情報技術科
【SSH】海外研修1日目(出発前~到着)
先日、約1週間に渡るエストニアでの海外研修が無事終了しました。
99%の手続き(結婚や不動産の売買以外の全て)が電子化されている世界最高のIT国家でありながら、中世の街並みを残すエストニア。
日本では決して知名度が高い国ではありませんが、1週間の滞在では足りないほど非常に興味深く、美しい国でした。
まずは出発前~到着(2日目朝)までの研修の様子を紹介します。
出発前は校長先生に参加メンバー4名が抱負を述べました。
全員海外自体が初経験かつ行先が極寒の北欧の地ということで、まずは体調を崩さずに1週間乗り切ること。
そして現地の方々との交流を積極的に行い、情報についての学びを深めたいということでした。
校長先生からは浜工生の代表として是非頑張ってきて欲しいとメッセージを頂きました。
そしていよいよ当日、浜松駅から羽田空港まで新幹線で行き、まずはフィンランドのヘルシンキへ。
ロシアの上空を旋回し、北極を通過して13時間のフライトになります。
そこから飛行機の乗り換えをし、目的地であるエストニアの首都タリンへ。
入国審査などなど含めておよそ24時間もの移動時間を費やし、やっとの思いで到着しましたが、時差が約7時間なので現地では朝8時。
そのままウレミステ地区での研修に入りました。
今回の研修の主な訪問先は
- ウレミステ地区
- Clevon社(Clevon Academy)
- タルトゥ大学
- ヤーン・ポスカ高校
- 在エストニア日本大使館
です。
また、この研修を通して世界最高のIT国家に触れながら、我々の最終目標である「日本のプログラミング教育を支援するアプリケーションの開発についての研究発表を行い、意見を頂くこと」が重要な目的となります。また、現地の公用語はエストニア語ですが、ほぼすべての人が英語を話せるため、現地でのコミュニケーションは基本英語。語学についても実際に異なる言語を使う貴重なチャンスです。
次は、2日目の様子をお届けします。
【SSH】渡航に向けた英会話指導
世界最高のIT国家・エストニアへの渡航まで残り4日。
本日は、夏季休暇に引き続き、英語科の桶田先生とALTのジョージ先生に英会話指導をして頂きました。
これまで英会話以外にも、各訪問先への依頼書を英語で作成する等の活動を行ってきました。
エストニアの公用語はエストニア語ですが、9割以上の方が英語で会話ができる国(高校段階で第3外国語まで学ぶそうです)。
渡航後、通訳の方が常に同行する訳ではないので、おのずと英語を使わざるを得ない場面が出てきます。
もちろん、訪問先での研究発表も英語なので、PowerPointの資料も英語版に。その指導もして頂きました。
英語も道具と同じで実際に使わないと身につきません。
そういった場面をしっかりと学びの場とする為にも、可能な限りの準備をして行きます。
【授業紹介】L3スイッチ実習 ネットワーク技術(3年・選択)
例年よりも時間数に余裕があったので、今年は毎年恒例のトラブルシューティング実習(→過去記事)が終わった後にL3スイッチ実習を行いました。
実は、生徒達がネットワーク技術の授業内でL3スイッチを扱うのは初めてのことです。
というのも、本授業では通信の仕組みを基礎から確実に理解するために、敢えて実社会で広く使われる通信技術(L3スイッチやWi-Fi等の無線通信)ではなく古典的な通信技術(リピータハブやL2スイッチ)を用いているからです。
今回は2台のL3スイッチを用いて、2台にまたがる3つのVLAN(仮想的なLAN)を構築し、各VLAN同士の通信とインターネット接続ができるように設定を行いました。
実際の現場を想定して、ネットワーク構成図を示した上で説明書を渡しただけで実習開始。DHCP、DNS、ルーティング、ポートVLAN、タグVLAN、様々な知識が求められますが、作業手順等は一切示さずに、今までに学んだ知識と説明書に書いていることだけで通信の実現を目指します。
さすがに今日の1時間だけでは終わらなかったので、木曜日の5・6限に持ち越し。
3年生最後のネットワーク技術の授業、社会に出てからも大丈夫だと自信をもつ為にも、居残りなしで清々しく終えたいところです。
【SSH】Shizuoka Tankyu Collection にてポスター発表を行いました
1/21(日)にグランヒルズ静岡で開催されたShizuoka Tankyu Colletcion(→公式サイト)。
高校生のための高校生による高校生のイベントということで、運営に多くの学生が関わり、各高校の特色を活かした様々な出し物(食品の販売やダンス・ファッションショー等)が行われました。
その中で行われた研究発表の部門で、本校のSSH海外研修班がポスター発表を行いました。今回は部活動の関係で2名での参加となりました。
開発中のアプリケーションをタブレットで例示する等、前回の静岡大学での発表よりも具体性をもって話をすることができました。
また、教員ではなく、一般の参加者の方からの質問に答える等、普段できない経験もでき良い勉強になりました。
世界最高のIT先進国・エストニアへの渡航まで残り2週間。
質疑応答の時間で深まった知見をもとに、準備を進めていきます。
進路体験発表会
3年生が後輩に向けて自分の進路選択について話をする進路体験発表会が行われました。
どのようにして就職・進学先を決定したか、いつから・どんな形で対策を行ったか、自分の体験をもとに就職6名・進学4名の3年生が話をしました。
十人十色の経験談でしたが、自分で進路室に通って情報を集めることや、自分の興味のある分野の活動に積極的に参加すること等、考えたり悩んだりするだけではなく、実際に行動を起こすことが重要であることは共通して肌で感じていたようでした。
まだまだ先だと思っていると、あっという間に目の前に迫ってくるのが進路というもの。各々ができることを日々少しずつ積み重ねていきます。