トピックス

タグ:情報処理部

パソコン甲子園2025「プログラミング部門」予選終了

9月15日(月・祝)、パソコン甲子園2025「プログラミング部門」の予選が、全国から936名が参加して行われました。このなか2名ずつでチームを組み、個人戦とチーム戦が戦われました。

本校からは、情報処理部の40名、20チームが参加しました。

 

プログラミング部門では、プログラミングの知識と技術が競われます。制限時間(3時間)内に出題された問題に対する解答プログラムを作成し、正解した問題ごとに二人の合計得点でチームの順位が決定されます。今回は11問(100点満点)が出題されました。

 

本選へ進めるのは、この成績上位10チームと成績と地域性を考慮して選抜される20チーム程度の、計30チームほどです。また、同一校からの選出は最大2チームまでとなっています。

本校は、これまで第1回大会を除く全ての大会で本選出場を果たしてきましたが、近年は上位チームの多くを中高一貫の有名進学校が独占する状況が続いており、本選出場は年々危うくなっています。

 

終了30分前の順位で本校の上位生徒は、

寺田藍丸 君(情報技術科 3年)13位(チーム「りんごアメ」)

広瀬大伍 君(機械科   2年)48位(「チーム「green++」)

橋本 恵 君(情報技術科 3年)60位(チーム「りんごアメ」)

松浦航亮 君(情報技術科 2年)70位(チーム「green++」)

間渕颯太 君(情報技術科 1年)87位(チーム「知創隊」)

でした。

 終了前30分で順位表示の更新は停止されていますが、終了までの30分間に上記の生徒たちは更に1問の正解を出しています。特に間渕君は1年生ながら全部で7問の正解を出していますので、これからが楽しみです。

さて、本選進出はどうなるでしょうか?どうも、成績上位枠での本選出場は難しそうです。なんとか地域選抜枠で本戦出場を果たし、連続本戦出場記録を伸ばせるといいのですが…。また、1年生の成績優秀チームに与えられる「新人賞」は取れるでしょうか?

 

選出結果は、9月23日(火)に発表されます。

 

   
競技中の様子   解答プログラムを作っています   終了30分前の順位

 



情報オリンピック(JOI2025-2026)一次予選

9月13日(土)、第25回日本情報オリンピック(JOI 2025-2026)の一次予選(第1回)が開催され、体調不良で欠席した2名を除く情報処理部の1,2年生31名が参加しました。

 

 日本情報オリンピックは、高等学校2年生までの競技プログラマー日本一を決める大会で、与えられた課題を解決するプログラムを作成します。競技では、与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズ ムを設計し、さらに、それをプログラムとして適切に実装することが求められます。

 

 日本情報オリンピックは、国際情報オリンピック(次回 IOI 2026 ウズベキスタン大会)の日本代表選考会を兼ねています。一次予選、二次予選、セミファイナルステージ、と進み、セミファイナルステージでの成績上位30名程度が日本代表を選抜するファイナルステージのメンバーに選ばれます。本校からは過去7回のべ8名がこのメンバーに選ばれています。

 

 一次予選は4問(400点満点)を80分で解答し、3問以上の正解で合格となります。
本校の参加者は28名が合格し一予選を通過することができましたが、残念ながら3名が不合格となりました。合格できなかった3名には、次回第2回の一次予選はなんとしても合格してもらいたいものです。

また、合格者の内、25人が全問正解、残念ながら3名は3問の正解でした。全問正解できなかった人たちは、もう一度できなかった問題を確認し、正解できるようにしたうえで二次予選に進んでもらいたいものです。

 

 なお、本校で最初に全問正解したのは、情報技術科1年生の森結平君です。全問正解までに要した時間は、8分36秒でした。2番手はわずか13秒遅れで、情報技術科の1年生、安立壮汰君でした。森君は問題Bで2回ほど Wrong Answer を出してしまいましたが、2年生を凌ぐ速さは大したものです。1年生のこれからの活躍が実に楽しみです。

 

 二次予選の問題は一気に難易度が高くなりますが、この調子で二次予選を通過し、セミファイナルに進む者が出てくれることを期待したいと思います。

二次予選は、2025年12月7日(日) 13:00 〜 16:00 に実施されます。

 

 

 

競技の様子   問題例と解答プログラム(情報技術科2年 森田君)
 
森君の提出記録(2回のWAを出すもトップで全完)   安立君の提出記録(森君より13秒遅れ)


SuperCon2025 結果発表・閉会式

夏の電脳甲子園「 Supercomputing Contest   2025 の本選が終了しました。

8月18日(月)~21日(木)の4日間にわたり、東京科学大学のスーパーコンピュータ「TSUBAME4.0」を用いた熱い戦いが繰り広げられました。入賞したのは以下の3チームです。

第1位 sabotage 筑波大学附属駒場高等学校
第2位 Redpass 筑波大学附属駒場高等学校
第3位 LogConst 富山県立富山中部高等学校

 

 

 

課題は10問が出題され、各問について上位5位までにそれぞれ5点,4点,3点,2点,1点のスコアが与えられます。4i以下は得点が団子状態であったり、有効解が求められていないチームが多数あったりということで、発表されませんでした。

入賞チームの戦略の概要は以下のようなものでした。

チームsabotage(筑波大学附属駒場)

初期解を貪欲法で作り、焼きなまし法で改善する方法を採用していましが、GPUを用いないCPUだけの実装でした。

チームRedpass(筑波大学附属駒場)

西→東の一方向スイープに探索を限定し、探索空間を枝刈りすることで、高速化を図っていました。

3位のチームLogConst(富山県立富山中部高等学校)

視覚化した観察から得られた「低風速格子は利得が小さい割に影響範囲が広がる」という考察から、風速しきい値を探索して不利な候補を早めに捨てる戦略を取っていました。

1位のチームはGPUを使っておらず、GPUスパコンのTUBAME4.0を利用した今回のコンテストに於いては、正直釈然としないものがあります。

 本校の2チームは、大きな戦略は他チームと大差なかったようです」が、さらなる実力工場のためには、一般的な競技プログラミンのような考え方ではなく、問題の本質をしっかり捉え、柔軟な発想でプログラミングできる力をつけてもらいたいと思います。

   閉会式後は、協賛企業が提供する景品のあみだくじによる抽選会が行われました。その後、本校の2チームは、実行委員会より提供された競技結果データを検討し、チームを超えて互いにプログラムの評価やさらなるスキルアップに向けての議論を行っていました。

 

 
閉会式
 
閉会式後、競技結果について議論しています

 



SuperCon2025 本選競技が終了しました

今日は、Supreconputing Contest 2025 本選4日目です。

14:00 をもって本選競技が終了し(マシントラブルで競技は1時間延長されました)、両チームともとりあえず課題プログラムの提出はできました。課題プログラムのレポート提出も終わり、あとは明日の結果発表を待つばかりです。

今回の本選課題は、「洋上風力発電所の設置」でした。

【問題概要】

 洋上風力発電所の計画・設計にあたって、風車(風力タービン)のレイアウト最適化と設置台数の最適化を行う問題です。

 洋上風力発電では、

 ・風車同士が近すぎるとそれらが相互に干渉し風向きの下流にある風車の発電量が低下してしまう
 ・洋上設置の初期投資を抑えるために、目標発電量を効率的に達成するための風車の数をできるだけ少なくする

 こと考慮し、風車同士が互いに風を奪い合わない適切な間隔を保ちつつ、強風が得られる地点を狙って配置する必要があるそうです。

 今回の課題は、日本近海を想定した洋上風速マップと調達可能な風車の上限数が与えられ、

 ・風車の上限台数を超えないようできるだけ少ない風車を用意する
 ・マップ上の風車の配置位置を最適化して発電量を最大化する

 ことを同時に満たすモデルを構築するというものでした。

 競技では、作成したプログラムで10問の課題を解き、総発電量の多い順に順位が付けられることになります。

 

課題プログラムのレポート作成中    
   
(左)チーム tomato、(右)チームtrasure   競技が終わって両チーム歓談中

 

チームtomatoはCUDAやOpenACCでのGPU処理やMPIを使ったCPU並列など、いくつかの並列処理のアプローチを試していました。また、チームtreasureは、並列化以前のプログラムの作成やCUDAのデバッグに苦戦していましたが、最後は納得いくプログラムができたようです。

また、度々スーパーコンピュータTUBAME4.0のマシントラブルに見舞われたり、急なレギュレーションの変更があったりと、これらの対応にかなり苦労を強いられたようでした。

それでも、両チームとも持てる力を出し切り最善は尽せたようでしたが、手応えはどうだったでしょうか?感想を聞いてみました。
 
チームtomato(寺田・橋本・広瀬)

・途中で問題に変更があったり,スパコンが使えなかったりなどの対処が大変でした。
・スーパーコンピューターでのプログラミングはこのコンテストに向けて初めて勉強し始めました。GPUを使ってのプログラミングは慣れていない部分も多いですが、勉強した成果は発揮できたと思います。
・スーパーコンピュータでのプログラミングは初めてで、とても新鮮であり多くの学びを得ることができました。それとともにチームでのプログラミングのメリット・デメリットを体感することができました。

チームtreasure(森田・池谷・間渕)

・問題の難易度も非常に高かったうえに、様々なアクシデントがあり大変でしが、最後まで諦めず努力し、無事コードを提出することができたので良かったです。
・CUDAプログラミングの練習が始まった時は使い方が全く分からず苦戦しましたが、練習をすることで使い方を覚えることができました。大会本番では難しい問題に戸惑いましたが、面白かったと思える良い体験になったと思います。
・スパコンに参加すること自体初めてで、どこからやればいいのか分からず、とても大変でした。
・予選のときはC++の使い方もわからず、正直不安でしたが、チームでコーディングを続けていくうちに、次第に理解できることが多くなり、自信に繋がりました。
・本選はとにかくシステムトラブルが多く、スパコンへの印象が変わってしまいました。それでもなんとか提出までもっていけたので良かったです。

 

結果は明日の表彰式・閉会式(Zoomでのオンライン)で発表されます。
【日時】2025年8月22日(金)14:00~16:00

 



SuperCon2025本選が始まりました

夏の電脳甲子園「Supercomputing Contest 2025」の本選が始まりました。 
今日から5日間(8月18日(月)~22日(金))にわたり、全国から予選を勝ち抜いた 18校21チーム が熱い頭脳戦を繰り広げることになります。 本選は、オンラインで東京科学大学のスーパーコンピュータ「TSUBAME4.0」を使⽤して行われます。

本校からは昨年に引き続き、情報処理部の2チームが出場します。本校は15年連続の本選出場で、2チームが出場するのは今回で13回目です。今回は2チームとも初出場で、両チームとも学科・学年をまたいだ混成チームです。

出場チームのメンバーは、以下の通りです。

チーム tomato 寺田藍丸(情報技術科3年)、橋本恵(情報技術科3年)、廣瀬大伍(機械科2年)
チーム treasure 森田隆生(情報技術科2年)、池谷日向(電気科2年)、間渕颯太(情報技術科1年)

 

   
開会式が始まりました    戦略検討中のチームtomato(左)と チームtreasure(右)

 

大会初日の様子

9:00より開会式が開催されました。その後、11時過ぎまで約2時間半にわたってオリエンテーションが行われ、本選課題、スーパーコンピュータ「TSUBAME4.0」の構成と使用方法の説明、NVIDIAのエンジニアの方からはGPUプログラミンに必要となる OpenMP offloading, OpenACC, CUDA などの講義を受けました。

大会規則上、詳細は述べられませんが、今回は「洋上風力発電」をテーマとした課題が出題されました。オリエンテーション終了後、チームメンバー達は早速プログラミンの戦略を練り始めました。4個GPU(NVIDIA H100)上でどの様に並列処理を行うかが勝負の鍵となりそうです。

その後、昼食を挟んでいよいよ13:00から本選課題のプログラミングの開始です。まずは問題を読み込みプログラムの戦略を検討しているところです。

本選課題のプログラム作成は完成したプログラムの提出締め切りは大会4日目(8/21(木))の13:00です。
なお、最終日(8/22(金))は結果発表と表彰式となります。



お祝い 新1年生23名を迎え、授業が始まりました!

今年度、23名の新入部員を迎え、処理部はさらに賑やかになりました!そして、4月18日から計46名での部活動が始まりました。

 

・新1年生の活動内容

4月から8月半ばくらいまでは、2年生による授業があります。新1年生の多くはプログラミングの未経験者です。そのため、基礎から徹底的に教えていきます。

 

・授業について

今年度の授業班は以下のメンバーとなっています。

名前 意気込みや一言
Ei 森田 隆生 楽しく、そして分かりやすい授業を頑張ります!新1年生の皆さん、自分に自信を持って前へ進んでいきましょう!
M 広瀬 大伍  全ての知識を注ぎ込む。
Ei 市川 天河  今年は一年生の人数が多いので、みんなが分かるような分かりやすい説明をしたい。
Ei 松浦 航亮 分からないを生ませない。

プログラミングはとても難しく挫折する人も多い分野だと思います。そんなプログラミングを教える授業で、新1年生の皆さんと約束したことがあります。それは、" 分からないを恥ずかしがらず、周りに訊くこと。 "  です。私の失敗談でもあるので、新1年生には徹底していただきたいです。

 

・実際の授業の様子

新1年生の皆さんはやる気と元気があり、お互いに協力し合う姿も見られます。とても良い雰囲気でスタートしたので、これからが楽しみです!

 

新1年生同士で協力し合う姿 先輩へ尋ねている姿
パワーポイントを使用しての授業 授業班作の問題を解いている新1年生

 



SANGI AWARD 2025 IT競技会 プログラム部門 団体優勝

3/20(木)春分の日、静岡県下の高校を対象とした、SANGIAWARD 2025  IT競技会(静岡産業技術専門学校主催)が開催されました。今大会は、ITパスポート部門は午前、プログラム部門は午後と、個別開催になりました。本校は午後のプログラミング部門への参加です。 

プログラム部門には県内から8校91名が参加し、本校は情報処理部を中心に12名が参加しました。

 

プログラム部門は、情報オリンピックなどと同様、アルゴリズムとプログラミングのスキルを競う競技で、制限時間内に与えられた問題を解くプログラミングの速さと正確さを競います。

  

本校は毎回、個人戦10位以内の入賞独占と団体優勝を目標に臨でいます。

今大会は、問題の難易度が上がったことと、進学校が参戦したことにより、参加生徒たちは少々苦戦したようです。結果は、団体戦は選手層の厚い本校に分があり、なんとか優勝を勝ち取ることはできました。個人戦は、最終局面まで本校がトップを走っていたものの、最後の1問で静岡高校にかわせれ、過去1度も逃したことのなかった個人優勝を静岡高校に譲ることとなってしまいました。

 

 
競技会場の様子   参加者全員で記念撮影

 

団体戦・個人戦のは以下の通りです。

<団体戦>

1位  静岡県立浜松工業高等学校
2位  静岡県立静岡高等高校
3位  静岡県立科学技術高等学校

 

 <本校個人戦入賞者>

2位  寺田 藍丸 情報技術科2年
4位  長倉 啓哉 情報技術科2年
5位  橋本 恵 情報技術科2年
6位  松浦 航亮 情報技術科1年
7位  市川 天河 情報技術科1年
8位  廣瀬 大伍 機械科1年

 



第24回日本情報オリンピック二次予選

12月8日(日)、第24回日本情報オリンピック(JOI 2024/2025)の二次予選が行われました。本校からは一次予選にエントリーした1,2年生25名全員が二次予選に進んでいます。

 

 日本情報オリンピックは、国際情報オリンピック(次回IOI2025ボリビア大会)の日本代表選考会を兼ねた、高等学校2年生までの競技プログラマー日本一を決める大会です。競技では与えられた課題を解決するアルゴリズムを設計し、その性能の善し悪しと、いかに適切なプログラムとして実装できるかを競います。

 

二次予選を通過し本選での成績上位30名程度が、日本代表を選抜する春期トレーニング合宿のメンバーに選出されます。本校からは過去7回、のべ8名がこのメンバーに選ばれています。

 

 

 二次予選は、出題された5問(500点満点)の課題を制限時間180分で解答し、正解した得点を競いました。この得点の上位160名に「JOI予選A ランク」が与えられ、日本代表候補を選考する本選に進むことになります。

 

今回本校で200点以上得点したのは5名。最高点は情報技術科2年の寺田藍丸君の375点、2位は情報技術科2年の橋本恵君の275点でした。昨年の本選進出のボーダーラインは240点で、本校からは3名がAランクで本選へ進んでいます。今回の問題の難易度は昨年並ようですが、果たして何人が本選へ進めるでしょうか?

 

二次予選の問題は一予選とは比べものにならないくらい難易度が高く、本校では例年1~2名程度しかAランクを獲得できていません。本選へ進むための選考基準は予選Aランク以外にもありますが、ひとりでも多く予選Aランクで本選へ進む生徒が出てほしいものです。

 

  
二次予選競技の様子
 
 解答プログラムの一部    本校最高点 寺田藍丸君(情報技術科2年)の得点表


パソコン甲子園2024 モバイル部門「ベストデザイン賞」受賞

11月2日(土)3日(日)と2日間に渡って行われた、パソコン甲子園2024の本選が終了しました。

 

本選には情報処理部からプログラミング、モバイルの両部門にそれぞれ1チームが出場し、1日目はプログラミング部門の競技、2日目はモバイル部門の競技と表彰式が行われました。

 

本選出場チームとメンバーは以下の通りです。

 プログラミング部門:チーム『全完』寺田藍丸、橋本恵(情報技術科2年)

 モバイル部門:チーム『Guy Dance』眞木聡大(機械科3年)、川口龍輝(電気科3年)、内田侑希(情報技術科3年)

 

今大会ではモバイル部門のチーム『Guy Dance』 が「ベストデザイン賞(2位相当)」を受賞しました。モバイル部門での入賞は2013年大会以来、11年ぶりです。 

 
本選出場メンバー   チーム『Guy Dance』ベストデザイン賞

 

モバイル部門は、Androidスマートフォンを対象に、テーマに基づいたアプを企画・開発し、その総合的なプロデュース力を競い合う部門です。 今回のテーマは「Game for Change ゲームが変える世界 ~ゲームのルールで世界を救え~」でした。

 

本校のチームが製作した作品は、遊びながらごみの分別を促すことを目的としたゲーム「せぱクル」です。上から落ちてくるビンや缶、ペットボトルといったゴミをボタンとジャイロ機能を使って、適切なゴミ箱に入れるゲームになっています。遊びながらリサイクルに関するTipsやごみをスキャンして手に入れたコインでガチャが回せるなどの飽きさせない機能も盛り込まれた内容になっています。

 

審査員からは、「作品は完成度も高く、飽きさせずに楽しむ工夫もふんだんに盛り込まれていて、ゲームとしては「グランプリ」でもよいぐらいだが、ゲームにのめりこんでしまって本来の目的が何だったのか分からなくなってしまうので「ベストデザイン賞」とした」という講評をいただきました。

来年はこの経験を後輩たちに引き継ぎ、「グランプリ」を狙ってもらいたいものです。  

     
チーム『Guy Dance』のプレゼンテーション   作品『せぱクル』のゲーム画面

 

一方のプログラミング部門では、8位入賞、少なくとも予選順位以上を目標に競技に臨みましたが、残念ながら目標を果たすことはできませんでした。入賞チーム以外の最終順位は事務局からの連絡待ちですが、おそらく31チーム中14位前後だと思われます。

 

問題は全部で12問出題され、グランプリのチームは11問を正解、本校は6問でした。チーム「全完」の二人の話では、競技終盤に7,8問目の解法も気がついたものの、残り時間内での実装ができなかったとのことでした。二人とも来年は入賞を目指して再チャレンジすると気持ちを新たにしていますが、それには、短時間で問題の本質を読み解く考察力を向上させる必要がありそうです。

 

  

プログラミング部門競技会場の様子)

  デモセッションでのチーム『Guy Dance』のパネル

 

 



パソコン甲子園 プログラミング部門本選(全国大会)出場

    パソコン甲子園 プログラミング部門の本選(全国大会)出場チームが9月24日(火)に発表され(詳細は こちら )、本校 情報処理部 チーム『全完』(寺田藍丸、橋本恵(情報技術科2年)) 本選出場を果たしました。このチームは、昨年1年生チームの中で地域ブロックごとの成績1位チームに与えられる、新人賞を受賞しています。 これで本校の本選出場は、今回で21大会連続 (最多出場記録更新中) となります。

 
 また、既に本選出場を決めているモバイル部門のチーム『Guy Dance』とあわせ、3年連続の2部門同時本選出場になります。

 

本選出場のチーム『全完』

(寺田藍丸・橋本恵 情報技術科2年)

 

   プログラミング部門の予選は、9月16日(月・祝日)に全506チーム(2名/1チーム)で行われました。難易度の異なる全12問(200点満点)が出題され、それを解くプログラムの正解数による合計得点を競いました。

 

 本選に進めるのは、この予選成績の上位10チーム(成績枠)と、地域性を考慮して実行委員会が選出する20チーム程度(地域枠)の計31チームになります。

 例年、成績上位枠は有名進学校の独占状態ですが、本校はこの牙城を崩しての本選出場を目指しています。今回チーム「全完」は、得点表示が止まる予選終了30分前以降に2問を正解し、成績10位のチームに得点では並ぶことができました。しかし、誤解答の数でわずかに及ばず、惜しくも地域ブロックでの選出となってしまいました。

 ただ、このチームは成績上位枠の出場校も含めて4チームしか解けなかった問題を正解しており、得点でも負けていないため「まだワンチャンある」と本選では10以内に入ることを目標にしています。

 

 なお、本選は、会津大学で11月11日(土)にプログラミング部門、12日(日)にモバイル部門の競技が行われます。本選には、両部門とも入賞を目標に臨みたいと思いますので、応援よろしくお願いします。