岡大学情報学部の野口准教授から再びご指導を頂きました。
研究について助言を頂くのは今回で3回目になります。
今回は開発したアプリケーションについて、具体的なアドバイスを頂くことができました。
実装することに意識が向き過ぎてしまい、エストニアを訪れて学んだことを反映しきれていない点をご指摘頂きました。
お忙しい中のご指導、ありがとうございました。
この後の予定としては、研究発表への参加が7月・8月・11月、開発したアプリケーションの実証実験を7月に実施していきます。
【SSH】海外研修報告会
海外研修班が全校に向けて、報告会を行いました。
発表内容は、エストニア渡航と開発したプログラム教育支援アプリケーション「Uuring」についてです。
(海外研修に関する記事は→こちら)
学校の代表として渡航し、経験できたこと・そこから自分たちが学科の特色を活かして生み出したものをそれぞれしっかりと伝えることができました。
開発したアプリケーションはこれからも改良を重ね、8月には中学生向けプログラミング教室を開いて実践を行っていく予定です。併せて、研究発表にも積極的に参加し、様々な意見を取り入れていきたいと思います。
また、本研修を支えてくださった日本・エストニア友好協会主催のエストニア文化セミナーにおいても、同様の内容をオンラインで発表させて頂きます。
どなたでも無料で参加できますので、ご興味のある方は下記URLから申し込みの上、是非ご参加ください。
(https://peatix.com/event/3886095)
基本情報技術者試験(FE) 1名合格!
IPA主催の国家資格・基本情報技術者試験にEi科から1名の合格者が出ました。
(公式ページ:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/fe.html)
叶木 優羽(情報技術科2年・情報処理部)
これで2年生の合格者は3人目となります(過去の合格者の記事はこちら)。
基本情報技術者試験は「ITエンジニアの登竜門」とも呼ばれる試験で、情報に関する分野から幅広く出題がされます。
受験者比率はおよそ学生3割・社会人7割、合格率は全体で平均して25%前後。試験は午前、午後に分かれ一日がかりで行います。
情報科は機械科をはじめとする他学科とは異なり、「資格がないと特定の職種につくことができない」ということがあまりないので、資格試験対策は各自の裁量に任せています。定期試験や部活動の合間を縫って勉強時間を確保した成果が、見事に実を結びました。
あくまでも本学科の目標は、ハードウェア・ソフトウェアの両分野の基礎的な知識と技術を身に付け、保守点検のしやすい美しく堅実なプログラムを作成できる人材を育成することです。
ただ、自分の成長のために「プラスα」ができる時間を捻出し、日々の積み重ねで目標を達成する経験を積むことは将来必ず大きな力となります。
3月に受験予定の生徒も複数人います。是非合格して後輩に道を示して欲しいと思います。
【SSH】海外研修6~7日目(帰国)
日の出が遅く、日の入りが早いサイクルにも慣れてきた最終日。
名残惜しく感じつつも、ついに出国です。最後に通訳を務めてくださったエリ・フェルドベルグさんとのお別れをして、タリン空港から出発しました。
行きと同じく、ヘルシンキ空港で乗り換えをして羽田空港まで13時間のフライトになります。
行きは教員が先導しましたが、帰りは生徒達に移動や出国審査などを通過する時間管理等を任せてみました。全員初の海外ということでしたが、一度経験してしまえば、もう慣れたものです。出発から丸1日かかる大移動でしたが、大きなトラブルもなく無事に浜松駅に到着しました。
最後は出迎えに来てくれたクラスメイトとパシャリ。
本研修は、本当に多くの方々の協力があって、実施することができました。
記事には直接ご登場されていませんが、元Clevon社員の矢野翔様、タルトゥ大学のEva Liias様におかれましては、各訪問先への日程調整にお力添え頂き、新進気鋭の企業への見学と、欧州トップクラスの大学への訪問を実現することができました。誠に、ありがとうございました。
また、出発直前に起こった現地の教員のストライキによって訪問先の変更を余儀なくされ途方に暮れていたところ、これ以上ない助け舟を出して頂いたタルトゥ大学勤務、ヤーン・ポスカ高校講師の宮野恵理様には、心からの感謝を申し上げます。お陰様で、研修の骨子が歪むことを防ぐどころか、生徒達にとって最高の1日を過ごすことができました。
最後に、日本エストニア友好協会の荒井秀子様には本研修の実施が決定してからの約1年間、日程の立案や訪問先の選定において、多大なご支援を頂きました。荒井様のご尽力なしには本研修は成立し得ないものでした。本当にありがとうございました。
保護者の皆様におかれましても、本研修の参加に際して快く背中を押して頂き、ありがとうございました。
浜工生の代表として本研修に参加できたことに感謝し、得た学びを学校に還元しながら深めていきたいと思います。